Menu
 > レビュワー
 > ヨアキム さんの口コミ一覧
ヨアキムさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 40
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  コラテラル
殺し屋があんな派手な立ち回りするんかい。コリアンの太っちょも、普通ならさっさと逃げるでしょ。しかし俺はこのシーン気に入ったよ。アジア人ののっぺりした顔はヤラレ役にピッタリだったね。このシーンに3点だ。 それにしても、トムはやはりいい人だな。余計なことをしゃべり過ぎるんだよ。
[DVD(字幕)] 3点(2005-08-20 20:08:04)
2.  パッション(2004)
この映画のモチーフはイエスの十字架上の死に至る12時間と実に潔い。使用される言語は古代アラム語で、これはイエスの時代に実際に中東地域で広く使われていた言葉だ。メルギブスン監督が描こうとしたのは、彼が考えられるギリギリのリアリティだった。残酷なシーンが延々と続くのも、イエスが受けた拷問と十字架上の死を脚色なしで再現すると結果的にそうなるからだ。十字架刑は人類史上もっとも残酷と言われる刑罰で、目をそむけたくなるのはまともな神経の持ち主ならば当然だ。 それは当時、イエスの死に立ち会った(あるいはたまたま遭遇した)人々が感じたことだったはずだ。結局、この作品を観た人は、いわばイエスの死の目撃者となってしまう。そして、2000年前その場に居合わせた人たちが感じたであろう様々な感情と同じように、この作品を観た人は、その人ならではの感じ方をしてしまうのだろう。ある意味、実に恐るべき映画だ。「映画鑑賞」などという余裕を与えないのだから。そうした視点で改めて観てみると、この作品には実に様々な群集が登場していることに気が付く。その群集の中に、私たち自身もいる。
[DVD(字幕)] 9点(2005-07-27 14:30:38)(良:2票)
3.  ゴッドファーザー PART Ⅲ
パートⅠ、パートⅡにほれ込んだクチなら必見です。この作品で晩年のマイケルは贖罪と光輝く世界への憧れの両面で苦悶します。光り輝く世界の象徴としてローマンカソリックが描かれますが、その期待が徐々に失望に変わっていく様子が、1981年に起こった「P2事件」をモチーフにして描かれていくわけですね。この「P2事件」ですが、未だにバチカンではそのダークなイメージを払拭しようと苦慮されているようです。(関心がある人は、ヨハネ・パウロⅠ世の法王就任からたった33日後の突然の死の謎を巡る著作「バチカン・ミステリー(邦題)」を読んでみてはいかがですか。)本作おける「P2事件」の扱い方には、例によって恣意的に歪曲させたような部分が目立ちます。しかし、それはそれとして鮮烈な印象を観る者に与えてくれるのがこのシリーズの真骨頂です。パートⅢも例外ではありません。パートⅠのクライマックス、洗礼の場面で登場した可愛い赤ちゃんはコッポラ監督で実の娘だったのですね。その娘がパートⅢでマイケルの娘役で登場するなんて、なかなか憎いことをしてくれます。
9点(2002-09-25 08:32:41)
4.  ゴッドファーザー PART Ⅱ
パートⅠと本作パートⅡは続けて観ることをお薦めします。ですから、この2作を切り分けて評価するのはどうかと思いますが・・・。ともかく本作は、前作でファミリーを率いることになったマイケルの苦闘とビト・コルレオーネの出自から単身NYに渡って以降の生き様を交互に描いていますね。ともすると、複雑な編成に陥って作品全体の統一感を損ねてしまいかねない内容ですが、コッポラ監督はうまくそうした難しさを克服したと思います。前作ではビトのカリスマ性とマイケルの実利的な面を、神と堕天使に対比して描いたように思えますが、本作では、それに磨きがかかっていると思いました。失うものがないほど悲惨なところから出発したビトと、すべてを引き継いで守るべきものがありすぎるマイケルの対比が鮮やかです。全てを守ろうとあがけばあがくほど、ビトが最も大切にしたファミリーを土台から崩していくことになるマイケルの様子が痛々しいですね。ですから尚更、若き日のビトを演じたデニ-ロのストイックでソリッドな魅力が引き立ってきます。とにかく見所の多い作品ですが、特に私が気に入ったのは、デニーロがまだ駆け出しの頃に闊歩する1910年代のNYの町並みです。最近の映画なら、CGを駆使すれば再現できてしまうところでしょうが、本作では実際にNYのある通りを借りて、住人の協力を得ながら実物で再現してしまうこだわりようだったと言います。これを見るだけでも大いに価値ありだと思います。
