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《ネタバレ》 「俺を逃がしてくれたら1億ドル」って言われて、素直に犯人強奪に走る小悪党どもにはズッコケてしまった。ただ、この展開は「この映画はリアル志向で見ちゃだめよ」というサインになっているのだと好意的に解釈し、「ありえなくたっていいじゃない。絵的に面白ければ」モードに切り替えてみた。そのスタンスで見れば、まあ時間潰し程度にはなる。テンポも悪くは無いし。ただ、冷静になって振り返るとやっぱ無理がありすぎ。ヘリはあんな遠方から撃墜されるわ(お前はデューク東郷か)、犯人強奪に来た奴等はバズーカまで持ってるわ、飛行機はあんな狭い橋に着陸するわ…。また、下手に人間ドラマを絡めてあるのもいただけない。何の説明も無く隊員の一人が寝返るような展開をするくせに、家族愛だの上司との確執だの入れられても全く説得力が無い。挙句の果てにあの最終対決はなんだろう。今までに観た映画の中で、もっとも分かりにくく、もっとも盛り上がらない最終対決だった。それから、あれだけ人死んで、チームの中にも裏切り者がいたというのに、あの明るいあのラストシーンはなんだろう。その辺、実にハリウッドらしいと思った。
【カシス】さん 5点(2004-07-03 17:39:41)(良:1票)
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