1. ダンボ(1941)
あはは,私も「1941」で将軍が涙流して感動して,「映画館を守れ。何故かって?決まっているだろう。感動する映画をやっているからだ。」のシーンで爆笑したもんです(何のReviewじゃ・・)。個人的には,前半の母親象さんとのやりとりが好きで,いつもほろりとさせられ,何とも優しい気持ちにさせられます(そん時だけだとしても・・)。息子が3歳の頃見せたらえらく気に入って,その結果ディズニーランドでは回転効率の極めて悪い「ダンボ」に乗るため,長時間待つハメになってしまいました(因みに未だ乗っていません)。長編アニメーションの草分けとして,当時エポックメーキングな作品であったかということと,何よりも開戦の年に敵国でこのような作品を作っていたことに驚きを禁じません。すべてのアニメーションの原点はここにあったのです。「白雪姫」の項でも書いたけど,これを見ずしてディズニーとアニメを語るべからず。 10点(2002-11-03 22:09:21)(良:1票) |
2. タワーリング・インフェルノ
パニック映画の傑作。超豪華なオールスターの競演も凄いが,中でもニューマンとマックイーンの存在感!これでこそ男だよ!今時の若い俳優なんか絶対問題にならない。とにかく息をもつかせぬ緊迫感が凄い。 9点(2001-11-29 21:07:39) |
3. 大脱走
大スター達の競演にもかかわらず,皆しっかり個性を出し切っているのが素晴らしい。今見ても新鮮で色褪せない傑作と思う。マックイーンのバイクチェイス(偽BMW)も勿論良いが,私もジェームズ・コバーンののほほんとした姿が印象的だ。エルマー・バーンステインによる「大脱走のマーチ」はもはや古典とも言うべき名曲だが,タイトルバックのドイツ軍の行軍シーンで流れたように,ミリタリズムを皮肉ってかいたため,軽快な曲想になったらしい。 9点(2001-09-15 11:22:48) |
4. ダイ・ハード
初めて見たとき,その痛快なアクションシーンの連続に,えらく興奮しました。2,3と回数を重ねるごとに新鮮みを失っていくのはやむを得ないのでしょう。 8点(2002-04-13 10:48:58) |
5. ダーティハリー
クリント・イーストウッドの名を知ったのは,多分本作以前では「ローハイド」だったと思う。(多分,オン・エアじゃなく再放送だった。さすがに・・・)西部劇に出ていた渋いおっさんが,44マグナムを引っさげて,敢然と悪に立ち向かう姿に,えらく感心したものである。思えば,続編も幾つか作られたようだが,イーストウッドの作品中でも,完成度といい,アクションシーンといい,今なおピカイチと思う。特に,自らメガホンを振るうイーストウッドの作品に懐疑的にならざるを得ない(「スペース・カウボーイ」にしても「ファイヤー・フォックス」にしても)私としては・・・。 8点(2002-02-16 15:26:26) |
6. 大空港
航空パニック映画の傑作。超豪華オールスターキャストが陥りがちな散漫さが微塵もなく,皆役柄に徹しきっているのが素晴らしい。バート・ランカスターもジョージ・ケネディも実に味があって只々感服。私も,アルフレッド・ニューマンの「大空港のテーマ」が印象的でした。 8点(2002-01-11 22:03:12) |
7. ダイ・ハード2
ストーリーに動きがあってアクションもド派手。見せ場にも事欠かないが,少々はしゃぎすぎか。くるくる回って飛んでってもしっかり生きてるし,飛行機の主翼から吹っ飛んでも大丈夫。ま,楽しめたからいいか。 7点(2002-02-16 15:35:05) |
8. 007/美しき獲物たち
ロジャー・ムーアの最後の作品ですよね,確か。金門橋のシーンと敵のボンドガール(この表現,また使わせていただきました)がやたら強くて,最後は壮絶に・・・といったところが印象的でした。ま,いつもの007です。 7点(2001-11-29 20:42:55) |
