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《ネタバレ》 親戚に聞いたら、評判が良くなかった。しかし、このサイトではそこそこの評価。以前、「未来世紀ブラジル」を見て感動した時、兄弟に言って、見に行った感想が「最悪」だった。モンティーパイソンを知らないんじゃ仕方ないか、と思った。この映画にも同じようなニオイがする。私にはとても楽しめた。酒場での緊張感なんか最高だ。ところで、なぜ今ナチの映画なのかと考えてみた。それは、第2次世界大戦の時に、憎しみからは何も生まないことをあれほど学んだはずなのに、今の世の中を見ていると、憎しみが充満している。テロもそうだし、金持ちと貧乏人の格差もそうだ。タイガーウッズに対する報道にもなにか憎しみ(すごい金持ちがあんな事しちゃダメだよ)を感じる。自分さえ良ければいいという風潮は、憎しみを増幅させる。この映画にはそんな警告を感じた。だから、復讐心に燃える彼女も死んだ。最初の場面、ユダヤ人をかくまっていた男が自分たちを守る都合で、吐露した場面も自分さえ良ければよいという感じを受ける。中途半端な愛はぜんぜん役に立たないと言われているようで感心した。また、ランダ大佐は自分さえ良ければいいというキワミである。命をはったバスターズはさすがだなあ。
【matan】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-11 09:13:49)
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