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この新しいサーガの「スター・ウォーズ」は、前3作とは全くの別物だと思います。プロットは同じですが(それは映画の作法みたいなもの)根底に流れるものが余りにも違い過ぎて戸惑いを覚えます。話としては、ルークの前の時代を描いています。つまり、ダ-ス・ヴェイダ-の子供時代を。その展開自体には(敢えてその後のルークやハン・ソロを描かずに、過去に遡ること)納得もしましょう。でも、脚本は果してこれで良いのでしょうか。あまりにもジェダイとアナキンの出会いが不自然です。ポッドレースにてアナキンのフォースを知らしめるのも、先ずビジュアルありきのような気がします。そのビジュアルはさすがに、何年もの間の技術の進化、テクノロジーの発展によって素晴らしい出来栄えです。目にも贅沢な映像美です。しかし、お話が弱く、ダ-ス・モール(悪役の設定も絵的なものから入った)の扱いも強いのに簡単にやられちゃう、という上映時間のお約束?と首をかしげたくなります。ヨーダの言うフォースの凄さ、図り知れなさが、闘うという分野にしか活かされていないのが残念です。オビ・ワンもそれで、相手を倒したんだし(お師匠さんを殺されてその怒りとともに)。ラスト近くのドッグファイトもアナキンの無謀な行動で簡単に相手の母船をやっつけちゃうし、う~ん、こないにうまく行くのなら、悪の総大将も簡単にいてこましたろか、になるわなあ。ラストは一応のハッピーエンドで終わりますが、何とも寂しい感じです。先行オールナイトでお祭り気分に浸って観たのですが、祭りの後の寂しさですか。今、DVDで見ると
もっと冷静に観れて、こんな評価になります。 【映画小僧】さん 6点(2004-03-09 13:38:07)
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