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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2016
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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21.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
主題歌を含め、世間で猛烈な話題となっているディズニーアニメを、ご縁があって観に行きました。もう上映期日もあとわずかなのに(むしろそのせい?)、館内満員、前から3列目での観賞でした。そもそも瞳が異様にでかいキャラクターの画もミュージカルも苦手なところへ、こんなに歌って踊られるとは。この辺はかなり忍耐を強いられたワタクシです。 「真実の愛」を姉妹愛に据えた脚本はベタながら、客の予想を少しずつかわしてゆく巧さもあって、盛り上げ上手な展開に飽きること無く観られます。ただやっぱりご都合主義な細部は気になるところ。雪山に素手では絶対無理、とか戴冠式に王女がちょろちょろと外に?とかまあそこんとこはアニメにそんなこと突っ込むなや、と自分でも思うのですが、ひとつだけ。姉妹のつながりの強さは絶対に強調しなければならないお話なのだから、アナは幼い頃の記憶を取り戻すべきだったのでは。トロールの長老は間違いなく施してくれると思ったのになあ。
[映画館(吹替)] 7点(2014-08-01 00:22:03)
22.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
マザーコンピューターの暴走話はもうごまんとあるし、ストーリー自体には新鮮味はないけれど、結構面白く観られた。ベタと言われて開き直ってか、余計な枝葉をつけずにシンプルにロボットvs人間の構図に集中した潔さが吉と出た。人間側にはアナログにこだわるW・スミスというキャスティングも正解で、この人は仕草や表情が多彩で魅力的。人を惹きつける生まれ持った特性というのはロボットには決して持ち得ないもので、対機械の相手として実に適役。一面ロボロボロボのCGには圧倒された。きっともっと外観も人間そっくりに進化して、無機質な気色悪さも払拭されてゆくんだろうな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-30 00:57:28)(良:2票)
23.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
ケイト・ウィンスレットがハンナを演じたのがこれが大正解。復興半ばの西ドイツの陰気な街並みや、古い湯沸かし器にコークス置き場といった情景が、原作から抱いたイメージそのままに眼前に展開し、そこへ楽しいことを全て放棄したようなケイトの謎めいた表情がはまる。やや情緒不安定気味な言動や、朗読を聴く時の唯一幸せそうな瞳の輝きや、教会で子供らの聖歌に打たれている姿。観てるこちらはハンナにとても興味が湧く。それほどに魅力のある演技だったと思う。原作では若きハンナはSSの制服が見事に似合う造形とされている。映像には無かったけれど、たしかにケイトなら冷徹な美貌も併せ持つこともできそう。 裁判長に「あなたならどうしましたか?」と問うたハンナの素朴な表情は、心底この問いの答えを欲しがっていた。誰も答えなど持ち合わせていないとは思う。だからこそこうして元ナチに関わった人々を裁くことが非常に難しいのだけど、私も裁判長の答を聞きたかった。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-07 00:12:53)
24.  アルカトラズからの脱出
脱獄モノのジャンルでいえばやはり後年になってより洗練された“ショーシャンク”の方がドラマの広がりや深みでずっと優れているとは思うけど、こちらも先駆者として侮れない出来。ごついイーストウッドがちまちまと進める脱獄計画の緻密なこと、大胆なこと。精神破綻をきたした画家だとかねずみをペットにしている調達屋とか黒人の頭役とか、脇もバラエティに富んでいる。もう少しイーストウッドと絡んでほしかったけど。人形、ふつう気づくよな・・。いやきっと本物の牢獄はもっと暗いんだよきっとそうだ と自分に言い聞かせていた鑑賞後。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-08 00:13:14)
