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過去にテレビのオンエアで観て以来、かなり久しぶりに観ました。きっかけは、最近「アンネの日記」を読んでる時に、ちょうど公開中だった「ワルキューレ」を劇場で観て、その流れでこの作品を思い出したからです。そのせいか、最初に観た時よりも重みを感じました。スピルバーグと言えば、娯楽作品のヒットメーカーの印象が強かったのですが、こういう作品も上手いんですね。驚きました。まず白黒にしたのが大正解です。これが普通にカラーだったら、この作品の印象はもっと薄くなってたと思います。シンドラー氏も完全な善人ではないだけに、親近感を持って観ることができました。収容所のシーンでは、モザイクなしの全裸のユダヤ人が大勢映されているのが衝撃でした。この場面を使わなくても作品は作れるのに、あえて使った意味は大きいです。おかげで人権のかけらもない収容所の様子がリアルに伝わってきました。戦争映画は、事実関係や脚色において、賛否両論いろいろ別れますが、私はこの作品を映画として純粋に素晴らしいと思います。また、余談になりますが、本作品でのリーアム・ニーソンは不思議なほど素敵に見えますね。
【びくーにゃ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-04-29 23:29:29)
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