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1.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
面白い。 タラちゃんは本当にストーリーテリングが上手い。 冒頭から「これは一体、どんな物語が始まるのか!?」と観客に期待させる映画的醍醐味。 ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツを筆頭に芸達者達の演技合戦も楽しい。 姉さんの撃たれ方、お屋敷の吹っ飛び方、痛快!  本作を観てこんな事を思うのは私だけかも知れないが、アメリカが過去の悪行を様々に形を変えて映画の形を借りて描くと言う意味では、本作(奴隷制度)とオッペンハイマー(原爆製造と使用)は同じカテゴリーの作品だと思った。 そして、両作を比較すると全ての点で本作の方が遥かに優れていると私は思った。 今に至る分断の根源をエンタメの形を借りて描き切ったタラちゃん、やっぱり凄い監督さんだ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2024-04-25 22:50:35)
2.  ジャッキー・ブラウン 《ネタバレ》 
タラちゃんのパム・グリア―愛が迸る、こだわりの一作。 大金をせしめるテクニックは複数回観た方が理解が深まるのでお勧め。 キーマンを演じるロバート・フォスターが終始渋くて良い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-04-01 15:57:00)
3.  小説家を見つけたら 《ネタバレ》 
何と23年も前の映画、私は恥ずかしながら本作の存在を知りませんでした。 この様な映画を素直に観られるか、「予定調和」「綺麗事」と斜に構えて観てしまうか、 私は後者の方とは友達にはなれそうも有りません。 偏屈な老人と前途有望な若者の交流を描いた作品はスポーツ系ジャンルを主にそれこそ星の数ほど世の中に存在しますが、 本作が興味深いのは「文系」でその様な物語を描いている事。(主人公は文武両道ですが) 向かい合って互いのタイプライターに興じる姿は中々微笑ましいものが有ります。 ショーン・コネリーは嵌り役です。  追伸 アンナ・パキンの可愛さは特筆もの。出番は少ないものの破壊力抜群です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-23 16:42:04)
4.  死霊館のシスター 呪いの秘密 《ネタバレ》 
丸の内ピカデリーのDOLBY CHINEMAにて鑑賞。 この手の作品は映像だけじゃなく音響も物凄く重要だと思っているので、この点では大正解でした。 地元さいたま市のDOLBY CHINEMAは既存シネコンを改装した仕様で、劇場自体の筐体が華奢なのか 過去観た作品全てで重低音域でビビりが発生し残念だなと思っていた所、丸の内は音響が素晴らしいと聞いていたので、 時間が合った事も有り鑑賞を決定。 いやはや素晴らしい音響でした。流石バブル期に建てられた頑丈な建物だけあります。 肝心の作品の感想です。 実は「死霊館~」シリーズ未鑑賞で予備知識皆無と言う無謀な状況でしたが、 私は映像と台詞から前後関係を自分なりに咀嚼しながら映画を観るのが好きな方なので結構楽しめました。 無宗教が普通の日本では絶対に作られない作品だなぁと思いつつ、ヴェラさんの歳の離れた妹、タイッサさんも可愛くて眼福でした。 
[映画館(字幕)] 5点(2023-10-25 08:56:34)
5.  幸せへのまわり道(2019) 《ネタバレ》 
不意打ちを喰らった気分です。 物凄く良い映画だと思います。 トム・ハンクスが本作での演技でアカデミー賞にノミネートされていた事は何となく覚えていましたが、 この手の作品は日本市場ではまず当たらないと思われるので、トム・ハンクスの他出演作品と比較して目立たなかったのは仕方が無いかと。  公私ともに気持ちが荒みがちな昨今、私は本作冒頭のトム・ハンクス自ら優しく歌い上げる"A Beautiful Day in the Neighborhood"の歌詞を見て、早くも涙腺が緩んでしまいました。 そこから先はトム・ハンクスに負けずとも劣らない確かな演技を見せてくれる共演陣(特にクリス・クーパー!)の方々も観ながら、私は何だかんだウルウルしっぱなしでした。  私は本作で取り上げられたフレッド・ロジャース氏の事は全く存じ上げませんでしたが、日本に「お母さんといっしょ」「できるかな?(追悼、のっぽさん泣)」「みんなのうた」等の素晴らしい子供向けの情操教育番組が有る様に、アメリカにも同じくらい幅広い層から支持されたTV番組が有ったのだなと思い、もう朧げな記憶しかないものの、自分自身が母親と一緒に「できるかな?」