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《ネタバレ》 咳払いして、少し具合が悪そうなグイネス・パルトロウのカットから始まるOP。そこでいかにも不気味な赤色で「DAY 2」と字幕が出る。ウイルス感染の映画だから、あ、もう感染して二日目なんだな、としか思わない。そして画と不穏な音楽だけでその他の感染者がいる事を知らせる演出。説得力があってスタイリッシュ。構成はほぼドラマだが目が離せない、上手い作り。それぞれの役割を与えられた役者陣が個性を最小限に抑えて、目立たないが説得力があり、見事に表現し、観客に伝えている。映画自体薄い印象だが、見終わった後に感じる疲れない、良作を見たと感じる気持ち良さはそういう演出や役者の演技にあると思う。日本人なら薬が今日の分が無くなった、食料の配給が終わった、と言われたら大人しく、黙って引き上げそうだけど、この映画を警告だと思って見ると非常に怖く、考えさせられる。最後の方でマット・デイモンがデジカメで亡き妻の姿を見て涙するシーン、引いたカメラで彼の姿を捉えているんですが、とても悲しみが伝わってきます。流石プロだな、と感じさせられました。(因みにここでさり気なく感染源、発生経路への糸口になるシェフとの写真を見せるあたりも不気味でニクい演出)そして感染源、感染経路を明かす「DAY 1」を最後に持ってくる演出で不気味さを増すラスト。何も解決していない、身近にあるウイルスの恐怖を暗くなったエンドロールを見ながらぞっ、とする程感じた。 最近TVでやってたからのんびりと観てて思ったんですが、ウイルスが広がるのも早いが、エンドロールのキャスト名も読むのが追いつかない位早かった…(汗)。監督は何をそんなに急いでたんだろう?最後の最後までテンポ良過ぎ!
【miki】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-03-30 19:59:29)(良:2票) (笑:1票)
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