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《ネタバレ》 キリスト教でも様々な宗派が存在するアメリカでよくこんな達観した映画ができたのかと感心する。無宗教、多神教の日本人でもなぜか納得できる内容は見事だ。ジョン・デンバーの素朴さも適役だが、ジョージ・バーンズの神様も素敵だ。軽妙かつ明るくそしてやさしい映画は数少ない。テリー・ガーもポール・ソルヴィノも巧い。悪役だろうがこの映画を理解して出演していることがうれしい。憎々しい宗教家を演じるからこそ、公判の結末で、より一層の爽快感が増すことを理解しているのだ。そして最後の神様のねぎらいと励ましの言葉に心を打つ。この映画自体がモーゼのメッセージに匹敵するのではと思える逸品だ。
【やしき】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-10-18 04:34:50)
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