<ネタバレ>公開時、キャッチコピーで炎上していたが気持ちは分かる。
吉 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>公開時、キャッチコピーで炎上していたが気持ちは分かる。
吉本興業と明石家さんまが関わっているだけあり、どこか偽善的でキャスティングにきな臭さは感じなくはない。
とはいえ意外にも違和感がなく、STUDIO 4℃制作なので世界観のクオリティの高さは折り紙付き。
フレンチトーストやミスジステーキ丼といった料理のディテールに本気が感じられる。
かなり重くなりそうなエピソードもコッテコテの三枚目の肉子のお陰で緩和されていた。
娘の出生の秘密についてはかなり早い段階で分かってしまうし、もう少し意外性は欲しかった。
お互いの想いを打ち明けた血の繋がらない母娘は、これからもこの漁村で終の棲家として、
前を向いて生きていくだろうと思わせる温かな人間模様。
笑いも悲しみも一緒くたに包み込んだ、ザ・人情喜劇と言ったところ。