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《ネタバレ》 冒頭の雰囲気は良い。オカルトな味わいがなかなかに秀逸で、いろんな予感をさせてくれる。けど、中盤以降はサスペンス的な作りにウェイトが掛かってきて、仕舞いにはジェダイマスターかよみたいなことになってしまうあたりに何とも印象が薄くなった。
一つ一つの要素の完成度が高くちぐはぐでも無いため、映画としてはバラバラな感じはしないけど、不特定多数でなおかつ対象を絞らないことを狙っている様な作りなため何とも市場分析重視で作られているな、と感じられた。 おそらく多くの人が観てギリギリ面白かったと思ってくれれば良いという方向に特化されているのだろう。ツタヤのホラーコーナーで真っ先にBDが置いてあると言うことは、やはりそういう思惑があるのではないかと思われる。 実際、ホラー慣れしていない私は終盤後戻りできないような後味の悪さや不気味さが無かったため気軽にみられてむしろアーオモシロカッタハイハイ、というくらいの恐怖感が心地よかった。怖すぎないけど怖がらせてくれればむしろベターっていう位の映画を観たい人にはお勧めなんじゃないかと思う。 アメリカ人ってこうやってキリスト教をいじって楽しんでしまえるところが懐深い。サタン信仰の農村が地方の奥地にあって、数十万人の生け贄が捧げられてる的な都市伝説を巧く調理しているし、おもしろおかしく聖書を解釈してみたり、それを多くの人がボーッと楽しんでいるんだから基本的には無宗教なんだろう。 【黒猫クック】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 6点(2010-09-05 17:56:15)
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