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《ネタバレ》 戦争は政治家や軍人だけでなく、すべての人の心を醜いものに変えてしまう恐ろしいものだろう。その中で人間としての心を失わず、ヒューマニズムに生きることのむずかしさを切々と訴える映画だと思う。
私は、このシリーズの小説や映画の存在を早くから知りながら、その機会がなかった。小説を読むのはつらすぎるし、DVDが出るのを待つほかなかったのだが・・・。 いくら口できれい事を言ってもどうにもならないということを、第1部からまざまざと見せつけてくれる。主人公夫婦は満州の鉱山に派遣され、梶は労務管理担当を命ぜられ女郎屋のおやじまでをさせられることになる。鉱山で働かされているのは、強制的に徴収された中国人、そして捕虜としてとらえられた「特殊工人」 この映画は、まさに戦争の醜い部分を赤裸々に描いている。戦争を知らない日本人がぜひとも見なければならない映画だと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-04-11 09:19:24)
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