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《ネタバレ》 はっきり言って全く見る気が無かった映画。キャラクター重視なんで、どなたかがおっしゃってるようにむっつりした野村元監督風の爺さんが、落合の息子風または、朝青龍風の少年を連れて風船に乗って空へ飛んでく映画とかまるで食指が動かなかった。
ところが………、今回家人に頼まれて録画して、ほんの数分DVDに上手く焼けてるか確認するために見始めたら…… 止まらなかった(笑)。 これほど、人間というものがきちんと描かれてる映画は実写でも見たことが無い! 爺さんには爺さんのそれまでの生活と人生があり、少年にも少年の現実の生活があり、冒険家にも長い報われない人生がある。 一人ひとりの人間をこれほど丁寧に描く姿勢が、すごく楽しめた。 あと、実はかなりの犬好きなんで、ボールを投げられると追いかける犬、カラーをつけられて恥ずかしがる犬、すべて自分的にツボでした 2月27日追加 再見してみて。う~ん。物語の素晴らしさ、犬の可愛さに対する評価は全く変わらないんだけれど、やはりキャラクターの外見上の魅力の無さがどうも。これまで数多くの人と議論してきたのだけれど、映画とかドラマとかあるいは漫画、アニメ、全て人間の視覚に訴える表現手段である以上、見た目のよさ、外見上の魅力というものを全く度外視する姿勢は、本末転倒だと思う。もし、そういったものに全く価値を認めないのなら、視覚に訴える表現手段をとること自体がおかしいと思う。もちろん、アメリカ人と自分の感性の違いはあるにしても、少なくとも主要キャラクターの外見に全く魅力を感じない「アニメ」に対してあまり高得点をつけることは出来ない。アメリカ人の目から見ると、あの少年は魅力的に映るんだろうか? 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-26 19:07:38)
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