10点(2002-09-20 12:52:48)
5.  ゴッドファーザー
これがマフィアの真実とは決して思わない。政治家や金融巨大資本、防諜機関などとの癒着などについてはほとんど触れられていない以上、ここで描かれていることを素直に信じろという方が無理というものだ。しかし、そのような大人気ない拘りを捨て、ひとつの映画作品としてみると実に味わい深く余韻が後を引く。マフィアの初代ボスを神格化して描くことに疑問がないわけではないが、カリスマ的な父ビト・コルレオ-ネから計算高い息子マイケルに実権が移っていく過程で、神話のような世界が急速に現実の混沌とした醜い世界に変貌する様は、あたかも堕天使ルシファーの転落を想像させる。コッポラはハリウッドのお偉方からいろいろとプレッシャーをかけられ、しかも資金がなかなか集まらないという悪条件のなかで、よくぞこのようなレベルの高い映画を完成させたものだ。その執念に敬意を表したい。
9点(2002-09-19 08:37:19)
6.  メリーに首ったけ
ハハハ・・・。こりゃ逝ってるわ。これだけお馬鹿に徹していると笑うしかないでしょ。メリーがディップと勘違いして自分の前髪にべっとり"あれ"をつけるとこなんか、のけぞってしまったもんね。しかし、キャメロン・ディアスのような美人がこんな映画に出てしまうんだから凄いよ。男にナンパされて、「バイブで間に合ってるわ」なんて普通言うか?こんな美人が!こんな調子だから、動物愛護も身障者もタブー一切なしみたいな感じ。よく「○○権利保護団体」みたいなとこから殺されないよな、この監督・・・。USAあたりじゃ、この監督自身イカレテいると思われていて、逆に周囲から気の毒に思われてるんじゃないのかとさえ想像してしまうよ。ところで、いかにもお馬鹿な映画なんだが、ここで登場する「メリーにイカレタ」男どものストーキングぶりはコエーぞ。その上、電話盗聴や家の中の会話がすべてモニターされちゃうあたりも妙に現実味あるし・・・。実はとんでもない怖い映画だったりして。
6点(2002-09-17 08:40:48)
7.  シンドラーのリスト
モノクロによる表現に徹してみせた作品だが、なるほど“総天然色”にはない独特の美しさがある。思わずモノクロの古い名作をいくつか見直してみたくなった。ところで、アウシュビッでのホロコーストを扱っている点であるが、思ったほど印象には残らなかった。なぜだろう?例えば、虐殺される側のユダヤ人たちの恐怖や絶望が十分伝わってきただろうか。試しにダッハウの収容所跡で今も無料で公開されている記録映画を観てほしい。そこには正真正銘の恐怖が描かれていた。その恐怖とは虐殺されたユダヤ人の方々の恐怖だけではなかった。虐殺する側に回ってしまった人々の熱狂や暴走という恐怖もまざまざと描かれていたからだ。小生自身、短いこの記録映画を観たあと思わず気分が悪くなってしまった。その虐殺する側であるナチ将校の描き方は本作の場合どうだったか。いかにもステレオタイプで俗説通り、冷血な悪魔あるいはターミネ-ターよろしく機械のようにユダヤ人を殺している。ナチ的なプロパガンダに洗脳され熱狂する人間の弱さという視点が決定的に欠落してはいないか。「サウンド・オブ・ミュージック」のなかで普通の若者がナチに熱狂しトランプ一家と離れていく様子が柔らかに描写されていたが、この作品を名作たらしめていたのは実はこのようなところにもあったのだろう。対して、本作の場合、虐殺される側も虐殺する側もまるで「操りに人形」のように淡々とそれぞれの役を演じているように感じられて仕方ない。モノクロの映像は確かに美しかった。しかし、そこにはある種の白々しさが伴っていたように思う。
6点(2002-09-11 08:23:08)
8.  ブレードランナー
冒頭からの数十分でみごとにこの映画の世界観を表現している。油田を思わせるような都市の遠景から猥雑な街へとフォーカスしていくと、そこには珍妙ななりをした亡霊のような群像がうごめいている。東洋風の巨大広告や際限なく振りつづける酸性雨といったディテールそのものが、アンチ・ユートピア的世界を効果的に演出する様子は見事という他ない。しかし、この作品で語られるメッセージはある意味普遍的だ。巨大資本に搾取され虐げられる命というテーマを、近未来の人造人間「レプリカント」に託しているからだ。このへんは、フリッツ・ラングが20年代にすでに「メトロポリス」でとり上げたテーマと言えなくもない。そう考えると、冒頭、巨大産業資本の本社が登場するシーンも意味深かも。その形状がいかにもピラミッドに似ていたり、そのシーンに「目」がオーバーラップするあたりはいかにも・・・では?それはともかく、この作品が秀逸なのは、レプリカント側の実存的な哀しさをきちんと描写できているところだろう。命に区別などないのだ。白い鳩は観る者にそれを教えてくれている。
