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《ネタバレ》 -The Fast and the Furious-“速く、そして凄まじいもの”…なんかワイルド・スピードってシンプルな邦題が市民権を得てしまってるので、それはそれで良いのかなー?って。
アメリカ映画に出てくる日本車って、お金が無い学生が乗ってるか、車にこだわりの無い若いオネーちゃんがボロボロのホンダやトヨタに乗ってる印象しかなかったから、この映画でコワモテのオニーさんに、あれだけ日本車がウケてるなんて、当時はちょっと実感湧かなかったっけ。 しかも日本車らしくないケバケバしいカラーリングとピカピカのエンジン。底にネオン仕込んだ車なんて、まだ周りで走って無かったからインパクトが大きく、見慣れた国産車なのに、ちょっと不思議な文化を見てる気持ちになったわ。 このシリーズは2本ほど観ていると思うけど、1作目はたぶん今回初見。ゼロヨンというと『よろしくメカドック』を思い出してしまうけど、レースシーンは熱いしカメラワークも当時にしてはコダワリが感じられた…けど、単純な直線スピード勝負で、ニトロのタイミングで決着が着くゼロヨンでは、“走る・曲がる・止まる”が高次元なバランスの日本車の本来のポテンシャルは出しきれない気がするなぁ。でもそうでないと、最後“早いけど・曲がらない・止まらない”なダッジ・チャージャーの出番がないから仕方ないのかも。 信頼関係が芽生えたブライアンが潜入捜査官で、ドミニクが『裏切られた~』って感じたことより、ドミニクがそのまんまDVD泥棒だった事のほうが、そして“単なる泥棒と見せかけて、実は…”みたいなその先の話が無いこととか、なんか『裏切られた~』って感じ。 でもこの映画、ストーリー云々でなく、ピカピカの日本車が元気に走ってるシーンを、ただボーッと観てるだけで楽しい気持ちになれる。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-13 22:10:02)
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