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《ネタバレ》 ローランド・エメリッヒが監督だけに、エンターテイメント的な要素が多く含まれているかと思っていたが、予想以上に奥の深い作品だった。まず、家族愛や友情を描くドラマ部分はディザスタームービーによくある話だったが、ラストの副大統領の演説では人類間での差別について取り上げるなど、ワールドワイドな展開になった。もちろん、今回の映画のメインでもあるディザスターについても世界を舞台にしている。環境問題や人種問題を世界中の人々が一丸となって取り組んでいく必要があるだけに、多くの人に観て欲しいと思う。私は息子を助けるためにニューヨークまではるばる足を運んだデニス・クエイドの父親の愛にも感動したし、息子を助け出した後のヘリの中でのあの笑顔は未だに忘れることができない。エメリッヒ監督の代表作である『インデペンデンス・デイ』ではアメリカ万歳を唱えた娯楽映画であったのに対し、今回は世界を舞台にした世界の人のための映画であったように思う。この作品を観て、一人一人が環境問題などについて考えて欲しい。
【新世紀救世主】さん 8点(2004-07-03 12:41:20)
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