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《ネタバレ》 昔見たイメージとかなり違っていた 76年なのでテレビで見ただけなのかもしれないな 146分という長さで見たのは初めてかもしれない 憶えていたイメージよりずっと破綻の無いストーリーだった テレビで見ただけならかなりカットされてたはずだ 意外だったのはまず画面サイズ、シネマスコープだとばかり思っていたら標準サイズだった 画質もシックで暗くどちらかというとローコントラスト もっと絢爛豪華な原色ハイコントラストなイメージがあった 大作だとばかり思っていたからか このイメージの違いが晩年、市川崑がもういちどまんま大作として撮り直そうと思った理由かもしれないな 照明は徹底したサイドライト、その分役者の顔半分に強いシャドウが出るがことごとくシャドウ部分の背景にハイライトが入っていてシャドウが背景にとけ込まない工夫がしてある この背景ライトの部分が豪奢な襖絵などになっていて過去に見たイメージが絢爛な原色のイメージを作ってしまっていたのかもしれない サイドライト自体はおどろおどろしいイメージを作るのに十分役立っている 古い町並みや旅館や駅などもうまく再現されていて作り込みも素晴らしい 映画はとてもよくできていたがこの長い尺ですら原作をなぞって端折った感がある やはり緻密な原作を限られた尺で表現することは不可能だろうがイメージは充分伝わった
【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-31 01:14:11)
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