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《ネタバレ》 カメラワークとポスプロがそれまでに比べてモダンに美麗になっている。良し悪しはおいといて。
相変わらずノーガードの殴り合いで試合がまともに見れない…。 リトルマリー家族との関係性の持ち方、息子、失職、ボクサーとしての復活、この作品を通して描きたかったことはなんなのだろう? 退役ボクサーの日常と、その周辺で生きる人々の悲喜交々が描かれている。 大きく大胆な成功譚はもう生まれない。 たた、老いてなおチャレンジすることは美しいと、そう言いたかったのだろうか。 たとえ勝つことができなくても。 一度栄光を掴んだとて人生は続いていく。老いと共に。 全員を幸せにはできない。それでも手は尽くす。可能な限り助け合う。 今作は一見、ボクシングと勝利を底に敷いた作品かと思いきや、むしろそんなものは連作上の縛りから最低限添え付けただけのサイドストーリーで、 1948年のイタリア映画『自転車泥棒』のように、勝利から切り離された人生においても、前を向いて歩いていく人々の姿が描かれているのかもしれない (言い過ぎ)。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-03 07:31:09)
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