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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2310
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  大脱出(2013) 《ネタバレ》 
 なんとなく昔懐かしい雰囲気の作品。  わかりやすい。勧善懲悪。  アーノルド・シュワルツェネッガーの正体が義賊マンハイム。で、CIAの娘の協力者。  シルヴェスター・スタローンは脱獄のプロ。  でも犯罪者ではありません。刑務所の防犯システムの欠陥を指摘するコンサルみたいなお仕事。インテリ~。  だからスタローンにやましいことは何もない。後ろめたいことは何もない。よって全力で応援できます。  シュワちゃんのほうは、良いひとか悪いひとか最初こそわかりません。でもすぐに味方なんだろ~な~って思います。  ・・・そもそもシュワちゃんに裏表あるキャラの演技なんて無理だし・・・。  それでも、何らかの罪を犯したのであれば、そのシュワちゃんの脱獄の手伝いをするのはどうなん?とは思ってしまいましたが、それより自分が脱出することのほうが最優先なので仕方がないですね。  そう、タイトルが脱獄ではなく脱出。  それはもうその通りなわけです。  で、途中まではとても楽しんで見ていたのですが、最後がやはりというかある意味予想通りというか、力技のアクションで押し切っちゃいました。そこはちょっとだけ残念だった気も。  オープニングの脱獄のほうが、よほど『してやったり感』を感じることができました。  カタルシスに欠けるオチ。惜しい。  
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-26 15:15:03)(良:1票)
2.  ダブルヘッド・ジョーズ<OV> 《ネタバレ》 
 超粗いCG。超大根な役者。超どうでもいいストーリー。  全く意味がわからない行動の数々に、パツパツ水着のお姉ちゃんたち。  これぞB級。これぞエンターテイメント。  アラしかないから、アラ探しする気すら失せるクオリティ。  なぜダブルヘッドなのか。そんな説明は一切なし。潔し。  ダブルヘッドジョーズがとにかく人を襲う。  そうです、それで良いんです。これぞお気楽B級映画です。  『島が沈んでしまったー。』と騒いでいる人たちの背後に、陸地や岩場が見えたって気にしない。  B級サメ映画を楽しもう。その気持ちが本物だったら、そんな岩場は見えなくなりますから~。  全体のおよそ9割はしょぼしょぼですが、そんななか時折良いシーンが紛れ込んでたりするから侮れません。  ボートに乗っていた男2人が、海に浮かんでいる何かを見つけて近づいていくときの緊張感はなかなか良いものでしたよ。  よく頑張りました。  終盤のチャペル内での攻防も、ビジュアル的になかなか頑張っていたのではないでしょうか。  『サメ映画を撮るぞ!』という気概が伝わってきます。
[DVD(字幕)] 5点(2024-06-07 02:03:52)(良:1票)
3.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 
 ジャンル「コメディ」となっていますが、笑えるのはマックのとこくらいしかないなぁ。  ティム・バートンの映画で好きだったのは、「シザーハンズ」「マーズ・アタック」「スリーピー・ホロウ」くらいで、最近のになればなるほど肌に合いません。  今作も、とにかくキャラと話がとっちらかっていて、なかなか気持ちが入っていきません。  役者はかなり豪華なんですけどねぇ。ギャラだけでもすごいお金かかってそうです。  バーナバスと魔女の確執がメインだとは思うのですが・・・。  ビクトリアとの恋愛を描いてみたり。バーナバスと子供たちとのふれあいを描いてみたり。ミシェル・ファイファーと手を組んで、コリンズ家を復興させてみたり。とにかくやりたいことをやってみました、のごった煮感がすごい。  少年の父親は隠し財宝を狙っているし。ホフマン博士はバーナバスの血を使って不老不死になろうと企んでいるし。挙句の果てにはクロエはオオカミ少女で、少年はゴースト使い。まあそれは面白かったけどサ・・・。さすがにいろいろつめこみすぎなんじゃな~い?  ビクトリアはビクトリアで思い背景しょってるし。で、ビクトリアが最後ヴァンパイアになって、実はビクトリアはジョゼットで…もうわけわからん。  いっちばんまずいのは、たとえヴァンパイアにされたからといって、罪の無い人をやたらめったら殺しちゃっているとこ。  このストーリーに、律儀に「ヴァンパイアの怖いとこ」設定いる?
