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《ネタバレ》 いやいや、面白かったですよ。だーれもいないレイトショーで気持ち良く踏ん反り返って見る分には。『面白さの定義』なんて人それぞれですからね。パクリ、マンネリ結構。上等だよ。こういう画が見たい、好きって人には飽きない映像じゃない?SFの細かいギミックって見てて楽しいしね。監督は割とカッコ良い画を撮るのが上手いけど、その辺は前作の様に現代劇の方が合ってる気がする。『SF』ってジャンルは何でも出来るって反面、得意としてそのセンスが向いてないと違和感を覚える気がする、っていうのが今回良く分かった気がします。ま、監督サンがまだまだその程度、って事だろうケド。高速でのホバーチェイスで車が横転するCG丸出しを見て、ベイさんのカーチェイスがいかに凄いのかっていうのも分かった気がする。役者はコリン・ファレルが信じられない位地味で、映像に比べてドラマはメチャ薄。そんな中、実は映像よりも凄く期待し、楽しみにしてたのは、監督の奥様の初悪女ぶりなんですよー。ビジュアルは申し分無いんだから、『バロネス』以上にハジけてくれてるのかなぁ、と見てましたが、あぁ、駄目だこりゃ・・・。ほぼしかめっ面の正統派悪女。何でもっとニヤニヤ苛立たせてくれないかなぁ。強いて言えば、「お別れのキス」の話でジェシカ・ビールが「あのオンナ、殺すっ!」ってキレたシーンだけだわ、萌えたの。これじゃラジーにも届かない中途半端さ。ニコケイのテンションが少しでも加われば言う事なかったのにねぇ。つまり夫婦揃って『この程度』な面白さを味わえます。こういう映画はベイさんに任せときゃ、この人上っ面の映像の綺麗さとドラマチックさが上手いから、少しマシになったんでないかい? ま、何にせよ、ブルーレイ出て綺麗な画を早く堪能したい作品ではあると思います。
【miki】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-17 09:34:35)
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