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X-MENシリーズのファンだけにそれだけで楽しめたけど、ストーリー的には単純でコクというのもがなかった。内容より、アメリカ人が考える日本的な美というものに大いに関心がいった。普通の日本人には違和感がある日本の描き方だったけど、彼らにはこう見えているんだと。時代考証ならぬ地域考証も必要じゃないかとは思ったくらいの違和感だったけど、彼らなりに欧米人の観客層のレベルに合わせて演出したんだろう。矢志田家の家屋の素晴らしさは日本の美と欧米の美の融合。日本家屋、障子、庭園、サムライ、刀、忍者、日本の価値観にはまだまだ可能性がある。あとは日本では無名だった福島リラの大抜擢がとても目に付く。彼女は十分期待に応えたといっていい。アメリカはチャンスの国だ。この作品はジャポニズムこそということもあるけど、彼女もまたジャポニズム。なにゆえX-MENにサムライがテーマになったのか不思議だけど、この作品の欧米での評価が気になる。
【タッチッチ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-07-01 17:46:31)
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