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-11-13 03:22:40)
4.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 
 なんか退屈。時間も長い。007ってこんなんでしたっけ?  スパイ要素なんて後半ほとんどなくて、アクションばかり。  しかも任務とかじゃなくて、内輪でのごたごた。言ってしまえば復讐劇。  う~ん、これじゃあ007っぽくないなぁ・・・とでも思ったのか、とりつくろうかのように出てくるボンドカー。しかもヘリにハチの巣にされて見るも無残なスクラップ。そしてボンドガールもすぐ退場。  ・・・いや、もしかして今作のボンドガールってあのおばちゃん・・・?いや、まさかね・・・。  なんか007ならではのワクワク感や爽快感ってのが皆無で、エンターテイメント性に欠ける気がするのです。  いえ、この映画、007というつもりで見なければ、それなりに高評価をつけられたかもしれません。  スパイ映画を見たかったのに、なんか全然違うもん見せられた気分。そこがちょっと不満。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-11-02 02:14:29)
5.  ダーティハリー3 《ネタバレ》 
 最初のほうは面白いんですけどねぇ。  ガス会社のワゴンを手に入れるとことか。  酒屋の強盗退治するとことか。  でも話が佳境に入るにつれて、逆に面白味がなくなっていくのが不思議。  ラストのアルカトラズでの攻防戦なんてその最たるもの。なんでしょう、このダラダラとした締まりのない戦いは。  また、今作では女性刑事が初登場。キャラハンの相棒になるのですが、相棒として上手く機能しきれていない感じが・・・。バディものならではの面白さが皆無なんです。登場シーンこそ頭の良さを見せるのですが、それ以降彼女の頭のキレを感じさせるシーンが出てきません。いったいなんのための伏線なのか。彼女が彼女にしかできない活躍を見せることで、ハリーに相棒として認めさせるのが痛快で面白いはずなのに。それにこーゆーノリなら、女性刑事は死なせないほうが良かったんじゃないかなぁ。ムダに後味が悪いです。  警察組織から理不尽な待遇を受けるキャラハン。もはやアウトローの宿命ですから、この際それは目を瞑りましょう。ただ溜飲を下げるシーンは必須です!クソ上司が自らの非を認め謝罪するシーンとかさぁ。で、キャラハンが『お前たちが俺の言うことを聞いて入れば、ケイトは死ななくて済んだ』とか言ってさ。なんかそーゆー胸のつかえがとれるシーンを最後にください。なんかスッキリしないまま終わっちゃってます。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-09-03 09:56:14)
6.  ダーティハリー2 《ネタバレ》 
 1作目よりかなり面白くなっていたと思います。  こーゆー『毒を以って毒を制す』みたいなの好きです。  オープニングからつかみはばっちり。法で裁けない悪党を有無を言わさず成敗する。いいじゃないですか。スカッとします。  でもその場に居合わせた人間や目撃者も、バンバンバンって見境なし。この辺から『あれ?あれれ?』ってなってきて、そこへハリー・キャラハン登場。う~ん、いいですね。  最近の映画のほうがミスリードは上手。だからチャーリー・マッコイのいかにもってキャラは、出た瞬間にミスリード要員とまるわかり。チャーリーは惜しいキャラでした。もっと共感できる人物だったら・・・。あるいはチャーリーに関するエピソードをもっと丁寧に描けていたら・・・。復讐に燃えるキャラハンという構図もできていたかもしれません。  もちろん、それを言うなら相棒の死だって同じこと。キャラハンが相棒を救えなかった後悔と悲しみをもっと表現するようなシーンはほしかった気がします。  で、そーいったものを全く描かなかったので、一番盛り上がるべきラストの決戦が、何とも無味乾燥なものとなってしまいました。  序盤~中盤くらいまではすごく良かったのになぁ。  残念。でも1作目よりかは面白いですよ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-08-31 01:56:57)(良:1票)
