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《ネタバレ》 長編2作目の新人監督が大抜擢、任された夏の超大作。近年作に見る細かいカット割りを繋いだスピーディな演出は皆無で、一つ一つの間が長いカットを丁寧に繋いで構成された作りは、良く言えば原点回帰の古典風。これが監督の意図した通りの演出であるならば、それは日本の『ゴジラ』に敬意を払っての事でしょうか?それとも狙っての事なのか?これが吉と出るか、凶と出るか、はお金を払って観る観客次第。なのでお金を払って観た一映画好きの意見として言わせて頂くと、兎に角単調で薄く、眠気に襲われる退屈な映画でした。伸ばして待たせてここぞ、で登場させて、チラ見しかさせない焦れったい演出は分かります。
ホノルル空港(でしたっけ?)で最初に咆哮する姿を目にした瞬間は流石に鳥肌が立ちましたが、それがホントに最初で最後の見所となり、それ以前、以降では空撮、引いた画、アップ、ムートーを含めた画にどれも個性や魅入らせるだけの画力は無かったです。(ジュリエット・ビノシュとの別れのシーンが一番記憶に残ってる)そこへ全く魅力の無いキャラ達が入り乱れるのを観せられて更に眠気に襲われる始末。『正統派』と言えば聞こえは良いが、先に言った通り、かなり単調で薄味。これは新人監督故の演出の引き出しの少なさか経験不足か、絶対的なビジュアルセンスの無さか。最近ガチャガチャし過ぎた映画を観過ぎてるいるせいでしょうか。もしかしたらこういう街破壊アクションや怪獣映画に食傷気味なのも原因かもしれないですけど、『これ!』というインパクトに欠けるのも事実だと思います。 【miki】さん [映画館(字幕)] 4点(2014-07-29 19:43:45)
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