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まわりくどい台詞やナレーションに頼らずにリズミカルでテンポの良い映像でストーリーを語り、通行人や小道具に至るまで画面の隅々まで細やかに気配りするスピルバーグらしい素晴らしい演出は、近年流行のP・グリーングラスなど若手監督が好むドキュメンタリータッチの演出(これはこれで好きなのだが)とは正反対、安心して物語に没入させられる。思えば自分が映画を好きになったきっかけは子供の頃に観たスピルバーグの「ジョーズ」や「未知との遭遇」、「激突!」からだった。自分にとってはスピルバーグは映画の原点、本作にはそういう懐かしさというか安心感に満ちている。
【ロイ・ニアリー】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2003-12-12 11:55:48)
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