を観ていた時の事を思い出しておりました。  中盤の朝食を執るシーンの「一分間の沈黙」のシーンや、地下鉄で移動する際に乗り合わせた観客皆が楽しそうに"A Beautiful Day in the Neighborhood"を歌い出す様は、本作制作陣のロジャース氏へのリスペクトに溢れた素晴らしいシーンでした。  とどめはエンドクレジットです。 フレッド・ロジャース氏本人の優しい歌声で"A Beautiful Day in the Neighborhood"を聞いた後、ほんの数秒ですが優しさに満ち溢れたご本人の顔が映し出されます。 この瞬間に私、号泣です。 今もこうしてレビューを書きながらウルウルしています。  良い映画に巡り合えました。感謝。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-07-27 09:24:55)
6.  シャザム! 《ネタバレ》 
頭使わず気軽に観る作品としては及第点。 だが、本当にアメリカの学校では映画の様な事が起こっているかどうかはともかく、 冒頭のいじめっ子コンビが足の不自由な子に車でわざとぶつかり、 車に傷が付いたとその子に殴る蹴るの酷い仕打ちをするシーンは観るのを止めようかと思った位。  笑いのポイントが日本とアメリカでは違うのかも知れないが、ちょっとこれは無いでしょう。 5点はお姉さんを演じたグレイス・キャロライン・カリーに捧げます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-26 11:14:47)
7.  ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 
【前置き】 8点は「ザック・スナイダーカット」の点数です。 評判の悪い劇場公開版は観ておらず、ザック・スナイダーカット鑑賞後に比較の意味で観てみようかとも思いましたが、 他レビュアー諸氏の意見を読み止める事にしました。  【本題】 4時間もの長尺ですが、全く飽きません。 他レビュアー諸氏の感想と同じになってしまいますが、登場するヒーロー達、特に本作が実質初のお披露目 且つ実質主人公とも言えるフラッシュとサイボーグを掘り下げるシーンがとても充実しています。 両名とも荒唐無稽過ぎるキャラですし、しかもサイボーグに至っては悲惨極まりない出自を経て登場に至っている事も有り、 スーパーマン・バットマン・ワンダーウーマンにそれぞれ個別タイトルの作品が存在する様に、本作位の時間を割いて丁寧に描写しなければ、両名共に薄っぺらい存在になっていたかと思います。(恐らく、劇場公開版の評判が悪いのはこの点かと) 本作以降のスーパーヒーロー達の活躍はDCユニバース再構築とやらで残念ながら観られない様で残念です。 皆さん本当に当たり役なので、大スクリーンで活躍する姿を観たかったのですが。  「フラッシュ」は劇場公開されている様ですが、評判が芳しくない様で劇場に足を運ぶべきか迷っています。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-06-19 10:15:39)
8.  勝利への脱出 《ネタバレ》 
本作で最高のシーンは、連合軍側名プレーヤー達の妙技に目を細めながら一人悦に入っていたマックス・フォン・シドーが、 ペレのオーバーヘッドキックを目の当たりにして感情を爆発させ、周囲の白い眼など眼中にせずスタンディングオベーションを送る所でしょう。スポーツの持つ崇高さ・偉大さを判り易く描いた名シーンだと思います。 それにしても、彼が演じた将校さんは試合後に・・・ やっぱり銃殺刑なんだろうなぁ(泣)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-08 13:23:49)
9.  ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 《ネタバレ》 
新作が観られたのは嬉しいが、頭の中では終始「違うんだよなぁ、これじゃないんだよなぁ」と言う思いが渦巻いていた。  思えば1年程前だったろうか、今も動画サイトで観る事が出来るが本作のプレ予告は人間が一切登場しない、ジュラ紀か白亜紀の恐竜の様子が延々と続く、それはもう新作に向ける期待を煽る素晴らしい内容だった。  私が本シリーズに期待しているのは、とにかくスクリーン狭しと恐竜たちが縦横無尽に暴れまわる映像で、何処かで観た様なスパイ映画 の一部をコピーした様な映像等では絶対に無い。 新旧3部作の俳優陣総出演は本シリーズのフィナーレに相応しいのかと思うが、総じて期待以下だったと言うのが正直な所。  いっその事、御大フィル・ティペット氏にここは奮起頂き、改めてCGでは無くコマ撮りアニメで恐竜だけ(人間など要らん)が大挙出演しスクリーンで暴れまわる「シン・ジュラシックワールド」を15分の短編でも良いから作成して頂きたいと思ってしまった。  最後に、恐竜を世に放ち世界中を混乱に陥れた張本人が刑務所に入る訳でも無くのほほんと山奥で暮らしているのは、絶対におかしいと思うぞ。