7.  ダーティハリー 《ネタバレ》 
 最初のほうこそ面白かったのですが、終盤になるにつれ、だんだんつまらなく・・・。  理由は2つ。まず、夜のシーンが多くなり、画面が真っ暗で何やってるか全然見えない。  理由のふたつめは、あれだけ武装して、警官に発砲して暴行までして、少女の遺体まで出てきて不起訴なのは無理がありすぎるってとこ。こんな出鱈目がまかりとおるのであれば、完全犯罪やり放題である。  これは凶悪犯を再度野放しにして、主人公と対決させたいってだけじゃん、っていう安直なプロットに醒めます。  更にはキャラハンをストーリー上孤立させたいってのはわかるんですが、上司も検事も市長もキャラハンを責めまくるのでイライラします。  今作初鑑賞なんですが、勝手にアウトローなヒーローが型破りに暴れまくる、そんな爽快なアクションをイメージしちゃってたんです。そりゃ勝手にイメージした自分が悪いんですが、このタイトルにクリント・イーストウッドだったら期待しちゃうじゃないですか。良そうに反して優等生なキャラハンに物足りなさを感じてしまった次第です。  ただ、若き日のクリント・イーストウッドを見られて、そこだけは大いに満足です。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-08-23 02:28:19)
8.  ダイヤルMを廻せ! 《ネタバレ》 
 そうかそうか、何か気に入らないと思ったら、そもそも不貞をはたらいた妻が、終始被害者のように描かれているところが気に入らないのだ。愛人の男が、なんだか正義の味方みたいなポジションに居座っているのが気に入らないのだ。  もちろん、殺人が一番悪い。そんなことはぁわかっています。わかっているうえで、心情的にはトニーを応援してしまう。だって人間だもの・・・。でもなんとなくこれは失敗するんだろぉなぁ・・・って思い、そしてその通りになるから、なんか気に入らないんだ。  もとはと言えばマーゴとマークが悪いのに。結局トニーがお縄。不倫関係にある2人は見事に障害を排除して結ばれましたとサ、ちゃんちゃん♪。うん、胸糞悪いです♪。  救いなのは、トニーが『あーあ、ばれちゃったか。』みたいな感じで、潔いほどかっこつけてくれるんです。これで後味がそこまで悪くならない。  だいたい愛人の小説家。トニーが犠牲になってマーゴを助けようなんて、いけしゃあしゃあとどの口が言ってんだコノヤロウ、と虫唾が走ります。この愛人マークが死刑になれば良かったのに。  とゆーわけで、結果そのものは見ていて気分が良いものではなかったです。  ただその過程はとても面白い。  序盤で愛人マークが『現実は小説のように絶対うまくはいかないから』って言ったように、ことごとく計画通りに進まないのが面白い。一番の誤算は、殺し屋が返り討ちにあっちゃうこと。この鋏も予定ではそんなとこにあるはずないのに、予定外のことが起こって裁縫箱からそんなところに置きっぱなし。そのせいで計画が狂っちゃうなんてさすがのトニーも夢にも思わず。  ところが、ここからトニーは機転を効かせまくって、今度は妻を死刑にもっていっちゃう。このストーリー展開はもはや爽快ですらあります。  個人的にはそのままマーゴ死刑エンドでも良かったんだけどなぁ・・・。  伏線の回収はまさに完璧な作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2023-07-30 21:31:37)(良:1票)
9.  タイタンの逆襲(2012) 《ネタバレ》 
