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《ネタバレ》 特撮ファン・ゴジラファンとしては、かなり面白く観ることができた。整備隊が総出でマニュアル引っ張り出して機龍を修理しようとする場面(ちょっとアポロ13入ってますが・・・)にはグッとくるものがあったし、ラストも心に残るものがありました。
が、しかし、怪獣や特撮への思い入れがない人が観たとしたらどうかな?という疑問が残ってしまう。 ゴジラやモスラと聞いた時点で半歩後ろに引いてしまう大方の大人の映画ファンを振り向かせるまでの力は、残念ながら感じられなかった。と、いうか、手塚監督は敢えてそうした骨折りは放棄して、いわゆる「大きなお友達」の大多数が楽しめるものを作ることに専念したんじゃないだろうか。 個人的は、空回り気味だったものの、「怪獣映画」ファン以外の観客を強引に引きずり込もうとした金子ゴジラの気合を買っているので、7点にさせてもらいました。 <追記> 先日テレビ放映を観て改めて感じたこと。前作の「×メカゴジラ」も含め、この機龍シリーズにはいい意味での「破綻」がない。特撮の見せ場も心得ており、ストーリーもよくまとまっているのに印象が薄く感じられるのは 恐らくこのためなのでしょう。どんなにリアルな設定を考えようとも、体長100メートル近い生物が直立して歩き回るなど、土台無茶な世界を舞台にしているのだから、どこかに「んな訳あるかい!」と突っ込める場所を残しておくことも、怪獣映画としては大切なことかなと思ってしまいました。 突っ込まれる要素を極力廃した結果、映画としてのスケールが小さくなってしまったような気がするので、あえて1点減。でも冒頭のモスラ迎撃のシーンは何度観ても格好いいですね。 【東京サンダ】さん 6点(2003-12-25 09:20:01)
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