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レビュー情報
《ネタバレ》 岐阜の方言がいい味出しています。また、登場人物のキャラがそれぞれ立っていて楽しむことができます。ストーリーとしては中盤までの展開はよい。立花瀧と宮水三葉の交錯(岐阜の大自然に囲まれたノスタルジックかつローカルな青春生活、および東京での現代っぽい高校生の生活)が戸惑いの観点および甘酸っぱい観点から描かれ、ユーモアも含みながら楽しく見ることが出来る。中盤あたりから、だんだんタッチングなシーンが増えてきたなと感じ、「3年前に宮水三葉が東京まで来ていた」ということが判明したシーンが感動のピークだった。それ以降の隕石落下を防ぐところあたりから、やや事実関係がぼやけてきて、感情移入できにくい展開が続いた。個人的には、ハッピーエンドで終わるよりかは、糸守町を守ろうと高校生たちが動いたものの、隕石落下による壊滅は防ぐことができず、立花瀧と宮水三葉の交錯は儚くも途絶えてしまった、という展開になったほうが過去の意思疎通の味が出てくるのではないかなと感じる。しかしこのような細かな部分にわだかまりは感じながらも、全体的な印象としては、心が研ぎ澄まされ、身近にいる大事な人を大切にしたいなと感銘を与えてくれた映画でもありました。
【カジノ愛】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-08-28 21:02:18)
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