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<ネタバレあり>人殺しは一人しかしていない。決して悪い人じゃないけど、偶然から追われる身に。二人のキャスティングも決まってる。期待通りの作品で、とにかく脇を固めている男優たちも良い。ハーベル・カイテルにマイケル・マドセン、掘り出し物はサービス旺盛なブラピの登場。曲がった作品ばかりに出るブラピ。これも少し捻ってますね。ホント、この人のまともなの余りお目に掛かれないです。ラストシーン、ルイーズは帰れば恋人がいる。しかしテルマは帰るところは無い。しかしルイーズは決断する。このときの二人の心境ってどんなだったんだろう?結構、この映画ってやってることは単純だし、目指していることはニューシネマ時代に逆行してしまった感じもするけど、それにしても後を引きます。しかしいつものリドリー・スコットの題材探しの巧さに惑わされているのかもしれない。演出の巧さ、映画作りの巧さには感心させれるけど、それほど深く考える必要ないのかもしれない。それがスコット兄弟の作品でしょう。しかし希望の無いラストは、括弧良さを貫いたと見るか、それともニューシネマの時代は終ったんだから、もっと別の選択肢もあったんじゃないかって意見も分かれそうですがね・・・
【☆】さん 8点(2001-08-12 23:52:25)
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