 モンスターがいて、仲間がいて。わーわー、きゃーきゃー言いながら戦って。  これで良いと思います。  娯楽ですから。  エンターテイメントですから。  テンポよくいろんな敵が出てくるので、見ていて飽きません。それだけで十分。  ・・・十分のはずなんだけど・・・  個性あふれるモンスター軍団に対し、ペルセウスパーティの個性の無さはどーにかならんものか?  半神が2人もいるけど、2人とも普通の人間とたいして変わらんのはいかがなものか。  ペルセウスの異常な打たれ強さは確かに人間離れしてはいましたが・・・  主人公の特技→『めっちゃ打たれ強い』  そんな地味でいいんだろうか。  一番目立っていたのが、終盤のゼウスとハデスの共闘。  人類がてこずっていたクロノスが送り込んだ闇の兵士?を、神ならではの力で蹴散らしていく。  ペルセウスたちより明らかに華のある闘いっぷり。  ・・・それってどーなの?  軍神アレスが最後まで悪いやつっていうのもなんだかねぇ。  ポセイドンがすぐにリタイアしちゃうのももったいない。  モンスターたちのあばれっぷりは最高。映像がとても良い。  もう開き直って、モンスターたちの活躍をひたすら楽しむべし、ですね。  
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-03-22 02:09:10)(良:1票)
10.  TIME/タイム 《ネタバレ》 
 設定、アイデアは好き  世界観は…どーかな~?  SFはよほどうまく作ってくれないと、世界が狭く感じられてしまいますね。世界に広がりや奥行きを感じられないのが残念。こじんまりとした世界での逃避行。  そもそも富裕層と貧困層しかいないような世界の描きかたは発想が貧困じゃないでしょうかねー。中流階級が多くいて、富裕層と貧困層はマイノリティー。そのあたりは現実と同じくらいの配分にしたほうが世界を広く感じるし見ごたえもあると思いますけどね。  アマンダ・セイフライドはかわいいし、主人公も悪くはなかったのですが、感情移入するまでには至らず。  貧富の差が激しい世界を根底から覆すのかと思いきや、やっているのは強盗…。どーにもカタルシスを得づらい…。  序盤から中盤にかけては結構わくわくしながら見ていたんですけどねー。  大金(時間)をつかんだ直後に訪れる母親の理不尽な死。体制そのものに怒りを感じ、現体制を根底からひっくり返す、そんな壮大な物語を期待しちゃったのが悪かったのかなぁ‥‥
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-08-31 03:07:45)(良:1票)
11.  ダーク・フェアリー 《ネタバレ》 
 思っていたよりだいぶ怖い。特に序盤から前半。雰囲気づくりがとっても上手です。プロローグからして真っ当なホラー。  ゆるめのゴシックホラーを想像していたので、ちょっと油断していたというかなめていました。序盤はずっとドキドキしながらの鑑賞です。  で、こーゆー作品の宿命ですが、ダーク・フェアリーの姿が出ちゃうと怖さが半減しちゃうんですよねー。  つまり後半になるほどホラーとしての怖さは勢いがなくなります。  女の子が一人でお風呂に入っているとき、電気を消されちゃうのが怖さのピークでしょう。  そっから先はホラーというよりモンスターパニック。それはそれで面白いのですが、ファイナルバトルではどいつもこいつも簡単に気を失っちゃううえにいつまでも目覚めないのがイライラします。ダーク・フェアリーたちに都合の良いように物語が進んでいきます。まさにダーク・フェアリー視点からのご都合主義と言えるでしょう。  そして後味が悪い。キムが犠牲になる必要があるのでしょうか。それに人が一人消えたんですよ?どこに引きずり込まれたのかもわかっているんですよ?行政や公的な力であの地下を掘り起こすなりなんなりして探し出すでしょう、普通。そんなことを言ったらだめなんでしょうかね。  バッドエンドは嫌いなんですが、最後にキムがどうやらダーク・フェアリーの仲間入りをしたかのような終わり方そのものはおとぎ話っぽくて嫌いではありません。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-17 02:11:38)
12.  ダメ男に復讐する方法 《ネタバレ》 
