Menu
 > レビュワー
 > かたゆき さんの口コミ一覧。4ページ目
かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1894
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12345
投稿日付順12345
変更日付順12345
>> カレンダー表示
>> 通常表示
61.  親愛なるきみへ 《ネタバレ》 
戦場で敵の銃弾に倒れたとき、薄れゆく意識の中でおれが最後に思い浮かべたのは、子供のころに手に入れた一枚のコインと、そして君のことだった――。ひと夏のバカンスで軍人のジョンが出逢ったのは、勝気で魅力的な大学生の女の子サヴァナだった。たった2週間の休暇の中で瞬く間に親愛の情を深めていく2人。「これから2年間、戦場で過ごしたら必ず除隊する。それまできっと待っていてくれ」と、彼女に固く誓い戦地へと趣くジョンだったが、911という理不尽な現実によってそんな約束は先送りされてしまう。いつ死ぬとも知れぬ過酷な戦場で、サヴァナからの愛情溢れる手紙だけを希望の光に必死に生きるジョンだったが、いつしかそんな彼女からの手紙も途切れがちに。不安を募らせる彼にようやく届いたサヴァナからの手紙には、哀しい告白が吐露されていたのだった…。冒頭から、繊細で叙情的な美しい自然描写を背景にそれぞれに鬱屈した思いを抱えながらも懸命に生きる人々の姿を瑞々しく描き出す、いかにもハルストレムといった切なくて美しい珠玉のラブストーリーでした。彼の初期の名作群を思い起こさせる、自閉症を抱えながらも純朴に生きる無垢な少年と、同じく自閉症を患うお父さんとの対照的な苦悩の描写なども印象的な良い余韻を残してくれます。一枚のコインを巡る親と子の長年にわたる葛藤と、病床での手紙を通じた和解など、細部のさり気ないエピソードの数々も詩的で良かったっす!そして、すれ違いや些細な喧嘩からいつまで経ってもうまくいかないジョンとサヴァナ、それでも愛さずにはいられない男と女の悲哀が、ささくれ立った僕の心に深く響きました。うん、ハルストレム、グッジョブ!
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-06 00:09:04)
62.  ジャッキー・コーガン 《ネタバレ》 
ヤバイ奴らが運営する地下の賭場を襲うことに決めたチンピラ2人組。かなり杜撰な計画は奇跡的に成功するものの、ドラッグにだらしない相棒が酒場でつい口を滑らせたことから、常に冷静沈着な殺し屋ジャッキー・コーガンが2人の元へと忍び寄る。楽勝で大金が稼げたことに浮かれていた彼らだったが、一転して自業自得の窮地へと追い込まれてゆくのだった。一見、そんなオーソドックスな犯罪ドラマと見せかけながら、実はブッシュ政権末期で破綻した経済至上主義政策に翻弄されるアメリカ社会を暗喩的に描いたクライム・サスペンス。とにかく、一本の映画としてみればあまりにも稚拙と言わざるをえません。タランティーノの映画に出てくるエピソードの一つとして検討されながら、ぎりぎり採用されなかったようなお話をなんとか引き伸ばして90分の映画へと無理やり成立させたような退屈極まりない作品でありました。NYからやって来るアル中の殺し屋も、恐らくどうしようもない駄目男のトホホ感をタランティーノっぽく漂わしたかったのだろうけど、完全に失敗しています。そして、肝心の暗喩のほうも上手く機能しているとは到底言いがたい安易な代物。お年を召しても相変わらずカッコいいブラット・ピットや、レイ・リオッタが殺されるシーンでのスローモーションを多用した凝ったカメラワークとかはなかなか良かっただけに残念です。
[DVD(字幕)] 4点(2014-01-28 06:12:16)
63.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
