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これは間違いなく自分の中では「シンドラーのリスト」を遥かに越えています。同年公開された「シン・レッド・ライン」がテレンス・マリック監督の独特な世界だったために、イマイチ乗れずこの映画を観た。冒頭の30分にわたる戦闘シーンが圧巻であるのは周知の事実で、中盤の淡々としたシュールな戦場のむごさ、残酷さを描いた後、ラスト20分の戦闘シーンに再び激化させていくスピルバーグの手腕はお見事としか言いようがない。(↓)の方で米軍のプロパカンダ映画という指摘がありましたが、私は全く逆。アメリカ軍人という人物像を主人公に据えながらも、戦争の残酷さを象徴させた上で、あまり主観的なメッセージにせずに客観的な冷徹な視点で描かれていると思う。何故アカデミー作品賞が獲れなかったのか? やっぱりハリウッドはコスチューム・プレイが好きなのか?(関係ないネタでした、すみません)
【チャーリー】さん 9点(2001-09-15 00:10:30)
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