25.  アルゴ 《ネタバレ》 
脱出劇としては良く出来ていると思う。モンタージュが子供らの手で仕上がってゆくにつれてどきどき、バザールで絡まれてひやひや。搭乗寸前の空港では間一髪の連続。観てる私の貧乏ゆすりが止まらない。はるか遠い国で拘束されている人質救出のために恐るべき緻密さで映画作戦をたてるCIAの徹底ぶりも見所。・・でも、なんか私この映画にもろ手を挙げて快哉を叫べないんですよね。背景は複雑ですから娯楽映画に政治的意見を挟むのは適切じゃないと分かってはいるんですが。でも冒頭からしてせっせとパーレビの悪口だけど、いやいやお前が言うの?アメリカよ。と思ってしまうし、あの6人だって果たして英雄なのかともやもやする。大使館内に残った人たちよりかなり良い待遇を受け、他国の世話になり、先に脱出を果たす。イラン領空を抜けた機内で屈託無く喜んでいたけど、大使館の人質が報復を受ける危険も増したんじゃないか。誰も心配しないの?誰が英雄か、ってそれはもちろんカナダ大使に他ならないと思うんだけど。扱い軽いなーっ。等々、楽しめたんだけど瑣末な事が気になってぶつくさ文句言ってしまった。
[DVD(字幕)] 7点(2013-10-07 00:52:19)(良:1票)
26.  アンタッチャブル
デ・パルマなのに常識的(?)な王道をゆく作り。どうしたんだろう、いつもの“オレの趣味”な部分は。それはさておき、キャスティングがぴたりとはまって座りが良く、画も明るくクリアで大変観やすい。善人VS悪人の対立構図も極めて分かりやすく、このライトな感じは昔楽しく「刑事コロンボ」を観ていた時を思い出すような。S・コネリーが頭ひとつ抜けて良い。この人の重鎮感が、この作品を軽すぎにせずに済んでいる。次点はA・ガルシア。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-07 23:00:03)
27.  アザーズ
N・キッドマンのほぼノイローゼ気味な所作が、彼女の美貌と相まってしっとり暗いゴシック・ホラーに雰囲気ぴったり。思わせぶりな場面がところどころあるので、勘のいい人ならオチがわかってしまうかも。私は見事に大驚きしました。
[地上波(吹替)] 7点(2012-01-21 01:06:52)
28.  アンチャーテッド 《ネタバレ》 
なるほど、これが21世紀の冒険アドベンチャームービーなのですね。 謎解きあり、裏切りあり、兄弟愛もちょっとまぶしてサービス心たっぷりな脚本です。CGアクションも派手。絶対に現実では不可能でしょのオンパレード。ちょっとやり過ぎの感。 インディ・ジョーンズから綿々と続いてきた冒険活劇を観てきた目から言うと、正直驚きは無くて途中ダレてしまったんだけど、初めてこの手の映画を観るローティーンなら楽しめるんじゃないかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-13 23:14:30)
29.  アップグレード 《ネタバレ》 
‶AIが人間を支配する脅威モノ”の分野でも新しいバージョン。今作は人間を丸ごと乗っ取ってしまうのでした。そしていつものごとくやっぱりAIの方が強いのね。 ネタとしてはよくあるものなんだけど、見せ方が工夫されていてちょっと目新しかった。AIのコントロール下で超人になっちゃう主人公が、自らの意思と関係なく狼藉を働く時のパニック表情やせりふが動きと真逆でコミカル味を出してたり。動きもまた2Dのゲームみたいなんですよね。コミカルな軽さに油断していると、かなりのビターエンドに心がひっぱたかれます。 100分という長すぎない尺も観易さに貢献していますし、コンパクトにきれいにまとまっている作品と思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-27 17:55:19)
30.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 