昔からピクサーって「そこに目をつけるかー」っていう独特の発想から始まり、それをスタッフ同士で徹底的に議論を重ねて脚本に仕上げ、そして日夜進化する映像技術を駆使して誰も見たことがないような素晴らしい世界観を有したアニメーションへと仕上げてしまうところが凄いんだよなー。ただ、たまにその設定が許容できない作品があったりするけど(たとえば「バグズライフ」→蝶とカマキリが仲間ってどういうこと?エサじゃん!とか、あるいは「カーズ」→この車たちを造ったのは誰なん?彼らは進化した有機体なの?とか)、でもこのゲームセンターのゲームのキャラクターたちが閉店後に相互の世界を行き来しているという設定はちゃんと許容できました。ごりごりの近未来シューティングにかくかく二次元キャラが忍び込んだりとか、見てて普通に面白いし。ただ、僕が生来の酒飲みで甘いものが大の苦手なせいで、あの物語の主要舞台となる「シュガーラッシュ」の見れば見るほど胸焼けしそうなお砂糖120%の濃厚スウィーツワールドには若干辟易。観終わったあと、無性にイカの塩辛が食べたくなりました(笑)。あと、魅力的なキャラがいまいち少なかったかなー。普通に面白いとは思うんですけど、ピクサーの過去の傑作群に比べたら、少々見劣りする感が否めなかったです。僕がとっくの昔にゲームを卒業してしまって、あんまりこの世界に思い入れがないこともあるんだろうけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-11 18:37:17)(良:1票)
64.  ジャックと天空の巨人 《ネタバレ》 
生活費を得るために、街へと馬を売りに来た平凡な青年ジャック。そこで謎の修道士と出合った彼は、ひょんなことからその馬と魔法の豆を物々交換することに。その夜、あやまって床下に落とした魔法の豆から伸びた蔦が瞬く間に天空高く育ったことから、ジャックは偶然知り合った王国の姫や騎士らと共に天空の巨人伝説を巡る冒険の旅へと巻き込まれてしまう。誰もが知る名作童話を、大胆なアレンジと最新のCG技術を駆使して映画化という、最近流行りのファンタジー作品。恐らくこんな映画なんだろうなーという、こちらの期待を一切上回らないがまあまあ面白いという、典型的な可もなく不可もなくな映画でありました。欲を言えば、もうちょっと主人公の青年役の俳優に華があれば良かったかなー。それに巨人たちの造形もただ小汚いだけで僕にはあんまり魅力を感じませんでした。クライマックスも、ロードオブザリングで散々やり尽くしてきたような映像がひたすら続いて少々単調。あれれ、書いてるうちに不可がいっぱい出てきた(笑)。でもまあ、適度な暇潰しとしてはぼちぼち楽しめると思います。ユアン・マクレガーの飄々とした演技も良かったです。
[DVD(字幕)] 5点(2013-12-01 08:18:23)(良:1票)
65.  白雪姫と鏡の女王 《ネタバレ》 
誰もが知る名作童話を最新のCG技術を駆使して映像化、魔女役は往年の名女優、そして主役である白雪姫はダイヤの原石となるかもしれない新人若手女優を起用という、枠組みだけ見ればちょっと前に創られた「スノーホワイト」と似た作品ながら、何処までも真面目に撮られたあちらとは違い、今作は何処までも明るいコメディタッチの作品でありました。それに「ただ若いだけの女になんか、まだまだ負けないわよ!」と主演女優を完全に喰っていたシャーリーズ・セロンと違って、今作のジュリア・ロバーツはちゃんと若手女優と調和しており好印象。白雪姫役の女の子も、最初こそ「眉毛濃っ!」と思ったものの映画の進行とともにだんだんと可愛く見えてくるのだから不思議。ただ、昔からこの監督のセンスとは微妙に合わないんだよなー。面白いとは思うけど、そこまで心惹かれるものはなかったです。それに全編に散りばめられたギャグの数々も僕には笑えませんでした。これはもう好みの問題なんだろうけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-27 12:51:44)(良:1票)
66.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