9. 007/ゴールデンアイ
ピアーズ・ブロズナンいいじゃん。前任者より余程カッコイイし,タフそうだ。ダムから軽飛行機へのバンジージャンプやモスクワ市内の戦車チェイスも圧巻。敵のボンドガール(この表現,とても気に入りました!)の凄まじい迫力も良い。 7点(2001-09-22 21:41:25) |
10. タイタンの戦い(1981)
ストーリーは良くできているし,楽しい。特撮については皆さんと同じです。ローレンス・ローザンタールの曲は秀逸! 7点(2001-09-15 11:57:35) |
11. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
ついつい見ちゃう007.今回も相変わらずの内容で,安心させてくれました。しかし,ソフィー・マルソーってこんな魅力無かったっけ。余程デニース・リチャーズの方が魅力的。もっとも物理学者(?)にはとても見えないけど(爆)。 7点(2001-08-04 10:49:16) |
12. 太陽の帝国(1987)
「ドラえもん」さんのコメントに大いに賛同してキーを叩いています。上海に侵入した日本軍によって租界のの西洋人たちに大混乱が生じ,両親と離ればなれになった場面,美しい東からの光は長崎へ投下された原爆,そしてラストの全面的な勝利にはほど遠いシーン。戦争の進行と少年の成長を輻輳させる手腕は決して目新しいものではないのかもしれないが,決して饒舌にならない淡々とした筆致が印象的だった。珍しく決して声高にならないJ・ウィリアムスの音楽もこうした姿勢に合致したものである。「P51,Cadelac of the sky!」は圧巻だが゜,戦争映画の常として,T34の零戦はやっぱり見ていて情けない。 7点(2001-07-16 21:24:23) |
13. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
アクションシーンを詰め込みすぎたのか,いまいち印象に残らない作品となってしまった。ま,007に贅沢は禁物。勿論ド派手なアクションが悪い訳じゃなく,ニューボンドカーを見て,思わずBMが欲しくなってしまった。 6点(2002-02-15 19:38:55) |
14. 007/リビング・デイライツ
やっぱ合わねえよな~。何かかっこよくないんだよな~。2作で降りちやったのも思えば気の毒だよなー。ティモシー・ダルトンてこの後「ロケッティア」と,何とかっていうクレオパトラものに出た以外何かあるのかな・・・。 6点(2001-11-29 20:48:41) |
15. ターミナル・ベロシティ
ま,こんなもんでしょ,って感じ。ナスターシャ・キンスキーがあっさりと死んじまった,と思い,えっ,となりました。 6点(2001-08-18 21:27:10) |
16. 007/ダイ・アナザー・デイ
《ネタバレ》 私も30年来のファンで,番外編2作も含めシリーズすべて見てきましたが,シリーズ全体を俯瞰してみるとやはり時代と共に変化してきたものの多いことに改めて気づかされます。洒落た身のこなしと気の利いた気障な科白といったものを現代のボンドに求めることは酷なのかもしれないし,シリーズ最大の特徴と言うかウリだった荒唐無稽な設定とド派手なアクションは,CG等撮影技術の長足の進歩によって,何も本シリーズを見なくても,他にいくらでもそれらがより効果的に使われた作品があることでしょう。何よりも,かつて(と言っても私の場合,さすがにリアルで接したのはムーアのボンドからですが)胸躍る思いで新作のボンドに対していたわくわくするような期待感も,もはや過去のものとなってしまったことが何よりも残念でなりません。冒頭の北朝鮮侵入と抑留~捕虜交換の場面なんか(私もロビンソン・クルーソーかと思ってしまった),昨今の国際情勢を考えるとあまりに生々しすぎて(東西冷戦下でもここまでリアルじゃなかった)007らしさが感じられなかったし,英国諜報部全体を敵に回してしまうという設定に関しても同様。