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《ネタバレ》 最初はこの映画を見ようとは思ってもいなかった。しかし、ダイアン・クルーガーが出ていることがわかり、見ることにした。私は彼女のファンなので仕方がない。内容は、この作品に奥行きが全然ないところがダメだ。まるで、「ナイトミュージアム」のように思いつきで作った作品のように思える。ここからは、完全にネタばらしになるので、映画に行く人は見ないでほしい。まずは、主人公は暗殺者だ。しかも、偽装の妻との仲だけ思い出し、今まで自分は何者だったのか全然思い出せない。(しかしそんな都合のよい記憶喪失ってありか?)そして、その妻に直接話に行くと、自分になりすましている男といざこざが起こる。しかし、待ってほしい。同じ組織の人間なのだから、君のかわりに別の人を立てたと言えばすむ話だ。それが、いつのまにかその主人公まで暗殺されそうになる。また、主人公にかかわっていく看護婦さんや看護婦さんから紹介された元秘密警察の人まで殺されそうになる。もちろん、ダイアンもそうだ。これらが、思いつきでやっているとしか思えない。殺す理由がダメなのだ。また、自分が何者かわかった後に、なぜ王子や学者を助けるのか。それも理由がない。もしくはとても弱い。この映画は時系列や描写の仕方が巧妙で本筋がぼやけるが、よく考えてみると駄作だということがよくわかる。内容が全然だめなのだ。しかし、ダイアンの演技はよかった。出来れば彼女の魅力をもっと出せる映画になっていればプラス2点しても良いと思った。
【matan】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-15 20:26:47)
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