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《ネタバレ》 第1作をちゃんと観たのは初めて。…といっても、金曜ロードショーのカット版ですが。
もうちょっと見所があるかと思ってましたが、正直「バックトゥザフューチャー」あたりと大差ないほど漫画じみた映画。キューブリックやタルコフスキーのSF作品とは雲泥の差がある。もしこれをルーカスでなくコッポラが撮っていたら、もうすこし大人の鑑賞に耐える映画になったのでは?…と考えてしまう。唯一、オビワンケノービと出会った星の砂漠の映像にはマカロニウエスタンっぽい魅力がありましたが、それ以外の部分にスペクタクルとしての感動は皆無。例によってジョン・ウィリアムズの音楽も過剰です。ノーカット版なら多少は印象が変わるのかしら?? ルークとハンソロとレイア姫が生き延びるのは知ってるので、次々に襲いかかる危機にもまったくハラハラしません。そもそも、設計図を託されたロボットの脱出を見逃したり、ファルコン号の二重底みたいなアナログ戦術を見逃したりと、帝国軍は全般的にアホっぽいのですが、デススターの構造的欠陥はさすがに脆弱すぎるでしょ。最後は爆発シーンで終わりますが、同盟軍による破壊が先だったのか、帝国軍の惑星攻撃のほうが先だったのか、映像的に分かりにくい…(^^; 戦闘経験のないルークがいきなりニュータイプみたいなパイロットになるのも唐突すぎるし、ルークだけが生き残るトップガンみたいな空中戦も予定調和的なうえに長すぎます。最後の最後にハンソロが助けに来て、ローマの休日みたいな叙勲式で大団円を迎えるベタベタな展開も子供じみている。ロボットが活躍する時代なのに、砂漠の星の住人が「農業で生計を立ててる」のも意味不明だし、宇宙空間で「水平が保てない」と言ってたのも意味不明でした。 【まいか】さん [地上波(字幕)] 7点(2025-04-26 12:58:20)★《新規》★
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