[映画館(字幕)] 3点(2022-08-24 16:39:54)(良:3票)
10.  JOLT ジョルト 《ネタバレ》 
主役のケイト・ベッキンセールが何故にあれだけ強いのか説明不足な上に、 アクションシーンも細かいカット割りの連続なので残念ながら強そうに見えない。 続編有り有りの終わり方だったが、果たして作成されるのかは疑問。
[インターネット(字幕)] 4点(2022-04-19 17:55:03)
11.  シークレット・ランナー 《ネタバレ》 
「どう決着を付けるのか?」それを見届けたいが為だけに最後まで観てしまった不思議な映画。 謎解きはエラくあっさりしているし、前半のミステリー仕立ての展開は何だったの?と正直思う。 でも、本作を通じてカーリー・チェイキンと言う女優さんを発見したので良しとする。 (彼女見たさに某配信サイトにて「Mr. ROBOT」鑑賞スタートしました)
[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-02-01 10:46:48)
12.  シャン・チー/テン・リングスの伝説 《ネタバレ》 
期待以上でも無く、期待以下でも無く...と言う微妙な結果。 アジア系のヒーローと言う意味では斬新だし、殊更にお隣の国を誉めそやす様なあからさまな演出は無かったので、 観ていて心地よかったのは事実。 ただ、個々の俳優陣のファンの方々には本当に申し訳ないのだけれど、幾つかどうしても気になってしまった事有り。  トニー・レオンの髪型 ⇒もう少し何とかならなかったのか? 悲しき悪の棟梁があの様な場末のサラリーマンみたいな髪型(7:3分け)って如何なものか?  主人公の容姿 ⇒さえない外観だけど実は無茶苦茶強いって本当は燃えるポイント、でも私にはどうしても彼の顔がお隣の国の棟梁(の若い頃)に見えてしまって仕方が無かった。 まさか狙ってオーディションで人選したとは思えないが・・・  ヒロインの容姿 ⇒オークワフィナに罪はない、それだけは確か。だけれどもう少しヒーロー物らしい華やかな雰囲気の女優さんに頼めなかったのか・・・   主人公妹の容姿 ⇒キレの有るアクションは見応え充分、でも、でも...片桐はいりに見えてきてしまい困った。  と、好き勝手な事を書かせてもらったけれど、これからのMarvel Chinematic Univerceの新しいメンバーとして登場人物の皆様には頑張って頂きたいと思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-11-15 15:51:39)(笑:1票)
13.  ジュマンジ/ネクスト・レベル
カレン・ギランに5点全て捧げます。 作品自体は前作に比べてパワーダウン…
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-29 20:05:44)
14.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 
ラストシーン、デヴィッド・ボウイのイントロが流れ始め画面が暗転した瞬間、私は思わず拍手してしまった。 この様な感情の昂ぶりは久しぶりかも知れない。 第二次世界大戦の敗戦濃厚なナチ政権下のドイツが舞台、しかも主人公の少年のイマジナリー・フレンドはあのヒットラーと言う、 一昔前ならばタイカ・ワイティティ自身が暗殺の標的にになりかねない様なとんでもない設定。 この様な設定の中で、本作の様な「ファンタジー」を一つの映画として具現化してしまった監督のセンスと手腕に感服するばかり。 タイカ・ワイティティがナチ思想とか極右とか言う意味では決して無く、映画と言うものがクリエイターが頭の中で思い描くものを 表現する「芸術」であるなら、本作はまさしくその本懐を遂げているのではないだろうか。 また、私はあのポール・ヴァーホーベンの名(迷)作「スターシップ・トゥルーパーズ」を思い返しながら本作を観ていた。 作風は両極端な位に全く異なるが、両作には共通する「肝」が有る様に思える。 主人公の少年は並居るスカヨハ(祝、アカデミー助演女優賞ノミネート)、サム・エリオット他の磐石の演技を差し置いて、 主演男優賞に何故ノミネートされないのか不思議なくらいの名演を見せている。 アカデミー作品賞、獲って欲しいなぁ!