9点(2002-09-02 08:32:33)
9.  パール・ハーバー
これまで映画というものが政治的プロパガンダに頻繁に利用され、今でもその傾向が根強いということを再確認させてくれる格好のネタだね。
0点(2002-08-22 17:43:07)
10.  プライベート・ライアン
ズシンとくる“重い”映画だなあ、いろいろな意味で。冒頭のオハマビーチ上陸作戦のシーン、これが実戦の姿なんですか。それにしても、虫けら同然にバタバタと死んでいく兵士の姿を淡々と描いていくスピルバーグ監督の視線は凄まじいの一言。ヒロイズムのかけらも許さない。何とか生き残ったにもかかわらず、政治的な動機から不条理な作戦に駆り出されてしまうあたりにも、大いなる矛盾を感じてしまう。これもまた、戦争なんでしょうか。ところで、戦争映画って、大抵の場合、一方の側の視点で描かれるわけで、ハリウッド映画(ユダヤ系金融資本が支配)ならばドイツ軍が敵になるのは当然なんでしょうが、この作品に限らず、この手のハリウッド映画を何度も観てきたドイツ人の心境を考えると、複雑な気持ちになります。
9点(2002-08-22 12:52:34)
11.  エクソシスト
ディレクターズカット版として改めて公開され話題になった作品のオリジナルは何と1973年に公開されていたんですね。「そんなに怖くないじゃん」という意見も多いようですが、これは個人の感受性の問題なんでしょう。私の場合、74年当時(小学生でした)に映画館で観ているんですが、当時かなり怖かったです。ブラッティ原作の元ネタは1940年代に米国で実際に起きた事件(実際に憑依されたのは少女ではなく少年)で、当時米国民にかなりの衝撃を与えたようです。で、映画作品ですが、ともすれば少女リーガン役のリンダブレアの迫真の演技が注目されがちですが、これはエクソシズムに従事することになる2人の神父が主役でしょう。特に、カラス神父は科学主義とか合理主義といった“現代的”価値観が浸透する中で、神を見失いつつある人間の内面の苦悩をよく表しています。一方、メリン神父ですが、こちらはあたかも中世の修道士のような威厳と信念を内面に湛えている・・・。その辺の対比が興味深いです。ところで、メリン神父を演じたマックス・フォン・シド-は、1965年公開の映画「最も偉大な生涯」でイエス・キリストを演じた俳優です。なるほどと思いました。ところで、エクソシズムですが、私たち日本人には遠い世界の話に思えますが、欧米では1990年代以降その事例が急激に増えているそうです。その背景には、黒魔術に手を染めるサタニスト集団の増加があるとのことで、こうした社会的問題(社会問題と認識するところが欧米らしい?)がこの作品をディレクターズカット版という形で再公開させる背景となっているようです。蛇足ですが、メリン神父若かりし頃の悪魔との対決を描くエクソシスト最新作製作の情報も・・・。いずれ、この作品、「オカルト映画」(日本人がよく使う言葉ですが、これがよく分からない?)という既成のイメージで簡単に片付けられないものをもっていると思います。
8点(2002-08-19 10:18:24)
12.  2001年宇宙の旅
最初に観た子供の頃はほとんど理解できませんでした。ってなわけで、かなり敬遠していたわけですが、最近になって見直してみると、いろいろと考えさせられることの多い映画です。例えば、キューブリックは「進化論」を本当に信じていたのでしょうか?この映画には頻繁に無機質なモニュメントのような不思議な物体が登場しますが、これは神の見えざる手(あるいは意志)の表象と思われたりします。また、時間の捉え方についても懐疑的な感じがします。過去から未来へと直線的に「時間」が流れているというのは実は幻想(?)であって、実は、過去も未来も「今同時に存在」しているというテーゼを表現しようとしているようにも見えます。宇宙空間に放り出されると、当たり前なことですが、上も下もない世界なんですね。依って立つべき基点が存在しない空間こそが実はこの世の実相だという一見当たり前なことを、あたかも初めて知らされたかのように感じさせてくれる映画というだけで、びっくりしました。
8点(2002-08-09 08:46:55)
13.  お熱いのがお好き
ビリーワイルダーという監督は女優の魅力を引き出すのがうまいな。なかでも「アパートの鍵貸します」のシャリーマクレーンと本作のマリリンモンローは図抜けて魅力的だと思いました。ジャックレモンとトニーカーチスの女装には呆れたものの、モンローの歌には完全に参りましたよ。イノセントなヘタウマ歌唱法とでも言ったらいいのか。今時なかなかお目にかかれませんね。これひとつだけでも一見の価値ありです。それにしても、あの富豪のおじいちゃんの助べえっぷりには笑えます。ラストの展開にはちょっと驚いちゃったけど・・・。
