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これほど時間が経つのが遅く感じ、見ながら時計を気にした映画も他にない。もっとも長尺ではあるんだけども、4時間くらい見ているような気分。眠さよりもイライラの方で「早く終わってくれないかな」と願っていた。私の場合音楽はメロディライン重視で、映画で言えばそれは「ストーリー」だと勝手に思っていますけど、これにはストーリーもなく、この戦争が正義なのか悪なのかメッセージもはっきりしない、私にとってはこれは類まれなる苦痛でした。ただ、ソマリア少年がアメリカ兵を撃とうとして同じソマリア人の大人(父親?)を撃ってしまったシーンを見て、事態をこじれさせているのはアメリカだよねってことはすごく感じた。そういう自覚がないから「仲間のために戦う」なんて言えるんだろう。アメリカが介入する意味もなくてただ仲間のためになんて言われても、死んだソマリアの人たちはいい迷惑だろう。仲間と団結するならだだっ広い野っぱらで、フットボールでもやっててくれ。表立って戦争の善悪は言わないけれど、その端々にアメリカの「自覚のなさ」は感じた。
【合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)】さん 4点(2004-12-11 17:43:50)(良:1票)
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