[映画館(字幕)] 10点(2020-01-27 16:50:38)
15.  ジョーカー 《ネタバレ》 
ひたすら重く、切なく、悲しく、救い様の無い物語。 充分以上に見応えが有り、アッと言う間に終わってしまった。 そして、とても疲れている自分に気が付いた。 本作は心身が少しでもネガティブな状態の時に観るべきでは無く、観賞する事に覚悟を伴う映画だ。 今の世の中、一人ひとりの境遇は違えど自分の置かれている状況に不満をもっていない人など、 古今東西老若男女を問わずこの世には一人もいないだろう。 彼=ジョーカーはそんな私達のある意味「代弁者」なのだ。 なので、物語が進むに連れて彼が否応無く八方塞りの状態に陥る様や、 普通ならば目を背けてしまう様な凄惨な暴力描写にも、何とも表現の仕様が無い嫌なカタルシスを感じてしまうのだ。 物語終盤、暴徒と化した自らの信奉者達を前に車の上に立ち上がる彼の姿は、 例えるならば新たな神が降臨したかの様な錯覚さえ覚えてしまうのだ。 私も含めた世界中の市井の人々は皆、彼が行ってしまった『あちら側』に自分も行ってしまいそうな気持ちを、 皆理性を持って必死に・懸命に『こちら側』に留まっている。 本作が世界中でヒットしているのは、ある意味その証明とは言えないだろうか。   最後に、ジョーカーを演じるホアキン・フェニックスは事前の役作り・没入度合い含めて神がかり的な演技をしている。 彼の姿を観るだけでも劇場に足を運ぶ価値は絶対に有る。 敢えて「傑作」と表現させて頂く。
[映画館(字幕)] 9点(2019-10-30 16:34:35)
16.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 
亡き妻との思い出が沢山詰まった我が家を爆破された事への復讐譚。 キアヌ扮するジョン・ウィックのキャラは冴えているが、 作品自体のパワーは1作目には及ばない。 設定では前作から5日後の出来事なのだそうな。 ここは物凄く斬新。 3作目は劇場に観に行こうかと思う。
[インターネット(字幕)] 5点(2019-10-15 13:39:05)
17.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 
単純明快、怒りに燃えた中年男性の復讐劇! これのみ!! 本作のキアヌは「これが伝説の殺し屋(ブギーマン)?」と思ってしまう位、痩身の疲れた中年の雰囲気満載。 だけどこれが本作の面白みの一つになっていると思う。 如何にもプロの殺し屋の様な筋骨隆々の俳優では無く、キアヌの様な線の細いキャラが派手なアクションをした方が面白い、 って、これそのままマトリックスのネオだと気が付いた(爆)。 後、とにかく犬が可愛い。 犬を貰った時のキアヌの演技も泣ける。 彼の演技で泣いたのはこれが初めてかも。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-10-09 14:02:54)
18.  シンクロナイズドモンスター 《ネタバレ》 
モンスターと巨大ロボは登場するが、本筋は自堕落な自分を戒め出直すまでを描いたいわゆる「克己もの」。 設定が面白いと思ったので観賞に至ったが、特段面白い映画ではなかった。 一昔前では考えられない位にCGの技術が向上し、しかも安価になった今、 最もその恩恵を被れるのはこの手の作品なのだろう。
[インターネット(字幕)] 4点(2019-09-16 16:19:18)
19.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