8点(2002-08-06 12:32:09)
14.  ジャンヌ・ダルク(1999)
ベッソンがジャンヌダルクをモチーフに映画を撮ろうとした意図って、一体何だったのだろう。一般から見ても興味の尽きない歴史上の人物なわけだが、フランス人からすれば、英仏百年戦争の泥沼から祖国を勝利に導いた救国のヒロインということになろう。また、カソリックの視点で見ても、聖人に列せられたカリスマということになる。そこで、ベッソンの映画であるが、これは意味不明ではないか。ここで描かれているのは聖と俗の相克なのか?はたまた、政治と信仰の軋轢?どうも、この監督は自分の描こうとしているジャンヌ像が何なのか分からないままメガホンを取ってしまったようだ。あるいは、確信犯なのか?あえて、ジャンヌの聖性を貶めたかったのか?ん?そう考えると、辻褄が合ってくるような気もする。神に導かれた救国のヒロイン像は、単なる個人的な復讐鬼として、俗世を超越した聖性は、独善的な妄想に取り付かれたパラノイアとして描かれているのも当初からの目的だったのだろうか。そう言えば、後半登場するダスティン・ホフマン演じる「良心」なるものも、一見すると、戦前のサイレント映画時代の傑作「裁かれるジャンヌ」へのオマージュとも見えなくもないが、内容はまったく別物だったりする。もし仮にこの男が「良心」なら、これほどジャンヌを言葉巧みに惑わしたり(結果的に)するのだろうか。このやりとりを観ていて、荒れ野で40日間の断食を行っていたイエスを誘惑した「サタン」をイメージした西欧人は少なくなかったのではないかと思う。釈然としないのも当然だろう。ジャンヌは「良心」なるものとのやりとりに疲れ果て、降参するように火刑台に上がるのだ。ジャンヌの実像を確かめる術はない。しかし、だがらこそ、この映画がどんなジャンヌ像を描きたかったかが問われてくるはずだ。
5点(2002-06-13 08:05:03)(良:1票)
15.  ムーラン・ルージュ(2001)
19世紀末パリ・モンマルトルのボヘミアン的猥雑さが好きな小生としては、是非とも見ておきたい作品でした。オープニングのセーヌ川からモンマルトルの丘にズームインする手法は、ディズニーの「ノートルダム・・・」へのオマージュですかね。オマージュといえば、「メリ―ポピンズ」や「アブソリュート・ビギナーズ」といったミュージカル作品のおいしい部分をパクっているようなところも。しかし、「これはやられたな」と思ったのは、前半のショーの演出で、よもや80年代ポップスをリ・アレンジして“はちゃめちゃ”に展開してくれるとはね。しかし、この演出、当時のムーランルージュのエキサイティングな雰囲気をうまく伝えてくれたと感心しました。ここまで“はちゃめちゃ”なら、ロートレックだけではなく、当時のエコードパリ文化を引っ張っていた芸術家兼ルンペン連中をもっとたくさん出してほしかったような・・・。悲劇として見ると、いかにもありがちな物語なのだが、そもそもこの作品、映画文化勃興の頃に「映画」が有していた「シンプルだが猥雑でドキドキするような」エネルギーを再現することに執念を燃やしているふしもあり、そこは確信犯なのだろう。小生はうまく乗せられてしまいました。はい。
9点(2002-05-27 08:17:51)
16.  ショーシャンクの空に
原作のストーリーテリングの巧みさにまずは脱帽です。そして、映画作品としても決して派手ではありませんが、余韻の残るとても印象的な作品でした。アンディの生き方を通して様々なことを考えさせられます。「希望」を失わないことの大切さももちろんでしょう。しかし、その希望も単に「悪い奴の汚い金をふんだくって、脱獄に成功し、遠くの街で悠々自適の優雅な生活を実現させること」ではなさそうですね。一見すると、アンディが脱獄に成功したことが「すっきりしたぜ」ということになってしまいがちなんですが、この映画はそこで終わらないところが凄いと思います。単なる脱獄物の映画とはレベルが違うのです。アンディの行ったことは、ある人には「神の審判を下す」結果となり、ある人には「救済」となっている。この映画の素晴らしいところは、アンディがレッドの命を救い、活かすところなんでしょうね。結局、この映画がもたらしてくれる感動は、他人の命を救い、生きる希望を与えることのできる生き方の尊さを教えてくれているからなんでしょう。
10点(2002-05-07 08:10:08)
17.  トラ・トラ・トラ!
