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《ネタバレ》 なんともイヤな事件ですなぁ。。。 クソ女だと分かっていても、どうしても引きずられてしまう情欲。嫉妬心や猜疑心、未練、妄想。。。色んなモノが心の中でうねってる。 自分を重ねて「男の矮小さ」を嘆きたくなる(まあ、女も同じだってことだけどね)。 それがストーリーの発端ってのがイヤラシさ満開なわけです(もちろん良い意味で)。 真犯人の目星はついていた。はずなんだけど、ラストまですっかり誘導されて忘れてる。ラストで「ああ、そうそう、そうだよ、やっぱりコイツだよな」って。 そういう意味でこれは上手い脚本だと思う。 法廷でのやり取りもなかなか見応えがある(よく考えると結構ツッコミたい部分もあるけど)し、人間の醜悪な姿を描いてあるのも面白い。 リップ刑事の計らいもナイスだしね。 ただ、最後にあそこまで「解説」しちゃっちゃ安っぽいですよね。 確かに、「真犯人のした細工」が「ラスティを陥れる為のものではなく、平穏な生活を取り戻す為のものだった」(外的要因によって想定外の方向に進んでしまったんだ)ということを説明することで、だからラスティ自身が「完全無罪(真犯人が捕まる等)」ではなく「推定無罪(疑わしいと思われつつも無罪)」というポジションを受け入れて迷宮入りになる(する)んだ。と観客は理解できるわけですが(だからこその「推定無罪」というタイトル)。 でも、そこにこだわらず、エンターテインメントに徹して、「凶器を見つけて、そのままエンド」っていう「後味の悪さ」や「突き放した感」の方が面白いような気がしますね。 うー。。。なんか難しい文章で自分で書いてて伝わってるのか不安。 なので要約してしまう(笑)と。。。「クソ女に振り回された、たくさんの人々」って映画です。。。(これは要約しすぎだな(笑) あと、結構あれこれとややこしいので、吹替で観た方が分かりやすいかもしれません。 7点献上しときます。 ***なんか、とてつもなく不明瞭なレビューだ。。。(^^;***
【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-09 02:11:12)
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