トーニャ・ハーディング、世界一お騒がせなフィギュア・スケーターの名を知ってはいても彼女の生育の荒れようは初耳なことばかりで、衝撃的な作品ではありました。 親は選べない。運がもっとも試される事象だと思うのですが、あんな鬼母のもとに生まれたのはハズレもハズレ、大外れと言わざるを得ませんな。その後の人生でDV男と何度もつかず離れずを繰り返してしまうのも典型的な暴力被害者の行動で、トーニャのプライベートは愛を乞うばかりの人生で切なくなりました。 それにしてもあの襲撃事件を起こした者たちの馬鹿さ加減には呆れを通り越して笑ってしまいます。世界のトップアスリートの周辺の人間がこんなレベルだとは。才能も努力も備わった人にふさわしい処遇のある人生であるべきだったのに。どうして。 母親役のA・ジャネイの毒親ぶりは鬼気迫るほどでオスカーも順当です。マーゴット・ロビーはスケーティングもきっとかなり上手なのでしょう。吹き替えのつなぎが分からないほどに見事な再現力です。ただやっぱり本人よりはるかに美形なので、あまり‶はすっぱ”な感じになり切れずかな、というのが個人的な感想です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-01-28 23:10:31)
31.  アンダーカヴァー(2007) 《ネタバレ》 
男子一生の仕事と言いますが、ホアキン演じるボビーは家業か商売か選択を迫られてしまいます。それが警察orクラブ経営かという両極端、水と油のような選択肢。わたしなら自分で選んで頑張って実績も上げてきた方を取りますけどね。でもボビーは父や兄の側に行く。自分の「今」を裏切ることになるボビーの苦悶はホアキンがそれは上手く演技で表現しているのですが、お話の中でもう少し彼と兄の関係を描写してても良かったと思います。むしろ現マネージャーを務める店のオーナーとの円満な関係の方が印象強いので、ワタシなんかはそっちの人間関係が壊れる方に心痛む気持ちになりました。 作品全体の雰囲気は真面目に作られてて良いんですけどね。警察のパーティってクラブのそれと比べるとリアルに地味だなあとか(そりゃ水商売になじんだ彼女は出ていくわ)、クラブマネージャーであっても犯罪者ではないホアキンが潜入する場面の迫真のビビり演技とか雨のカーチェイスとか、引きの強いシーンがたくさんありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-06 23:08:21)
32.  アンフォゲタブル 《ネタバレ》 
「アン××ブル」ってタイトルの映画他にも色々あったよなー。きっとコレもそのうちどんな内容だったか思い出せなくなりそうな。しかし「レイ・リオッタが主演の」と言ってくれれば ああ、となりそう。だってこの人が主役を張るっていうのがもう珍しいもんね。 顔つきが(役者としては幸運なことに)小ずるくて信用置けなさそう(わたしの主観)だもんだから、役どころもそんなバイプレイヤーキャリアの彼。本作はアルコールに溺れた過去を持ちながらも妻愛に満ち、殺害犯を我が身をリスクに晒しながら探し続ける、しごく「正」側のキャラクターであります。レイはまあ好演と言えるのでしょうが、犯人像が二転三転するという展開も相まって、わたしはどーしてもレイへの固定観念が捨てきれず「結局この人が殺したんちゃうの?」と思い続けてましたから、‟真犯人探し”のプロットを生かすためにも客が勝手にミスリードするこの配役は絶妙だったのかもしれません。レイすまない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-13 23:28:16)
33.  アイアン・ジャイアント 《ネタバレ》 
「なりたい自分になる」自我の成長物語ですね。人間の子どもじゃなくて巨大ロボットの話なんだなこれが。どこが製造したのかは不明だけど、攻撃能力の高さからして彼(?)は「兵器」として作られたと思われるのですが、本人は「殺戮者」でなく「スーパーマン」になりたい、と思っている。身体はデカくて強いけど心は平和主義。子どもにはそう育ってほしい、とのアメリカ人の希望がストレートに込められたお話でした。 日本のアニメで育った目で見ますと、展開の面白さやストーリーの深みはいいとしても絵柄に抵抗はやっぱりありますね。特に人間の表情はそんな顔する?と感じること多々でした。文化の違いなんでしょうが・・、モーレツに安彦良和氏の画が恋しくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-15 22:57:24)(良:1票)
34.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
