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<ネタバレ>脚本のリテイクが難航し、前作から19年掛かりすぎたことが作品に悪い影響を与えている。
作品でも現実時間と同じ時間が流れ、ナチスからソ連に代わり、
宇宙人を捕獲したロズウェル事件、赤狩りが絡んだりと時代の大きな変化を感じるも無理に入れる必要がない。
変にスケール感を強調しようとして、SF要素を加味したインフレーション状態が気になる。
ハリソン・フォードが老体に鞭を打ち、肉体に衰えはあれど安定感のあるアクション。
とは言え、前作3作にある緊張感はほとんどなく、終始家族のドタバタ道中で終わってしまった。
悪女が似合うケイト・ブランシェットは頑張ってはいるものの…
一番盛り上がったのは「待ってました!」と言わんばかりのインディ再登板と、
一作目のヒロイン・マリオンとの再会くらい。
懐かしさに浸るには時代の変化と特殊効果の向上が作品とミスマッチで大きく足を引っ張る。
当初は5部作で構想されていたようだが、どこかで打ち止めできなかったあたり、
堅実に続編で稼ぎたいハリウッドビジネスの本音と限界を感じる。