2019/8/3、パシフィコ横浜で開催された「JAWS in CONCERT」にて、フルオーケストラ生演奏付きの贅沢極まりない環境で観賞。 意外な事に、本作を劇場で観るのが実は初めてだった事に気が付いた。  以下、上記を踏まえて感じた事を列記させて頂きたい。  1.これまでに何十回と本作を観賞しているが、その殆どがTV放送用にカットされた日本語吹き替え版。 私の脳内記憶の中ではこの「TV放送用日本語吹き替え版」が自ずとスタンダードになっている。 なので今回観賞したノーカット版では、サメ狩りに出掛けるまでの流れは失礼ながら緩慢な印象を受けた。 図らずも各種制約のある中で放送するTV版は余計な描写をそぎ落としたスピーディな流れになっていると思う。 このバージョンで劇場公開して欲しい位。  2.サメ狩り職人のクイントを演じるロバート・ショウ、クセの強い役柄・時折見せる狂気を孕んだ目の光含め本作第二の主人公と言っても良い位。 壮絶且つ痛そうな最期含め、一度観たら忘れられない強烈な演技をしている。  年齢を重ねると万物の見方・捉え方は変わるが、今まではこの様な印象は持たなかった。これも映画鑑賞の醍醐味である。  3.ロイ・シャイダー演じるブロディ所長の奥さん:エレンを演じたロレイン・ゲイリー、これまでの観賞では完璧にノーマークだったが、 今回改めて観ると旦那をさりげなく鼓舞する良妻賢母振りや、何よりチャーミングなルックスが何気に自分の好みのタイプ。 本作(「2」以降は作品として認めないので除外)以外、あまり多くの作品に出演されていない様で残念だが、 これも齢50歳を越えなければ決して抱かなかった感想だ。  4.作品自体は既に44年を経過していはいるが、サメの造形含め古臭さを感じる事は皆無であり、良いものは良い事を再認識した。 本作以降、柳の下のドジョウならぬサメを狙った作品が乱立し、ディスカバリーCHのSHARK WEEK等含め「サメ物」がそれこそ40年以上に渡り毎年、 夏の風物詩的に製作され続けている全ての起源は本作であり、全世界の人々に良くも悪くもサメの印象を強烈に植え付けたポスタービジュアル 含め、CG等の映像技術がどれだけ進化しても本作はオリジナルにして既に孤高の作品に昇華しているといえる。  5.シネマコンサートと言う手法、日本でも定期的に作品を変えて公演が継続開催されているが、今回は特に映像とフルオーケストラ生演奏の シンクロ率が半端無いレベルで高く、全く違和感を感じなかった。 本編終了後にアンコールの形でJAWS組曲の演奏プレゼントもあり最高の体験が出来た。 チケットは少々お高いが、本レビューサイトを利用されている皆様にも強くお勧めしたいイベントである。
[映画館(字幕)] 8点(2019-08-05 10:43:16)
20.  15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 
良作。 クリント・イーストウッドの作品には外れが無い。 テロを阻止するクライマックスに至るまでの描写が淡々とし過ぎているかの様に思えるが、 本作を鑑賞する人は皆、これから彼らに何が起こるかを知っている訳で、 それが故に各シーンに巧みに散りばめられた伏線が最後に最大限の効果を発揮するのだと思う。 (落ちこぼれだった事、身体を鍛えた事、色々と努力した事、信仰が主人公の価値観に大きく影響を与えた事 等々) 本作最大の複線は、今更説明不要だが主人公含め主要登場人物を本人が演じている事だろう。 私は事前に予備知識として知っていたが、皆中々の演技をしていたと思うし、 フランス大統領から叙勲されるシーンや故郷でのパレードのシーンは、逆に本人が演じている事を 知っているが故に感動が増した様に思う。 本人を使うのは大英断だと思うし、彼らを被写体として最大限活用した監督の手腕にも脱帽する。 劇場で観るべき作品だった。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-07-23 18:05:20)(良:1票)
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