凄惨な戦場での体験が退役後も兵士の心を蝕むというテーマの作品はこれまでいくつも観てきました。主人公らは皆心を再生不能なまでに壊され、その再起のいかに困難なことかを思い知らされるものが圧倒的に多かった気がします。 本作の主人公カイルは伝説のスナイパー。160人を殺めてきた彼もPTSDに悩むことになりますが、回復がかなり早く描かれているのにちょっと驚きました。このことは彼が幼少の頃から受けてきた「番犬であれ」という教育が大きく影響しているのかなと思いました。番犬たること、「悪」である狼を退治することは神の意に添った「善」である。この岩のような信念がカイルをして「人殺しの理由を神に説明できる」と言わしめ、心の回復を早めたのでしょう。そしてこの「米国は世界の警察」な意識はアメリカ人の平均的な考え方であるとずっと感じてきたことでもあります。自らの価値観を善だと信じ、他国の紛争に手出し口出ししてきた結果、大使館爆破も9・11も誘発したのだとは彼らは考えない。同胞が攻撃されている、そのショッキングな映像に奮い立ち、戦場に自ら向かうクリスは極めて普通の感覚のアメリカ人です。 しかし非米国人の私は、他国の兵士に家に踏み込まれ、あげく凶暴なテロリストらに蹂躙されるイラクの一般市民の痛みの方に強く共感します。戦地で生きる市民にとって、禍の度合いはテロリストも米軍も大差ないのだよと冷徹に描かれており監督のフラットなバランス感覚がうかがえます。 けれど人間が戦場で心を喪うということ、その惨たらしさについてはイーストウッドといえども同テーマの他作品より抜きん出ているとは言い難く、平均的な出来の作品と思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2019-03-16 15:17:32)(良:1票)
35.  赤い部屋の恋人 《ネタバレ》 
大金を手にしたおタク気質の男が女に惚れた場合の”ありがち”な顛末ですね。お金を積んで手に入る物と入らない物ってあるんだよ。しかも彼女プロですからね。契約内容を彼女はきちんと履行しているのに、いわゆる「普通の恋人」を本音ではやりたい男はだんだん機嫌が悪くなってきてやんの。ダメだーこりゃ。 お金って魔力があるのでね。簡単に手に入る物もあるけど失うモノも多い。印象的なのがベガスで会った彼女の女友達。獲られた金を弁済してやったとたん、目の色が変わりましたよねえ。「この人宇宙人?」と。自分も御相伴にあずかろうとさもしい本性がさらけ出され、友情も霧散しちゃった。 だからね、リチャードよ、キミにできることがあるとすれば花でも持ってドラムを叩いている彼女を応援しに行きなさい。気味悪がられない程度に。それでもダメだったら、すっぱりあきらめろ、な?だってそこはセンター・オブ・ザ・ワールドなんかじゃないもん。その赤い部屋は。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-01-31 19:43:05)
36.  アメリカ アメリカ 《ネタバレ》 
カザン監督、どれ自分の出自を皆に語って聞かせよう、と思っちゃったらしい。彼の叔父がいかに苦労してアメリカに渡ったか、を暑苦しいほどに重ねて描写してます。もう、力入っちゃって、主人公スタヴロスの境遇の悲惨なことといったらそこまでやるかーと言葉失うほど。旅の序盤そうそう悪魔みたいなトルコ人追い剥ぎに出会って一族の全財産盗られたくだりは、田舎モノの主人公の朴訥さがこちらも歯がゆくてねえ。絶対騙されると思ったよお、なんでもっと早く闘わないの。それから状況は厳しくなる一方ですから、そりゃだんだん顔つきも変わって口数も少なくなったでありましょう。ただ、この役者さん、物語のスタートからあまり表情数が多くなく、ずっとむっつりと無表情な印象。経験が顔に出る演技に至ってないのが残念でした。それと、やっぱり説明不足に感じるのが裕福な家の婿になる話を蹴ってまで渡米したがるエピソード。故郷の家族をもっと早く確実にラクにできたのに、とは誰でも思うところではないでしょうか。男娼になってまで貫くアメリカ愛とは相当ですよ。彼のその思いがもっと切実に伝わると良かったのですが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-23 23:31:05)
37.  アリスのままで 《ネタバレ》 
