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《ネタバレ》 クライマックス近くの犯人の「日本デザイン大賞授賞式」での独白。ここは感動するところなんでしょうが、大爆笑してしまいました。いや、話してる内容そのものも結構むしゃくしゃなんですが、それでもここまでストーリーを追ってきたもの、あるいは事件の全容を知る刑事たちには、それなりに感慨もあるでしょう。でも、あの会場にいた全く事情を知らない人々にとってはどうですか?有力代議士夫人でもある有名デザイナーが大賞を受賞する。そしてその第一声が「息子が死にました」w。そしてうつろな目をしながら、その息子は私が殺したと言ってみたり、あるいはいきなり西条八十の詩を朗読しだす、あげくがむぎわら帽子を人生に例えて熱く語りだす。何にも知らない人にしてみれば、この人緊張のあまり少しおかしくなったんじゃないと思うのが普通だと思いません?だから自分も当然、観客のそういう反応を予想し観てたら…… みんな、こんな、訳わからない話に感動して拍手喝采。この映画のリアリティの無さを象徴するようなシーンに声を上げて(一応勤務中なのにw)大爆笑してしまいました。
この頃から薬物の影響を受けていたかもしれない製作者ご本人以外は、みんなこんな馬鹿らしさ当然気がついてたと思うんですが、周りが怖がって自分に対する客観的な評価を一切与えられなくなった独裁者って、かえって気の毒ですね。 5点は仮。原作を読んでから再評価 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-09 13:06:42)(笑:3票)
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