 ストーリーは極めて単純。似たようなプロットの映画はきっと他にもある。ですがそれはそれで全然構わないのです。大事なのは、同じ料理を作るにしても、どう味付けをしていくか。まずいカレーもあれば、うまいカレーもある。同じカレーでも千差万別。この作品は間違いなく安心して楽しめる『上手いカレー』になるでしょう。  女性が主役です。女性向けの映画であることは否めません。ですが男性が見てもきっと楽しめる内容です。  3人の主演女性はそれぞれ違う魅力がある。  ケイトは典型的な夫依存型奥さん。そんなケイトが自立した女性へと少しずつ成長していく姿がかっこいい。前半のケイトは嫌いですが、後半のケイトは次第にかっこよく見えてきます。  カーリーはキャメロン・ディアスの本領発揮というキャラクター。さすがにお年を召したキャメロン・ディアスですが、彼女の魅力を存分に堪能できる人物です。劇中では一流のつっこみ役として、終始笑わせてくれます。  そしてアンバー。とにかくかわいい。ケイトとカーリーだけだとどうしても平均年齢が高すぎるのですが、アンバーが加わることでとても華やかな3人になります。相乗効果で3人の魅力がぐっと上がるし、3人で力を合わせて陥れてやろーぜってのがわくわくさせてくれます。  好き放題やっていたダメ男マークは最後にコテンパンにやられて、これ以上ないカタルシスを感じられます。3人のその後もクドくない程度に紹介され、すっきりとした余韻を残して物語は幕を閉じます。  明るい気持ちになれる良質なコメディムービー。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-11-07 10:53:07)
13.  ダラス・バイヤーズクラブ 《ネタバレ》 
 実話とは知らずに鑑賞。  エイズが判明。余命30日。エイズ治療薬AZT。まだ臨床実験の段階で処方されず。違法に手に入れるも、薬は効かず病状は悪化。ワラにもすがる思いでメキシコの医師を訪問。免疫機能を向上させる毒性の低い薬。ただし未承認。ウイルス除去はできずとも、病状は緩和。病気を治すのではなく、病気と共に生きていくことを決意。自分を助けてくれた薬の販売を企画。『ダラス・バイヤーズ・クラブ』設立。ロン・ウッドリーフが仕入れてくる未承認の薬を求めて集まる人々。黙っていない国家権力と製薬会社。捜査のメスが入り、摘発・・・。  という膨大なストーリーを2時間に凝縮した本作。更には医師との恋愛、患者仲間でもありビジネスパートナーでもある友人との友情、死別までも盛り込んだ内容。  当然後半になるにつれストーリー展開は駆け足になり、説明不足な部分は出てきます。  実話だから仕方ないのですが、本当に人の命を助けてくれる薬が、FDAと製薬会社の癒着により、臨床実験すらされず、人の命が軽んじられる現実が腹立たしい。しかもその事実を隠し、自分たちは正義だと謳っている病院と製薬会社はタチの悪さを通り越して存在そのものが非人道的。もちろん、この映画で述べられていることを鵜呑みにしたらの話ですが。  勉強になる映画ではありますが、個人的には鑑賞後の後味があまりよろしくないので、好きなタイプの映画ではありません。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-05-21 14:39:15)(良:1票)
14.  ダスク・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 おそらく低予算であろうことが伝わってくるB級ホラー。  ですがこの作品、低予算ながら、なかなかよくできていらっしゃる。  それに、私の好きな籠城タイプのサバイバルホラー。  犯罪者と被害者という関係性により、自然に籠城せざるを得ないように仕向けたのは上手かったと思います。  もはやアイデアそのものが飽和状態と言っても過言ではないこの手のジャンルの中で、結構オリジナリティあるクリーチャーが登場。最初は『1体』だけか・・・たいしたことないな。と、思っていたのですが、『1体』という数の少なさを、その危険性でカバー。充分にその脅威に恐怖できるクリーチャーでした。『トゲ』が重要になるなんて、こいつか『トゲトゲの実』の能力者くらいです。  このトゲが刺さると、傷口から未知の生命体の細胞が侵入。体内で繁殖、最終的には乗っ取られちゃうわけですね。こいつはぁ危険だぜ。屍体を自在に操ることも可能。主にこの操られている『屍体』がゾンビのように襲いかかってくるわけです。  このシステムに則り、女性の死体を操って何度も入り口に頭をぶつけるシーン。そんな中で、『鍵』やら『ドライバー』やらを捜さないといけないシーンは、何気に一番ドキドキしました。  