ジュリアン・ムーアが迫真の演技ゆえ、見ているこちらはとても辛かった。思い出せない苦しみ、自分が壊れてゆく恐怖、社会にとって有用でなくなることへの絶望。目の輝きすら徐々に失ってゆくアリス、見守るだけのわたし。苦しい。 観客に苦痛を与えるだけでは映画作品にはならないわけで、監督はお話の軸を主にアリスと次女との関わりに持ってきています。次女はエリート一家の中で一人だけ毛色が違い、キャリア重視のアリスとも水と油のよう。だけど、日常が一変してからは徐々に距離が近くなる、その描写の一つ一つが印象的です。アリスがスピーチの原稿を床に落としてしまう場面。見てるこちらは「うっ」とひるみます。黄色いマーカーのチェック虚しく、同じ箇所を「二度読み」してしまうのではないかと。結果そうならず、感動的な内容のスピーチになるのだけど、もうひとつ気付く仕掛けになっています。ああこれは先だっての次女の意見を取り入れたのだな、と。専門的な話は抜きにして、自分の今の気持ちを語った方が良い、と言っていたリディアを尊重したのだと。 病魔と闘う家族の姿を、飾らずリアルに描き実直であるとは思う。ただ、私は個人的にはアリスに自分の人生の幕を下ろす権利を渡してあげたかった。ここはこの脚本と意見の合わないところで、点数もつけづらいのだけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-16 17:48:28)(良:1票)
38.  穴/HOLES 《ネタバレ》 
お話は変化球なのですが、男の子たちの演技が素直で良く、ストレートな青春&友情ものとして後味の良い作品でした。 矯正施設と聞くと(しかも穴掘り)、想起してしまうのはいじめや暴力、とつい暗くなりそうなのですが、そこはディズニーなので仲間の上下関係のシバキも若人のケンカ程度の描写で収まっております。安心です。 代々伝わる主人公ん家の呪い、その発端がかなりしょうもないです。曾々じいちゃんのうっかりでツキが無いなんて、後世の子孫は迷惑だなあしかし。 女強盗キッシングメアリーの伝説なども通り一遍ではなく厚みを持たせての挿話になっていますし、各話がうまいこと層になって頭に入ってくる脚本の力もなかなかです。 ちょっと変わった味付けの少年少女向けのファンタジーを明るくまとめるのに一役買ったS・ウィーバー、アークウェットら大人たちも良い仕事しました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-24 23:36:30)
39.  暁の7人 《ネタバレ》 
ドラマ的なけれんみを極力排除して、生真面目に対ナチス抗戦を描いています。堅いドキュメンタリー風でもあり、そういった点ではちょっと退屈かもしれないのですが、現場に身を置いたつもりで観ると、裏切り者あり、予定外の報復あり、恋情の発生ありでかなりの波乱万丈ではあるのです。ここぞという時の銃の故障には叫びたくなりました。 ナチの暴力性は克明に描かれ、教会に籠城したメンバーが殲滅させられるラストは非情が過ぎて恐ろしいとしか言えない。ダメ押しでエンドロールに実在した人物の写真とその後の顛末が流れる場面は戦慄必至。つらいです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-22 23:22:28)
40.  アジャストメント 《ネタバレ》 
M・デイモンとE・ブラントは好きな俳優さんだし、演技達者の二人は本当に仲良く幸せそうでしたので最後まで付き合うことはできましたが。(どこでもドアは観てて楽しいし) どうもストーリーが締まらんですなあ。自分の生活が何者かに操られているなんてオソロシイことですよ?でもマットに悲愴感は無いしあちら側の連中も人間ごときに裏をかかれるユルい仕上がり。帽子と水がキーポイントっていうのも妙にお手軽だ。 ルネサンスだの産業革命だの、人類の歴史に多大な影響を及ぼす力のある存在が一個人の恋愛沙汰に口を挟むのも変だよ。大統領候補の恋人がダンサーならなぜあかんの?口うるさい親父か。 それに一回目の出会いは彼らがセッティングしたらしいけど、あのシチュエーションは奇抜すぎて最後までいらん混乱を観てる者(=ワタシ)にもたらすな。他人の結婚式に無断で忍び込んで男性用トイレに潜んでいる女ってすごく変じゃないですか。エリースには絶対何かある、と思っちゃったもん。帽子天使らの人間感覚とのズレの成せるワザなのか?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-05 23:09:11)
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