ジャンゴ!何処にでもいる黒人奴隷としてテキサスの荒野で野垂れ死にする運命にあった彼が、神のいたずらか謎の歯科医に拾われ、そして賞金稼ぎとして生まれ変わると、愛する女を取り戻すため、ひたすら悪人共をガンガン撃ち殺していくのだった!もういかにもタランティーノらしい、下品で猥雑で馬鹿馬鹿しいのだけど、それでも最高に面白くて最高に楽しいスーパークールなエンタメ映画でありました。前作の「イングロリアス・バスターズ」が個人的にあんまりハマらなかったのだけど、今回は見事にばっちりハマっちゃったよー、これ。2時間40分という長い作品で、しかもかなり単純明快なお話なのに最後までテンション下げることなく一気に見せ切るところはさすがっす!特にディカプリオとサミュエル・L・ジャクソンのもう余裕で楽しんで演じているだろうイカレキャラっぷりがツボでした。最後に満を持して(笑)出てきたタラちゃんが潔く爆死したトコなんかサイコーだぜ!もう一回、見ーよぉっと。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-22 18:00:24)
67.  シャドー・チェイサー 《ネタバレ》 
スペインの家族の元に久し振りに里帰りした主人公の青年社長。家族水入らずでボートで海へと出ていたら、突然、謎の集団に母親たちを拉致されてしまう。そして、全く事情を呑み込めぬまま、彼は国際的な陰謀へと巻き込まれていくのだった。そんな思わせ振りなストーリーがテンポ良く進む前半部分は「これはもしかしてもしかするかも?」と思わせるのだけど、途中からそんな小気味の良さはものの見事に失速。ブルース・ウィリスも速攻で死んじゃうし、後半はどこかで散々見尽くしてきたような全く新味のないアクションシーンがだらだらと続きます。あと、こんなに路上で銃撃&カーチェイスして市民が悲鳴をあげているのに、スペインの警察は何をしておるのだー!いくら財政危機に見舞われて予算が削られているとはいえ、無能過ぎるだろ!それと主人公の会社が破産したという設定は何の意味があったの?それでも、いかにも更年期障害真っ只中で今にもヒスを起こしそうなイライラおば様な、シガニー・ウィーバーの悪役っぷりはそこそこ良かったかなー。
[DVD(字幕)] 5点(2013-10-06 09:14:04)(良:1票)
68.  人生の特等席 《ネタバレ》 
メジャーリーグのスカウトマンとして長年活躍していたのだけど、緑内障を患ってしまい引退の瀬戸際にいる老スカウトマン・ガス。ガスの娘でいまは敏腕弁護士として活躍するミッキー。過去の出来事が原因で今も確執を引き摺るそんな親子が、とある事情により田舎へと選手をスカウトするため旅にでることに。最初は反発していた二人だったが、のどかな田園風景が拡がる田舎で一緒に仕事をするうちにお互いの心のわだかまりが解きほぐされていく。正直、こんなベッタベタなお話は苦手だし、野球にも全く興味がないのだけど、グラントリノでも見せたイーストウッドの頑固ジジイっぷりが良い感じにさまになっていて、最後までけっこう楽しんで観れました。やっぱり格好良いよ、イーストウッド!シブいぜ!!だからこそ、彼の出ていないシーンのところどころに正直「うぅ~ん」てトコはありましたけど(特に都合よく出てくるダイヤの原石ピッチャー笑)、イーストウッドのシブさに免じて+1点。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-28 18:57:13)
69.  少年は残酷な弓を射る 《ネタバレ》 
腹を痛めて産んだ自分の息子が、成長するにつれ、とてつもなく残酷な怪物となって母を苦しめる…。というなんとも後味の悪い嫌な映画。でも、そんな映画が嫌いじゃない自分としては、冒頭からの〝なんだかとてつもなく嫌なことが起こりそう〟という思わせ振りな雰囲気にずっと期待して観ていたのだけど、残念ながら途中からただ不快なだけの退屈な映画になってしまった。恐らく、意図してなんだろうけど、息子の学校生活や最後の凶行を一切見せないという演出は、個人的に失敗していると思う。そのもっとも観客が興味を持っているであろう部分が、最後まで何も分からないままだから、なんともしまりの悪い映画になってしまっている。残念。でも、時系列を行ったり来たりする演出が冴えていたのと、主人公の女優の抑えた演技が見応えあったので、5点。
[DVD(字幕)] 5点(2013-07-07 01:34:46)
70.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
いかにもキャメロン・クロウ印の、もう躁病かってくらいの徹底的な人生肯定映画。努力すれば叶わない夢はないよ!家族って今はうまくいかなくても、きっといつかは分かり合える日が来る!!どんな悲しみだって、生きていればいつかは必ず癒される日が来るんだ!!ボブ・ディランはやぱ最高!!!そしてどんな人生だって、絶対に誰にでも生きる価値があるんだよー!!!………もうこんな暑っ苦しいメッセージをひたすら人に強要してくる映画って苦手っす!!ごめんなさーい(笑)
[DVD(字幕)] 4点(2013-06-23 13:22:12)
71.  幸せの教室 《ネタバレ》 
良くも悪くもトム・ハンクス印な作品。この何も悪いことは起きないほのぼのラブコメを観て、明日からまたポジティブに人生楽しく生きていってくださいね的な上から目線がちょっぴり不愉快だけど、まぁ普通に楽しめるのではないでしょうか。俳優陣もみんな華があるしね。難を言えば、あまりにも優等生過ぎてちょっとパンチに欠けるかなってとこかなー。もうヒマでヒマで仕方なくて、なんだか肩の凝らない薄ーい映画でも観てみようかなぁって人にお薦めです。
[DVD(字幕)] 5点(2013-06-12 13:32:11)
72.  シカゴ(2002) 《ネタバレ》 
もうゴージャスでエネルギッシュで猥雑で胡散臭くて下品で、そして最高に面白いミュージカル映画の傑作。もともとミュージカルがあんまり好きじゃないのだけど、これだけは別格です。もう女の武器をこれでもかと最大限に駆使して成り上がっていく二人の女の姿はそれだけで魅力的!下品な弁護士を演じたリチャード・ギアもそれっぽくて最高だ。最後まで、徹底的にアンモラルを貫いた、その製作姿勢にも素直に拍手!理屈抜きの生きるエネルギーに満ち溢れていて、本当に大好きな作品。
[DVD(字幕)] 9点(2013-05-13 18:25:14)
73.  シン・シティ 《ネタバレ》 
マニアック(?)なアメコミが原作の、中身よりも徹底的に雰囲気に拘ったロドリゲス印の娯楽作。確かにここで展開される三つの主なお話は、はっきり言ってもろに漫画。まともな大人なら始めの五分で失笑するような、そんなお下品でグロくて馬鹿馬鹿しいお話をここまで美しい映像でとってもスピーディーに展開されるともうそれだけで圧倒されます。そしてそんな独特の映像のなかに見事に嵌っているそうそうたる役者陣も見応え充分!もうちょっとロドリゲスっぽく無茶苦茶してくれても良かったかなぁとも思うけど、それでも彼の才気が迸っているスーパー・クール・ムービー!!良いね。
[DVD(字幕)] 8点(2013-05-09 17:04:39)
74.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム 《ネタバレ》 
前作同様、見事なまでに心に残らない映画。昨日、観たばかりだというのにもうすでにどんな映画だったのか忘れ始めているから凄い。そんな映画を作ろうという製作陣の潔さは返って心地良いくらい。相変わらず、ちゃんとエンタメ映画のツボを押さえた演出にも好印象。でも、ちょっと前半の展開が退屈だったのと、敵役のモリアーティ教授にあまりに華がなかったのとで-1点。
[DVD(字幕)] 5点(2013-05-09 11:48:30)(良:1票)
75.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 
