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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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1.  パシフィック・リム
東宝チャンピオンまつり世代です。バカバカしいスケールと重量感で、あの頃の興奮が蘇りました。スタッフに感謝します。
[映画館(字幕)] 10点(2013-08-19 21:47:33)
2.  バンド・オブ・ブラザース<TVM> 《ネタバレ》 
第二次大戦を描いた映画は何本も観たけど、ノルマンディー前から終戦まで、一本の線で見せた物語はこれだけで、随分と理解が深まると同時に、その構成力に感服した。繰り返しレンタルした作品は久しぶりでした。道徳的反戦感を前面に出しておらず、英雄譚でもない。語り口は平静。だからこそ“そこにいた人たち”がしっかりと描かれていたと思います。毎回、最初に出てくるおじいちゃんたちがこの戦線に参加した人たちだとは思っていたけど、最終話で人名を入れた演出には拍手。このひとがウィンターズか! それまで展開されてきた数々のシーンが一瞬にして紛れもないノンフィクションに転化しました。
[DVD(字幕)] 9点(2008-12-24 02:27:30)
3.  パットン大戦車軍団 《ネタバレ》 
主人公は戦車の残骸や多くの戦死者が野ざらしになっている戦場跡を見て「これが好きだ」と言いました。そのひと言で、普通の人とは違う感覚を持った人物だと分かります。自国の利益のために戦うと云うより、目の前の戦闘での勝利だけに興味があったようです。味方が死ぬことよりも、敵を殺すことに意識が向いていました。そんな「戦場でしか生を全う出来ない人物」の伝記として、とても良く出来ていたと思います。前線から離れた場所にいる者からは頼りになる将軍でしょう。でも、その人の配下で戦えるかと問われると尻込みしそうですけどね。 「失言」がもうひとつのテーマになっていました。思ったことを全て口にする。それが災いになり不遇へ落ちる。私は同情しましたよ。確かに「失言」なんだけど、本人の思惑から離れたところで言葉が独り歩きしている部分もあったと思います。 余談。官僚の失言がマスコミを賑わす昨今。パットンさんじゃないけど「失言」のほとんどはメディアの紙面や放送枠を埋めるためだけの揚げ足取りだと思っております。いや、確かに正真正銘の失言もたまにはありますけど、野党は政策論で戦うことを放棄しているとしか思えません。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-24 02:52:28)(良:1票)
4.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 
つらい現実に身をおいた少女が幸せな妄想のなかで死んで行く話です。似たような話はたくさんあるような…。でもこの映画はかなりイケてます。その辛い現実の描き方が冷徹です。ゲリラ掃討の任を負った義父にあたる大尉が一直線に残忍な奴で、過激な暴力を振るいまくります。彼女が夢見る王国も楽しいだけの世界観ではなく、たどり着く為にはかなり厳しい試練が課されます。それぞれの描写にしっかりとした骨格があり、この映画を筋の通ったファンタジーにまとめています。辛党の人にもチョコパフェを食べさせるようなハリウッド映画とは違って、鑑賞後の感触がとてもスッキリしていました。映画全体のトーンの勝利だと思います。おかげで、悲しい終わり方ではあるが主人公の少女は現実に未練を残さず最期を迎えられたようです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-06 01:11:39)
5.  初恋のきた道
なんでもないお話だけど、風景とそこに溶け込んだ人の純朴さと気持ちのゆらぎが見事に表現されていてちょっと感動。着膨れのチャン・ツィイーが色気を前面にだしていたらこんなにまとまらなかっただろう。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-07 00:06:15)
6.  白鯨 《ネタバレ》 
