ゆりかごを揺らす手 の 果月 さんのクチコミ・感想

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ゆりかごを揺らす手 の 果月 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゆりかごを揺らす手
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1992-04-11
ジャンルサスペンス
レビュー情報
《ネタバレ》 この話の元凶は医者の旦那ですな。患者に猥褻行為をしたばかりか、バレると妻も産まれてくる子供も置いて自分だけに楽になりやがって。(それと実名を暴露したマスコミか;)ペイトンも被害者。(かといって逆恨みは駄目だ)レベルは低いがセクハラ医者に合った事があるので、訴えを起こしたクレアの勇気は賞賛する。彼女に続いて他の女性が何人も声をあげたので、えん罪ではないと思う。後押しした彼女の旦那も私的には評価が高い。最後まで浮気しなかったし。感情の描き方もストーリー運びも秀逸だが、私にはどうも納得出来ない;結局最後は「邪魔者を殺してハッピーエンド」になっているから。ソロモンと分り合う場面を描いて誤魔化しているのも嫌だった。観賞者を納得させる為に、ソロモンをいびったり、関係ないクレアの友人を殺させて「ペイトンを殺してもいい理由」を作っていたのも…;「ペイトンが医者の妻だと分かってから」の展開に期待して観賞していたけど、アマゾネス対決になってがっくり。レベルダウンを感じた。それまで心理戦だったのに、どうしていきなり格闘戦になるの~;それも、ペイトンが途中で殴るの止めたりして不自然だし~;ペイトンの素性発覚後の展開として「世論の同情を利用してクレアにプレッシャーをかける」「子供に手を出すふりをして不安にさせる」などで心理戦を貫いて欲しかった。「自分は狙われている」と分かってからの方が恐かったりするし。なんにしてもあのラストは「自分達だけ良ければいいのよ~」というアメリカらしい発想が透けてみえた気がする。「狂気」「憎しみ」「家族の愛情」を描いていても「悲しみ」「本当の強さ」が描ききれていないように感じました。役者さんが良かっただけに残念です。
果月さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-21 15:44:49)
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