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《ネタバレ》 原作は面白かったので、いろいろ設定を変えないほうが良かったのにと思うところが多々ありました。
まず、鈴木は原作どおり妻の復讐のために行動するので良いのに、尺の関係か最初から槿たちの計画に組み込まれています。 その結果、鈴木が狂言回しとなって槿の家族や鯨や蝉を引き寄せるところが、単に作戦の駒になり、 鯨と蝉は全然鈴木に絡まないので、まったく別の話が同時進行してるだけみたいになっています。 原作読んで無い人は、この別々の話の繋がりは何?て思うでしょう。 また、鯨の父親が、鯨が決着をつける決意を促すための要因として何度も出てきますが、 ここも原作どおり、殺した人たちが入れ替わり立ち代り出てきて喋るほうが面白いのにと思いました。 そして何と言っても蝉のキャラを変えたことと、何だか死後鯨と友達みたいになってるのには苦笑してしまいました。 蝉は感情の無いゲスな人殺しだから、鯨に殺されて清々するのに。 哀しき暗殺者みたいなカッコ良さげなキャラにしてました。これは蝉じゃないです。 キャストはそれぞれ良かったです。 何とかまとめてはいるけど、原作の面白さは出し切れてなかったと思います。 【nanapino】さん [映画館(邦画)] 5点(2017-06-25 03:36:37)(良:1票)
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