初見は放送で観た吹き替え版。40年以上昔で小学生だったと思う。子供ながらに、とても重々しいものを感じました。自分の死を悟った銛打ち大男に他の船員がイタズラするシーンや、白鯨に磔にされたエイバブの手招きシーンが強く印象に残っていました。久しぶりの再見で感じたのは、「白鯨対エイハブ」は「自然対人間」の代理戦争なのかな、と云うこと。人は自然の猛威には敵いません。でも、人の歴史とはそれを克服しようとした努力の積み重ねとも言える。エイハブの場合は努力と云うより恨みと執念でしたけど、それも人のエネルギーのひとつで否定したくはない。付き合わされる船員には同情しますけどね。 それと、昔の船乗りの文化、特に捕鯨文化が映像で観られる意味で貴重な作品だと思いました。鯨を狩り、脂を搾り、港に戻って家々に明かりを灯す。人はそうやって生きてきたのですね。 余談。私は小学校の給食で鯨の肉を食べて育ちました。特に美味しいとは思わなかったけど、あの頃はあたり前に食べていました。現在は鯨をはじめとした一部の哺乳類を食することを極端に糾弾する方々がいますけど、じゃあ、牛や豚はいいのか、と思っています。野生の鯨と食用に飼育される動物は決定的に違うのだろうか? 小さな手羽先ふたつで命がひとつ。そんなことを考えながら飲み屋で手羽先を注文する人はいない。私は手羽先も牛肉も豚肉も好物です。まとまりナシ。
[地上波(吹替)] 7点(2018-03-28 01:26:33)
7.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 
肉を持たないコミュニケーション対象に恋愛感情は芽生えるか? そんな命題を持った映画でした。これ、答えはYesだと思いますが、本作の結末は肉を持っている側には複雑に残響していましたね。 ヒトの愛情とは種の保存・保持から発している(はず)。異性を選ぶ目は強い子孫を残すための審美眼であり、その目的に叶う相手との性交が愛情と同義だった。家族愛は外敵から子孫を守るため遺伝子が命じる防衛衝動だったと思う。飢餓に陥らない程度に物質が溢れ、国家レベルの共同体によって生命の安全がほぼ保証された現代は、愛情は種の保存から自由になった。つまり、強い子孫を残す必要なく誰とでも性交できるし、愛情を注ぐ相手が何であっても周囲は困らない。個人の自由なのです。そんなことをオツムの中で再確認(笑)。 で、ヒトで無い相手に愛情は芽生えても、それが成就するかどうかは話は別。そもそも何をもって成就とするかも分からない。でも、地域コミュニティが崩壊し未婚率も高くなった現代社会で、一人で過ごす時間が多い孤独な人々にとって本作のOSさんは理想的なパートナーとなり得る可能性も見させてもらいました。 8000人と同時に会話し、そのうち600人(だっけ?)に恋愛感情を持てる。「AIもの」としてのオチも、想像の外側にあって斬新でした。ヒトは愛情と肉欲を切り離して考えられないけど、AIが肉欲に興味津々だったことが面白い味付けでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-24 22:36:02)
8.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
本人は長年の経験に依る確信を持ってその局面を乗り切ったはずだった。でも、違う視点を持った人達から過失の可能性を指摘されると不安になる。そりゃそうだ。彼には様々な手法をじっくり吟味するような余裕は無かったのだから。200秒あまりの僅かな時間のなかで150人の生死を預かり必死だっただけなのだ。 緊急時に最良と判断した対応が色褪せた時に覚える不安と自身を肯定したい意識の描写。そして、その不安からの解放。一種のヒーローものでありながら、ものすごく地味な部分をテーマに据えてその映像化に成功しています。 自分が交通事故に遭ったときのことを思い出しました。私には過失ゼロの案件でしたが、相手に言わせるとそうでも無い(無茶苦茶な)主張が飛び出したりもする。レベルは違えど、本作の主人公のように不安になります。そんな経験に照らした側面もありますが、とても響く作品でした。 ひとこと言わせてもらうなら「奇跡」を謳う邦題が気に入らん。プロがプロなりの仕事をした結果と見ました。人命が救われたことへの賛辞かも知れませんが「奇跡」としたらサリーさんに失礼かもね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-13 23:17:58)
9.  ハリー・ポッターと賢者の石
さきほど映画化が完結したこのシリーズ。初作は21世紀と一緒に始まったのね。公開時に劇場で観た際には、原作の記憶とイメージが強すぎて、端折りと駆け足感だけが気になった。なんとも狭量な観方だと反省もする。改めて観ると、原作の記憶が薄れている分だけ、素直に映画のストーリーに入って行けて楽しく観られたことに少し驚きました。古城のような全寮制の学校で魔法を教わる。ホントにそんなものがあるなら、人生やり直して入りたいと思える設定です。「生き残った人」として有名なハリーは優等生ではなく、積極的に規則を破るタイプ。このシリーズ1作目からその傾向が顕著で、枠をはみ出すことが一貫したテーマだったのかとも思います。特筆したいのはJ.ウィリアムズの音楽。魔法が飛び交うファンタジー世界の夢と不思議を、繊細な煌びやかさを纏った旋律で見事に音像化していると思います。巨匠の仕事です。
[映画館(字幕)] 7点(2012-06-16 14:34:36)(良:1票)
10.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 
邦題の副題にとても説明的な言葉が並んでいますが、その通りの内容でした。その字面がくだらない内容を想像させるので、少し損をしています。いや、実際にやってることはくだらないけど、映画としてはかなり上出来な作品です。トラ、赤ん坊、パトカーなどなど、酒とドラッグで記憶を失くしている間にしでかしたことの残骸を次々に並べて混乱させ、笑いで回収しながらエンディングに向かうストーリーに退屈する暇がありません。途中でマイク・タイソン(本人)にグーで殴られたりもしますが、ありえないと切り捨てるほど荒唐無稽でもないのが上手いところ。事態に対応する3人の個性を上手く使い分けて物語を転がすシナリオが良く考えられていると思います。マフィアみたいな中国人やスタンガン警官にひと泡吹かせてやりたかったけど、主人公たちがやったことを考えると天罰みたいなもんですね。残っていたモヤモヤを晴らすエンドロールの写真集も逸品でした。ニワトリだけが分かんねぇ。下ネタが多いので観る人を選ぶ内容かもしれないが、結婚式を控えた行方不明の友人を捜す真摯な必死さが、くだらないコメディとのバランスを取っています。いい歳した男どもの長年の関係が感じられることが私には好感でした。諸々の調整を経たバカ騒ぎだったのに記憶が無いのは勿体ないことですが、この騒動は間違いなく一生の記憶に残る。独身パーティーの目的は達成したのでしょう。自分にもそんなバカ騒ぎの記憶があります。やっぱり友人の結婚式がらみです。忘れたくても忘れられない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-24 22:37:03)(良:1票)
11.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
ずっと昔から知っているタイトルだったけど、観たのはほんの数年前でした。率直に感じたことは、これを笑わせずにやったら「未知への飛行」になるってこと。だけど、こんなテーマを「未知への飛行」のようにシリアスに観せることと、笑わせながら観せることはどちらが難しいかと考えると、圧倒的に後者だと思う。これはもう、究極のブラック・コメディです。ピーター・セラーズは「ピンク・パンサー2」あたりから入ったので、本作の一人三役から窺える役者としての本質には時代を遡って敬意を表してしまいました。ラストのきのこ雲の連発にヤマトの波動砲発射のような破壊のカタルシスを覚える私は異常な愛情者? そうそう、この邦題はかなり高レベルですね。立派なクリエイティブです。■余談ですが「スタンリー・キューブリック ライフ・イン・ピクチャーズ」というドキュメンタリーがあります。このサイトにも登録されているけど、現時点でレビューしているのは私を入れて4名だけ。キューブリックの作品を少しでも面白いと思った方には絶対にオススメしたい映像です。その多岐に亘る作品と黒澤以上に独特の匂いを発するショットから、謎の変人っぽいイメージがあるキューブリックですが、分かり易くそれを証明しています(あくまで私の感想です)。そこにも書いたのですが、本作のピーター・セラーズの一人三役には、キューブリックも撮影中から腹を抱えて笑っていたというエピソードが紹介されています。私がキューブリックに「人間らしさ」を感じた唯一のエピソードです(あくまで私の感想です)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-15 01:15:40)
12.  パラノーマル・アクティビティ
観終わった直後は笑っちゃいました。周りの人たちが引きつり気味だったので声は出せなかったけどね。見事にやられました、って気分でした。語るほどの内容は無く、安っぽい作りだけど、あれだけスクリーンに集中させるんだから大したものです。面白いものを見せてもらいました。そうそう、最後の“暗闇”もあざといけど面白い演出でした。レイトショーで人が少なかったこともあり、映画館が一瞬、お化け屋敷になりましたね。いやぁ~楽しかった。満足です。。。
[映画館(字幕)] 7点(2010-02-07 01:37:39)
13.  ハプニング 《ネタバレ》 
「シックスセンス」でやられた~、と思った人たちは、シャマランのその後の作品にも同様の「やられた感」を期待して、裏切られ続けたのじゃないかと思う。かく言う私もその一人。だけど今作は良かったですね。「やられた感」を狙っていないところが良い。どんてん返し的な謎解きをしない構成が、この監督の進歩なのか後退なのかは議論がありそうだけど、オチに幻滅しなくて済むならその方が良い。この映画は環境を破壊している人類の悔悟部分に付け込んで、ある種の恐怖感を残して行きました。でも、環境保護を奨励する道徳映画とは思わない。あえて言うなら、特定できない原因でばたばた人が死んで行く「恐怖の質感」を表現した映画でしょう。人によっては食い足りなさが残るでしょうが、自分はゾンビが世界を席巻するような映画よりも今作の方に肌感覚が共鳴します。花粉症は体の中のアレルギー許容量が一杯になった時点でいきなり発症するらしい。自分は幸運にも免れて来ているけど、来年あたりは発症するんじゃないか…。それと同種の恐怖ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-21 11:18:15)(良:1票)
14.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
確かに面白かったけど、後には特に何も残らなかったので自分はこの点数くらいです。酒席などで映画の話になっても、この作品が話題にのぼった記憶がない。それが平均点1位なんだ、とちょっと驚いてます。
[映画館(字幕)] 7点(2009-05-24 14:59:36)
15.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
旧シリーズの世界観にイマイチ馴染めなかったけど、このバットマンは心安らかに楽しめました。何が違ったのかをよくよく考えてみると、旧シリーズは仮面ライダーと同じなんですね。悪役たちが荒唐無稽すぎる。だからバットマンが頑張っても所詮はライダーキックだし、正義や倫理も芯が定まらなかったんだと思います。今作では、舞台となるゴッサムシティは変わらないけど、街の見映えは普通の都市になり、主人公も修行からやり直したりして、随分と身近な人になりました。結果、お話が人間ドラマになって、安心して楽しめたんだと思います。まだ観ていないけど「ダークナイト」が楽しみです。
[DVD(字幕)] 7点(2008-09-17 19:39:36)(良:1票)
16.  ハクソー・リッジ 《ネタバレ》 
「銃を持ちたくない衛生兵の沖縄戦」との概要から、沖縄南部戦線の惨状に直面した米軍兵士の内面を描いた作品だと思いました。衛生兵と云う役職と日本軍側の惨状が、相克として映画的テーマになると思ったからです。でもそれは先入観で、米軍側から見て最も激戦となった首里陥落前の局地戦にフォーカスした内容でした。なぜそんな先入観を持ったかは後述します。ハクソーリッジはその戦場のあだ名となった断崖です。 ハクソーリッジの崖の上で、疲れた果てたデズモンドは眠ってしまいます。目が覚めたら友軍の一人と一緒に日本兵に囲まれた状況。それは夢オチでしたが、私が米軍兵ならあそこにデスモンドと2人ではいたくない思いました。殺人を競い合う場では、彼が役に立たないからです。 でも、これは英雄譚なのでしょう。昨今ときどき耳にする多様性の意義。彼が貰った勲章は、その多様性への寄与と理解します。こんな兵士が(少しは)いても良いだろう、ってことですね。 ここからは余談です。ハクソーリッジの戦闘が終わり、日本陸軍が首里司令部を放棄して南部に敗走したあとに、沖縄戦の本格的な惨劇が始まります。最初に言ったことですが、もしデズモンドがそこに居合わせていたら、何を感じ、どのように行動したかには、やはり興味があります。 鑑賞後にハクソーリッジへ行ってきました(私は沖縄在住です)。現在は浦添城址公園と呼ばれるエリアにあります。採石目的で崖が削られ、その斜面の大部分が霊園になっていました。でも、一部は当時のまま残っていて斜面の落差は実感できました。崖の上で待ち構える日本軍陣地の攻略は、圧倒的な物量を有する米軍でも容易ではなかったことが窺えました。そんなことに思い巡らせている私の頭上を、普天間のオスプレイと嘉手納のF15が頻繁に通過していました。海兵隊と空軍の訓練経路です。かつて殺し合った国の軍隊が、殺し合った戦場の上空で訓練している。何というか…、「歴史」が意識されました。 (あっ、私は基地否定派では無いですよ。むしろ積極肯定派です)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-19 06:59:01)(良:1票)
17.  バッド・ティーチャー