助けにきた警官を捕食後、警官の遺体の上半身を自分の体とくっつけるシーンは、狂気に満ちていてとっても良い。クリーチャーが動くときの『キシキシ』した感じの擬音語も良い。  難点は、『トゲに操られている手』に襲われるシーン。いくら何でも怖がりすぎ。あれが序盤だったらまだわかりますが、物語も後半で、そんなにびびられてもわざとらしすぎます。手が飛んでくるわけじゃなし、十分対応できるでしょ。  それから、クリーチャーが襲ってくる場面になると、アップが多くなり、カットの切り替えしが早くなるので、そこはもうちょっとじっくり見せてほしいものです。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-19 23:28:22)
15.  ダイアリー・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 ドキュメンタリー形式のゾンビムービーってのが個人的に好きなので、どうしてもこの手の作品には点が甘くなってしまいます。もはや雰囲気だけでも楽しめてしまうからです。  それに、『走るゾンビ』が主流になっている昨今、『歩くゾンビ』はもはや希少価値が高い。久しぶりの『のろのろゾンビ』を見られて嬉しい。  彼らには哀愁があり趣があります。そして静か。これが良い。『走るゾンビ』は確かに脅威ですが、すぐに認識できてしまいます。それに対し、『のろのろゾンビ』はどこに潜んでいるかわからない恐怖を演出してくれます。  ロメロもそれがわかっているのか、『心臓病で死んだやつがいなくなっている。』というエピソードを入れています。グループのボスが『全員動くな。口を開くな』と警告します。耳をすませ、ゾンビの物音を拾おうとします。この何とも言えない空気感、緊張感というのは『走るゾンビ』では決して味わえないものです。  病院内で、いつの間にか点滴ゾンビが後ろに居たっていうのも、静かなるゾンビならではの演出。  ロメロ作品に共通する、『普通に死んだ人もゾンビになって復活する』という一方的な設定が、より終末感を感じさせます。その原因や理由は一切説明されず、ただ理不尽な事実がそこにあるだけ。これが良いですね。自殺を試みた女の子が静かにゾンビへと変貌を遂げるシーンは何よりのお気に入りです。この作品の演出は、のろのろゾンビの良さ、静かなるゾンビの良さってのを、特に強調している気がします。  唯一気にいらなかったのはジェイソンの行動。  ゾンビムービーはサバイバルムービーでもあります。『生存』を最優先に考えないサバイバルほど白けるものはありません。ジェイソン君にはおおいに反省してほしいものです。  それからこの作品を見ると、ドラマの『ウォーキングデッド』はロメロ作品の影響を強く受けていそうだと思った次第です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-05 13:43:01)(良:1票)
16.  台北の朝、僕は恋をする 《ネタバレ》 
 まったりとしたテンションで進んでいく恋愛ドラマ。嫌いではないんですが、この作品はぴんときませんでした。  まずパリに行った彼女にふられて、お金を借りてまでパリに行こうとするカイ。そんな主人公にちょっと引いちゃう自分。ホラー、アクション、サスペンスなら別に良い。でもラブストーリーやドラマといったジャンルにおいて、あまりに自分と価値観の違う主人公は、共感も応援もできないのでちょっとつらい。ラブコメは、その恋愛を応援できる目線で見たいものです。  で、パリに行くお金のために、運び屋の仕事を引き受けちゃう主人公。なぜかそれを横取りしようつするオレンジスーツの人たち。電話なんかせずに、さっさと依頼主のもとに届ければいいのに。必然性のないおっかけっこを見せられたところで、楽しいはずもない。普通のラブコメとして、カイとスージーの恋愛、ついでにカオと桃子の恋愛を丁寧に見せてくれたほうが良かったです。  本屋で仲良くなっていく二人。コンビニで働く二人。シチュエーションだけはきゅんとします。特にカオと桃子の関係が結構好きだったので、二人をもっとクローズアップしてほしかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2019-06-20 14:45:16)