後半のグリーンランドのシーンも皆さんが仰るようにCGの多用によって却って臨場感が希薄なものになってしまったような気がしてなりません。毎度お約束にしてお楽しみのボンドガールに関しては,個人的にハル・ベリーは好みじゃなく,敵のボンドガールの方が○。最後の北朝鮮上空で,本当にフェラーリ246とランボルギーニ・カウンタック(ディアブロ?)本当に壊していたみたいなので,実に勿体なし。と言うことで,前作の「ワールド・イズ・ノット・イナフ」よりも印象に残らず,シリーズ全体でも下位の作品となってしまったことが実に残念です。次作に期待できそうもない気持ちにさせられたことが一番辛いです・・。 5点(2004-01-04 13:28:29) |
17. 007/消されたライセンス
皆さん賛否両論のようですが,私はやっぱりティモシー・ダルトンは駄目だなぁ。確かに,ロジャー・ムーアの後半の作品は,どれがどれか制作順も内容もごっちゃになった感じだけど,これと「リビング・ディライツ」はもう一回見ようとは思わない・・・・・。 5点(2001-12-26 00:04:31) |
18. ターザン(1999)
テンポよくさくさくとストーリーが進んでいきました。でも,あまり印象に残っていないのは何故?どうも最近のディズニーは,ルーティン・ワークと化しているのかなぁ。フィル・コリンズの曲も私には特別よいものと思えませんが・・・。ファンなら違ったかも・・・。 5点(2001-11-29 20:10:40) |
19. 007/カジノ・ロワイヤル(1967)
ジョン・ヒューストンがメガホン,デビッド・ニーブンにウィリアム・ホールデン,ウディ・アレンにウルスラ・アンドレス(個人的には脱ぎっぷりがいいので好みです:「ブルー・マックス」を参照)そして,我が敬愛する怪優ピーター・セラーズ。これだけの豪華キャストをそろえたのだから,これ以上ないくらいのハチャメチャなおバカ映画を期待したのだが・・・。散りばめられた数々のパロディは分かるものの,どうも豪華キャストを揃えた際に陥りがちな散漫さがずっと払拭できなかったのが実に残念極まりない。最後のオチは「博士の異常な愛情」のパロディなのでしょうか・・・。私のような素人にはちょっとこの作品の良さは理解できませんでした・・・。 5点(2001-11-21 19:40:51) |
20. タイタニック(1997)
98人目の投稿です。(たぶんこの作品が最多投稿では?)知人は3回封切りで見た。職場の上司は「泣いた」と言った。先輩の娘さんは11回VTRで繰り替えし見たそうだ。これだけの超大作に対して,つまらないなどと言うつもりは毛頭もないが,この2人の愛の行方を追うことが果たしてドラマとして成り立つかどうか,と考えると疑問しか残らない。そりゃジャックは気の毒だがローズは別にジャックがいなくてもしたたかに人生を生きていける強い女だ(実際そうなった)。そんな恋愛沙汰よりドラマとしての素材は他にいくらでもある。最後まで曲を奏で沈んでいった楽士たち,船底から全く動けず見殺しにされたアイルランド系移民たち,そして母親に「安心して眠りなさい」と言われ眠りに就いた子どもたち・・・。そうした素材が脇に追いやられ,色恋とパニックにのみ重心がかかってしまった。CGも意外におもちゃくさい(アポロ13とは大違い)。ディカプリオもちんちくりんでどっかの薄汚い兄ちゃんにしか見えないし,これを良い映画だとか映画史に残る傑作だとは到底思われない。もっともっと見るべき映画や素晴らしい映画は他にいくらでもある。(悪口言わないなんて言って結局言っちゃいました。済みません。)唯一の収穫は,ホーナーのスコア。エンドクレジットばかり有名だが,トラック3の「サウザンブトン」なんか名曲と思う。(これだけ文句言ってサウンドトラックを買った私って変?) 4点(2001-09-15 11:48:50) |