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《ネタバレ》 そもそも82年版の『アニー』はかなり歪な作品であったので、今回の再映画化は結構期待していました。また、監督が『Easy A』や『ステイ・フレンズ』のウィル・グラックなので、現代的なコメディ映画が出来上がるのではないか?と思っていたのですが、その予想は半分当たって半分外れてたといった感じでした。
現代ならではのtwitterやネットニュースサイトを、アニーが大衆の人気を得ていく過程に入れたのは、良いアレンジだと思います。またキャメロン・ディアスが自分の現在の価値を分かっている様な汚れ役を演じた勇気を讃えたい。スタックスに売春婦と間違えられるシーンはかなり笑ってしまいました。オリジナルのミュージカルがロングラン作品ですから、楽曲が良いのは勿論ですが、それにストンプ(足を踏み鳴らしてリズムを取る音楽)を取り入れたり、音楽のアレンジも良いと思います。 次に不満点を述べます。先ず、劇中の殆どギャグは基本的に、食べ物を吐き出したりする様な子ども向け。子ども向けが悪いとは言わないけれど、大人が楽しめる毒っ気もある程度は欲しいです。あと、映画のテーマが歌にも堂々と歌われている通り、「今日が最悪でも、明日はいいことあるかもね!」という話に綺麗にまとまり過ぎている気もします。楽しく観れて楽しく劇場を後に出来る映画だったと思いますが、もう少しパンチ力のある何かが欲しかったです。ちょっと贅沢な要求ですが。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-01-25 23:13:11)
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