17.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
 ついにダイ・ハードシリーズもサイバーテロの世界へ。苦手なんですよね。このジャンル。自分が『プログラミング』や『ハッキング』に疎いっていうのもある。こーゆー実体がつかみづらいものに、ハラハラできないってのもある。  でもダイ・ハードだし。ジョン・マクレーンだし。誰が見ても楽しめるくらいのわかりやすいエンターテイメントには仕上がっています。オープニングの『Deleteキー』からのちゅどーん、なんて、インパクト大。つかみは十分。  まあそっからはいかにもなサイバーテロの連続。交通網乗っ取り。通信関係も掌握。最期は電気やガスのライフライン。そんで最終目的はやっぱ金っていう、そこはダイ・ハードおなじみのパターン。  アクションは凄い迫力ですね。アクション映像はCG技術の発展に伴い、すごい画が次から次に映し出されます。街中でのヘリとの攻防。トンネル内でのカークラッシュ。見所には事欠かない。ただやはり、『ひたすら映像押し』っていうのは、大なり小なり飽きがきちゃうものですね。F35とのアクションなんかもうやりすぎでお腹いっぱいです。それが、『人っ子一人いない状況』とあいまって、現実感が湧きません。前半はともかく、後半はスケールの大きさの割に世の中のパニックが全然伝わってこなくていまいち。警察やFBI、国家権力もここまで無力化されるとつまんないもんですね。  なんか不満ばかり書いちゃいましたが、全体の印象は悪くありません。  でもこの内容でしたら、私は『危機感』『緊張感』『臨場感』に加え、『人間味』のすべてにおいて、『3』のほうに軍配をあげます。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-05-20 14:44:30)(良:1票)
18.  ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 
 マクレーンの個性がほぼ死んじゃっている今作。粗野でがさつな一方、知的でクールな両面を併せ持つのがマクレーン。でも序盤で、やたらと息子を邪魔するKYなマクレーンにちょっと失望。ダイ・ハードシリーズのファンからすると、いまいちと言わざるを得ないでしょう。  カーアクションは派手。爆弾の仕掛け方が好き。軍用ヘリ大活躍。などなど、アクション映画としてはおそらく及第点。撃ち合いは緊迫感に欠けるかな・・・。臨場感も足りません。『1』、というか、昔のアクション映画の銃の撃ち合いって、『痛さ』が感じられた気がします。それが臨場感を生み、緊張感を作り出し、カタルシスへとつながっていくと思うのです。最近のアクションは映像の迫力にしろ、そのスピード感にしろ、昔のアクション映画とは比べるべくもありません。でも、『痛さ』を感じないんですよね。もしかすると自分の感受性が鈍っただけかもしれませんが。  ただ、正直今作のブルース・ウィリスのマクレーンにはいつもほどの真剣さを感じないです。やっつけ仕事とまでは言いませんが、もはや惰性でマクレーンを演っているようにさえ感じちゃうのです。  アクションだけで見れば『4』のほうが凄い。ストーリーや人間味で言えば『1』や『3』のほうが面白い。ダイ・ハードシリーズとしては、最も低評価とされても仕方ないです。  普通のアクション映画としては、悪くないと思います。お金かかっているし。  私個人の感想としては、アクション映画としてもピンときませんでした。ですがそれは『ダイ・ハード』フィルターがかかっていたせいだと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-05-20 14:41:04)
19.  ダイ・ハード3 《ネタバレ》 
