我等の生涯の最良の年 の K&K さんのクチコミ・感想

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我等の生涯の最良の年 の K&K さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 我等の生涯の最良の年
製作国
上映時間170分
劇場公開日 1948-06-15
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ~The Best Years Of Our Lives~邦題まま。
両手のない水兵ホーマー。義手でサインしたりマッチの火を付けたり、本当に器用だ。戦争で手足を失った人が多かっただろうこの時代、ジロジロ見るのは気が引けるけど、映画だったら見て学べる。「そうやって使うんだ。凄い練習したんだろうな、上手だなぁ」と。腫れ物に触れるような扱い、気にしない風にしてるのが、却ってホーマーを傷つける。
アルが戦地から持ってきたお土産、ジャップの刀と寄せ書き。見ていて複雑な気持ちになったけど、寄せ書きの意味を知っている息子が、きちんと複雑な心境を表現してくれた。もう「本物だ、すげえ!」と素直に喜ぶ年齢じゃなくなっていた。
新婚生活を再スタートしたのに、思うような仕事が見つからないフレッド。週32.50ドル。節約を強いられる生活と、まだまだ遊び歩きたい妻。
戦地からの帰還兵と、受け入れる側の家族のギャップと、それを埋めるためのお互いの歩み寄りを丁寧に描いた映画を、第二次世界大戦の終戦翌年に公開しているのが、凄い。

「ジャップやナチは共産主義を叩きたかっただけなのに、英国に利用された。無駄な犠牲だ。」戦後1年目だと戦勝ムード真っ盛りなイメージだったけど、当時そんな考えもあったなんて、今まで想像も付かなかった。
他の映画でも見たことあるけど、飛行機の墓場。繰り返しになるけど、戦後1年であれだけの軍用機が不要になるアメリカ、とんでもない国と戦争をしたものだ。エンジンのないB-17の不気味なこと…
建築材料にリサイクルされる軍用機、そこで働くことにするフレッド。戦争は終わった。人も兵器も次の役目が待っている。いつまでも戦後を引きずらない、アメリカって前向きな国だね。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-02 01:09:18)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2024-04-25PLAN 756レビュー6.75点
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2024-04-10カメラを止めるな!8レビュー7.36点
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2024-04-04男はつらいよ 拝啓車寅次郎様4レビュー5.85点
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