欲望に正直な人を、第三者として眺めるのは面白い。本作の主人公は極悪人という類いではないので、観ていて楽しかったです。オッパイさえ大きくなれば色んなこと、主に男運、が好転すると信じているやる気のない中学教師。自分勝手で我儘で独善的。豊胸手術の資金を得るためなら犯罪的なこともやる。手口が鮮やかで迷いが無いから強い。その気になれば有能だということも分かる。結果だけを言うと、そんな酷い教師が少し更生(?)するお話でした。どこで毒気が抜けたのかというと、玉の輿を目指して狙っていた男性教師に幻滅したところ。オトコへの興味が萎むと豊胸への執着も萎みました。熱心に打ち込んでいることの価値に疑問を覚える瞬間って確かにありますが、その分かりやすい例でした。正直な発言しか出来ない彼女は、生徒指導でそれなりに能力を発揮するようになってでめでたしめでたし。でも、彼女は同僚にイイ男が現れたらまた豊胸に走ると思います。性格が悪くても、あんな格好で教壇に立つ先生なら私は大歓迎。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-18 23:42:30)
18.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》 
「パート1」から一転して息付く暇もないくらいの忙しい展開。ホグワーツが戦場となるスペクタクル感や過去作の名所旧跡巡り的な趣きはありましたが、ストーリーは分霊箱を探し出して壊す単調の繰り返しで、謎解きや心情の掘り下げなどの描写が一様に浅い。ニワトコの杖の持ち主が実はハリーだったというあたりは、最終作らしい盛り上げを演出できる要素だっただけに勿体無かった。シリーズ全体の話になるけど、原作を読んでいる者としては一作として満足に映画化できた作品は無かったというのが実感です。どの作品も駆け足でエピソードをなぞって行くばかりで、誰にも共感できない。本作のスネイプの記憶が最も感情移入できるシーンだったかもしれない。しかし、10年もかけて出演者の成長を物語世界とシンクロさせて見せたシリーズは記憶にありません。ハーマイオニーに初めて女性の色気を感じたのは「アズカバンの囚人」でした。劣等生の代表だったネビルの最終作での活躍は、背丈の伸び自体が演出でした。あるいは、マクゴナガル先生は最終作まで出られて良かったなぁ、とか。私はそんな楽しみ方をしていましたし、シリーズとして意義があることだと思います。初作で小学生だった人も本作では成人している訳で、もし主人公たちと同年代でこのシリーズを追えたら格段に興味が増しただろうと想像します。新作を観るたびに不満が先行するシリーズでしたが、再見したらディティールを楽しめそうな予感もあります。5年後くらいにまた、まとめて観ようと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-16 11:32:07)(良:2票)
19.  パーフェクト ストーム
この監督の代表作である「Uボート」みたいに、悲惨な状況が報われずに終わる暗い映画。だけど嫌いじゃない。あのカジキ漁船の船員達がどのように遭難したか、実際のところは謎ですが、嵐の海を表現したかった作品と思えば、これは立派なドキュメンタリーですね。ストーリーはどうでも良いと思えるほどそちらに力点が置かれていて、私にはかなり見応えのある作品でした。壮大にうねった海は山が動いているようで、そこを上下に昇降する漁船が遊園地のアトラクションみたい。海って怖いなぁと思いました。劇場で観ていたらきっと船酔いしたことでしょう。
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-01 21:36:22)
20.  バーレスク 《ネタバレ》 
MTV系を観ない自分は動いているクリスティーナ・アギレラをほとんど見たことが無かったんだけど、先日ストーンズの「シャイン・ア・ライト」にゲストで登場する彼女を見て、そのパフォーマンスに惹き付けられた。柔らかくもパワフルな身のこなしと迫力の歌唱力。彼女と絡んだミック・ジャガーも褒めてましたな。いきなり余談でしたが、そのパフォーマンスを主演映画で観たくて劇場へ。なかなか歌うチャンスがやって来ず、ご本人と同様にヤキモキしているところでアクシデント的に始まるライブシーン。踊りが中心のバーレスクの演出に、ナマ声を入れることを提案していた彼女のアイデアがいきなり生きるカタチで、その地声の迫力に劇中の観客と一緒に圧倒される。期待通り。だけど、個人的にいちばん盛り上がったのがこのシーンで、映画として面白かったのも実はここまでだった。その後の歌唱シーンは様々に演出されているものの、彼女が嫌っていたはずの口パクに見えてしまって、最初のシーンのようなライブ的迫力が感じられなかったのが残念。また、彼女が歌うシーンが映画のストーリーにシンクロしていないことも残念。盛り上がりのない筋立ての合間にパフォーマンスが散在している印象かな。まぁ、音楽を聴かせる映画のストーリーなんてこんな程度で充分なのかも知れないが、だったら尚更、彼女の歌のおかげで大団円ってくらいにシンプルに盛り上げてくれた方がもっと楽しめたと思いますね。
[映画館(字幕)] 6点(2010-12-25 12:35:13)(良:2票)
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