 名作との呼び声高い1作目。期待はずれの2作目。そして今作。あまり高い評価は受けていないようですが、個人的にはかなり好き。  まずプロットが好きです。オープニング。まだ曲が流れている最中なのに突然起る大爆発。最高のつかみ。核心からスタートするようなスピーディーな展開に惚れ惚れ。犯人の手がかりをつかもうと、警察署内はパニック状態。そんな中、おちょくるようにかかってくる犯人からの電話。冒頭10分足らずでこの映画は最高だと確信。  マクレーンとのゲームを要求。警察とFBIをふりまわし、頭のイカれた復讐犯を演じるテロリスト。真の目的は1400億ドル相当の金塊。真の目的が明らかになったとき、サイモングループにしびれましたね。このテロリストグループがまた一癖も二癖もあるのが良い。ラストでは仲間まで欺き、金塊をマクレーンもろとも海に沈める偽装工作。この徹底振りが最高。悪の華満開。だからこそ、マクレーンがサイモンの策略を全部見抜いちゃってサイモンを追い詰めていくのが痛快。  細かい伏線から大事な伏線まで練りこみ具合がいい塩梅。お気に入りはダンプ14台の盗難。それに、『警察なんか一人もいないじゃん。盗み放題だぜ』って、めっちゃわかりやすく教えてくれる万引き少年。このときのマクレーンの表情と音楽が超ベタで大好き。  とにかくストーリーの面白さで魅せてくれます。その一方でビル爆破、地下鉄爆発、地下の洪水など、ビジュアル面でも大迫力。  忘れてならないのが相棒ゼウス。演じるはサミュエル・L・ジャクソン。マクレーンの個性を奪わない正にベストバランスのキャスティング。バディものが大好きな私にとっては、二人の掛け合いは最高に楽しいひととき。電話ボックスの『爆発するぞー。逃げろー。』で、ゼウスがお金をめぐんでもらうシーンが笑い転げます。  サイモンと女テロリストの最期が盛り上がりませんでしたが、娯楽性の高いアクションムービーとして、私は完全にアリです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-05-07 10:05:23)(良:1票)
20.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
 アクション映画としては及第点。ただストーリー、特に後半は裏切りが多くて疲れます。  007シリーズをそんなにたくさん見たことがあるわけではありません。でも今までに見たやつと比べても、大分シリアスなタッチで描かれているように感じます。死んじゃう人も多い。その描写も結構生々しかったり。お笑い要素は少なめ。  ガンアクション、追いかけっこアクションはなかなかのスピード感。見応えアリます。ですが序盤の『工事現場⇒大使館の追いかけっこ』に代表されるように、1つ1つのアクションがやや冗長。スピード感はあるのに、ストーリー的なテンポはいまいちです。  また、アクションに力を入れすぎて、スパイ要素が少なめ。『どーせばれてるから』って名前言っちゃったりするし。007ならではのスマートなスパイシーンを見たい人は、これで満足できるのでしょうか。  スリリングさは申し分ありません。それはそれで好きなんですが、ちょっとジェームズ・ボンドが殺伐としすぎている感じがするのは気のせい?もうちょっと余裕が欲しいところではあります。  序盤が評価が高いようですが、個人的には中盤から終盤にかけてがかなり好き。ポーカーは好きなカードゲームなので、見ていて面白かったです。ただポーカーって、ディーラーとプレーヤーがグルになって神業的イカサマとかがあれば面白いんですが、そうでなければ戦略性に欠ける単純なゲームなんで、そういった意味ではカジノバトルとして盛り上げにくい部分もあるのかもしれません。この作品でも駆け引きが重要と言っておきながら、結局は単純なパワーゲームがメインとなっています。  終盤、裏切りに次ぐ裏切りはちょっと引きますね。黒幕みたいな人たちが次から次に出てきて誰が誰やら。ラストくらいヴェスパーとボンドとマティス3人で乾杯して終わるようなスッキリ感が欲しいです。本来であれば血生臭いスパイの世界を、軽妙洒脱に描いたからこそ007シリーズはオリジナリティを出せたのだと思いますよ。まあ007シリーズとして見なければ十分楽しい映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-03-16 08:29:27)
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