真珠湾攻撃をとり上げた作品としては、最近ではパールハーバーがあったりしたけど、約30年前のこの作品には遠く及ばないですね。この手のモチーフを日米合作で製作したということに驚くわけだが、当時は冷戦の真っ只中でベトナム戦争も泥沼化しつつある情勢だったりしたわけで、そんな世界情勢が影響したんでしょうかね・・・。真珠湾攻撃の情報が事前にホワイトハウスに傍受されていたことは今や常識だが、そのあたりについては、この作品では人為的なミスが複合的に重なったかのような描き方になっている。要するに責任の所在は曖昧なままというわけだ。まさか、ハリウッドが真珠湾攻撃はルーズベルトが仕組んだ罠だったなどとは言えないもんなぁ。それにしても、30年という時間によって、米国の物事に対する姿勢は随分変わってしまったようだ。かつて、このような作品を実現させた米国映画産業に敬意を表して8点献上します。
8点(2002-05-02 12:35:12)(良:1票)
18.  M:I-2
トムクルーズのファンの方は必見かも。ジョンウーという監督さんは、ある種のパターンを売り物にしているようだが、そのパターンもいいかげんにしないとね。やたらスローモーションを挟んできたり、鳩が飛び出してきたり、2丁拳銃だったり、カンフーだったりと、これだけ出てくると笑ってしまうぞ。おまけに最後の決闘シーンの引っ張ること・・・。日活アクションじゃないが、これはアジア的だよな。バイクでのチェイスシーンなどなかなかいい部分もあったし、トムクルーズもなるほどいい男だし、ここは6点献上だ。
6点(2002-04-16 08:21:27)(良:1票)
19.  スパルタカス(1960)
ハリウッド製史劇映画を語るときに外せないほど有名な作品だ。キューブリック監督ということだが、実際に観てみると・・・、らしくない。カークダグラス演ずるスパルタカスも、当時としては“はまり役”だったのかも知れないが、「グラディエーター」のラッセルクロウを観てしまった後では、「ん?」という感じがしないでもない。オールバックのヘアスタイルがいかにも50年代アメリカ的だからだろうか。剣闘シーンはといえば1回だけしかなく意外なほどあっさりしたものだったし、もっと緊迫感があってもよかったと感じた。ところがである。後半の反乱シーンあたりから一気に緊迫感が与えられ、映画にも凄みが増してくる。イタリア南部の丘陵地帯を埋め尽くすほどのエキストラを使った反乱軍の移動シーンやローマ軍の戦闘隊形などは空前絶後。「ブレイブハート」を撮ったメルギブスンが「スパルタカス」の戦闘シーンを参考にしたというのもうなずける。が、実際の戦闘シーンはというと、やはりよく研究しただけあって「ブレイブハート」の方が一枚上手といった感があるのは確か。バックで流れる音楽が妙に古臭いのがいけなかったかなあ・・・。しかし、そんなことよりも、負け戦で生き残った仲間たちがスパルタカスをかばおうとして「私がスパルタカスだ」と立ち上がるシーンや、最後のアッピア街道沿いに並んだ6千名もの十字架のシーンには胸が打たれてしまった。やはり名作だと思う。
8点(2002-03-26 08:03:39)
20.  ハリー・ポッターと賢者の石
自分は基本的にこの手の映画は駄目だということが分かった。本が売れたそうだが何でやろ?誰かが大金使って仕掛けてるんじゃないの?
0点(2002-03-22 08:13:42)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS