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《ネタバレ》 真夜中にかなり眠気にやられそうだったのだが見始めたらいっきに見てしまった。
すっきり判り易く良かった。ボイドとホフマンの演技はすごく良く、ホフマンはちょっと臭い演技があんまり好きじゃないとこもあるんだけど、ボイドは地でこういう人なんじゃないの?と思わせるくらい自然だった。アンジェリーナがかなり父親似である事も判ったし(笑)。ラストは結果惨めに見えるかも知れないけど、ニルソンの歌のように何故か明るく感じる。それはラッツォがどーしようも無い人生の最後でジョーに出会い夢であったフロリダへ連れてってもらう事が幸福であると感じたのでは?と思うから。底抜けに素直なジョーを騙したラッツォが文無しになったジョーを助けたのは、過去の自分(転落の人生)を見る思いや綺麗に着飾ったジョーが次第に身なりも心も汚れてゆく事が嫌だったのだと僕は思いました。これはこの作品の随所に出てくる性的な部分が無い同性愛だと感じる。パーティーで誘われて女の住まいで役に立たなかったのは、会場を出る時にラッツォが病気のせいで階段を転げ落ちたのを気持ち的に引きずっていたせいで、女にゲイ?けしかけに反応したのも過去のトラウマとラッツォに対する気持ち的な部分の自己否定と読みます。ラストのバスのシーンでラッツォがもらしてしまったのを気にさせまいとちょっと早めのトイレ休憩しやがってとジョークを言うジョーに感動してしまった。ただ、ラッツォをフロリダに行かせる為に、ホモ親父を痛めつける(殺す?)シーンは余計だと感じた。ここまでのジョーの性格からはしないだろう?と思わせるからだ。その分-1点です。 【森のpoohさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-05 08:02:17)
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