愛する妻を失い、いまだその傷心を引き摺るディカプリオ演じる連邦捜査官テディ。そんな彼が、謎の殺人事件を捜査するために乗り込んだ孤島の収容所で嵌り込む夢幻の世界。って、同時期に公開された「インセプション」と色々と思いっ切りかぶってるんですけどー。でもそこはやはりスコセッシ、冒頭のあの仰々しいオープニングに、ディカプリオが迷い込む悲壮感漂う孤独な男の狂気の世界、そしてそこで出会う亡き妻の妖艶な美しさ…。こちらはこちらで、やっぱりゾクゾクするくらい怪しい魅力に満ち溢れておりました。これはもしかして傑作の予感……?と、思っていたら後半の見事なまでの失速ぶりはびっくりですね。残念です。でも前半は好きな雰囲気だったので7点。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-30 15:12:18)
76.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
これって撮影中に映画の神様が舞い降りて来たんじゃないのだろうか。っていうくらい完成度の高い名作。無駄なシーンが一切ないし、テーマも多くの人々の心を打つ〝希望を信じること〟という直球勝負な軸が一切ぶれていない。主演俳優の抑えた演技も完璧だ。オチの爽快感といったら他に類をみないほど。そして、何よりこんな完璧な映画のなかにあって、「結局、真犯人が捕まらず冤罪が晴れていない」という唯一の瑕疵すらも、さらなる物語の予感を感じさせてくれるという奇跡的な名作。
[DVD(字幕)] 9点(2013-04-26 14:14:17)
77.  ジャンパー 《ネタバレ》 
中身のない今どきの薄っぺらい高校生が世界中をジャンプできる能力を身に付けた!!それだけの作品。何のひねりもないから観てて退屈。あと、主人公がその特殊能力を使って銀行からお金を盗むんだけど、最後までお咎めなしのまま、最終的に正義のヒーローになるって(倫理的に)どうなんですか!!!!
[DVD(字幕)] 3点(2013-04-20 19:28:51)
78.  ジャングル・フィーバー 《ネタバレ》 
アメリカという社会が抱える病巣、麻薬や貧困、そして人種差別といった重たいテーマを、まるでホームドラマのような都会的で洒脱な明るいタッチで描いたスパイク・リー監督の秀作。特に、当時はほとんど無名だったサミュエル・L・ジャクソンが演じる麻薬中毒の兄の演技には目を見張るものがあった。母親から奪いとった家具を売り捌いた金で麻薬を買う兄、それを責める弟に「何故、そこまでして俺が麻薬をやるのかって? それはな、俺がジャンキーだからだ」と目を逸らすことなく言い放つサミュエルの鬼気迫る目付きが今でも忘れられない。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-20 17:46:05)
79.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
やっぱりスピルバーグって良くも悪くも映像作家だってことがよく分かる作品。3時間以上もある長大な作品を全編モノクロ(一部例外があるけど、そこも印象的!)で最後まで見せきる手腕はもう神がかり的。観客を、実際にそこに居るかのような気持ちにさせるこの臨場感は凄いです。でも、人間の暗部ってこんなもんでしょうか?この時計を売れば、この宝石を売れば、もっと多くのユダヤ人を救うことが出来たのに。そしてそうやって救われたユダヤ人が今度はイスラエルでパレスチナ人を殺し始める……。そんな人間に対する深い洞察力みたいなものが、やっぱりスピルバーグには欠けているように思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-12 13:14:44)
80.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
この映画から、それまでの映画の概念を変えるCGという革新的な技術が始まったんだよね。確かに最初観たときの、あのあまりにもリアルな恐竜たちの姿には圧倒されました。ただ、ストーリーがあまりにも陳腐では。いま観ると「あれ、地味にサミュエル・L・ジャクソン出てたんだ」ってことのほうに驚かされました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-12 12:59:14)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS