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《ネタバレ》 もう原作もTV版も見なくなって久しい。だから赤井秀一の家族などと言われて腰が抜けそうになった。本作ではそういう人の為にか、とりあえず説明はあるのだが。小さくなったお母さんが何を狙っている人なのか、なぜ妹には「知らぬ人」なのか、よく分からん。
何より「名探偵コナン」という物語が、赤井秀一(ホントはそのファン?)のせいで世界の違うモノになってしまった感じがする。確か60巻くらいまで読んでいたはずの原作では、本格推理にラブコメ的な要素をもったミステリ作品だったはずで、さすが「コナン」の名を冠していると思っていた。稀代の名探偵が荒唐無稽な物語に駆り出される感がなんとも「江戸川」的でそれはそれで納得するしかないのか。 本作で気になったのは、ことの発端の事件の本当の動機がよく分からないこと。WSG(オリンピックって言葉が使えなかったんだな)商業化へのアンチテーゼということだが、人質解放と撃ち殺しの差は何だったのか?今回の事件を大きくするための方便みたいに見える。 さてもう一つ、劇中でこの赤井秀一がとんでもない射撃をするのだが、いくら空気抵抗がなくたって、重力の影響はないのかとか、軌道が曲がってないのかとか、列車の中で急速に弾丸が影響されるんじゃ?とかイロイロと納得しにくい。 さて、その後の止まらない列車のスペクタクルだが、もう何でも許すしかないがコナン君、先頭でボール膨らまさないほうが安全だったのでは?アレのおかげで列車グッチャグチャに脱線したでしょ。 【Tolbie】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-08-23 13:38:51)
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