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281.  シカゴ(2002)
基本的にミュージカルは好きではありません。でもこの作品の舞台となる時代とお話しの内容は大好きです。ラストのダンスシーンはもっとじっくりたっぷり見たかった。ギアの演じた弁護士役をトラヴォルタが断ったらしいけど、彼のダンスが見たかったなあ。しかしこれってなんでミュージカルにしたんだろ? 裁判でロキシーの日記が証拠品として出てきたときにはニヤっとしちゃいました。こういうお遊びって好きです。
[映画館(字幕)] 8点(2003-11-23 02:04:42)
282.  ベティ・サイズモア
「レネーがおとぼけ主婦を演じたコメディ」とよく言われるけど、私はそんな単純なモノとは思わない。たしかにコメディではあるけれど、主人公のベティは心の底に寂しさを抱えた女性と感じました。だからメロドラマにあれだけのめり込み、ショック状態に陥った時、そのドラマの中に逃避してしまったのね。逃避の世界から現実に戻った時のベティの戸惑いと悲しそうな表情が痛々しくてかわいそうでした。現実と理想、願望のはざまでジレンマを感じ、日々を送っている主婦は結構多いと思います。ベティはレネーのハマリ役でした。小品だけれどこれは女性映画の佳作だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-22 01:09:26)
283.  わが心のボルチモア
バリー・レヴィンソンは好きな監督のひとりです。監督の自伝的作品になるのでしょうか。東欧から移民してきた一家の歴史がアメリカの文化、生活の変化と共に丁寧に描かれていました。暖かい気持ちになれる一本です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-21 01:21:09)
284.  エド・ウッド
ジョニーがムチャクチャ上手い!!この人は今、陰気、暗い、でも可笑しい、という演技させたら世界一、と思ってます。お話のほうは、ハリウッドの片隅で、必死ではなくマイ・ペースに時にはあざとく生きている三流芸人と映画人たちが可笑し悲しい。心のどこかではわかってるの、でもそれを認めたくないみたいな切羽詰まった人間の業を感じる。お気楽なようでいてそうじゃないの、そんなどうにもならない矛盾も感じる映画。どの世界の人にもいえることだけど、息の長い人というのは人の表裏がちゃんと理解できる人なんだと思う。ティム・バートンもそんなひとり、愛のある人。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-20 09:08:29)
285.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
ティム・ロビンスだからこそ、という感あり。アンディのキャラにぴったりとハマるキューピー顔のティム。作品全体も無実の罪で投獄されるという重いテーマなのに、淡々とユーモアを感じさせながら描いているところがいい。時を待ち、まんまと裏をかき、大金を自分の物にしてしまうところはまるでサスペンスコメディのように痛快でした。やはりしっかり学び、いいものを聴き読み、知識教養を深めるということはイザという時、身を助けるものだと痛感した。つまり豊かな心を育み、希望を持つことへと繋がっていくのだと思う。唯一、爽やかに観られた冤罪モノでした。この作品は比較的、若い世代の方たちから大絶賛されてるように感じます。なぜ、これがオスカーを獲れなかったんだ、とよく言われてますが、単にオスカー向きの作品ではなかったということのように思います。「フォレスト・ガンプ」の方が大衆的で華やかな作品だったのが勝因かな?いい作品だとは思うけど映画史に残る名作とか最高傑作 とまでは思わない私はやはりもう、若くありません 。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-16 22:44:14)(良:1票)
286.  グラディエーター 《ネタバレ》 
3~4回観ました。清廉潔白で人望も厚い、だけど正直すぎて不器用な男の復讐劇。 オープニングのクロウのアップの表情が素晴しい。内容はとても単純でわかりやすいので、やはりラッセル・クロウとホアキン・フェニックスの善と悪を代表するようなキャラクターと俳優自身の魅力が大きなポイントだったのでは? 戦うシーンのクロウのかっこよかったこと!感情を抑えられず実父を殺してしまう狂人のようなホアキンの不気味だったこと!紅一点のコニー・ニールセンの美しいこと! できればマキシマスとルッシラの過去を知りたかった。恋仲にあったのは間違いないですね。そう、この作品の最大の欠点は主要人物の背景が描かれてないことでした。史実とは違う内容だから、あえてそうしたのかしら?多くは想像しなければいけなかったのが残念です。 ただね、ここに出てくるコモドゥスは体は大人でも精神は子ども。皆に愛されるマキシマスが妬ましくて目障り、他のことでも自分が受け入れられないと全て人のせい。こんな幼稚な人間のために命を落としてしまうマキシマスが哀れでした。 余談ですがマキシマスの妻役の女優は性格が悪くてイヤな女と噂の当時のリドリー・スコットの恋人。どおりで度々アップで出てきたわけね。でもラストのアップはクロウにしてもらいたかった。長さを感じないハリウッドらしい娯楽大作。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-05 13:19:15)
287.  キルトに綴る愛 《ネタバレ》 
かなり前にいっかい観たきりで、当時としたらやたら新旧の女優さんが豪華で、やっぱりウィノナが何か悩んでいる映画だったなという記憶でした。今回再見できることになって見直してみると・・・ 滅茶苦茶かわいいウィノナが見たいならコレだと思う。ヒッピーの子で、なんか悩んでいる不安定そうな子というまさにウィノナでしょ、というキャラ。 「リアリティ・バイツ」なんかより全然良いです。 「若草物語」でも共演してるサマンサ・マシス、クレア・デインズもいいです。あの当時の売れっ子、注目の若い女優さんたちですね。 特にウィノナの人気は凄かった。  アン・バンクロフトを筆頭にウィノナをとりまくおばさまたちもイイ。彼女らの若い頃の経験、思い出。それらがキルトとなって蘇るのよ。 なかなか共感できる女性映画だと思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-26 21:42:52)
288.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 
ジュリエットからの返信が届くなんて(正確にはジュリエットの秘書からだけど)なんとロマンチックな。 しかも50年前の手紙を見つけちゃうとか、かなりワクワクしますよね。 ラブコメ、ロマコメっていうのは王道でシンデレラでよいのです。  ヴァネッサ・レッドグレイヴの品の良さよ。フランコ・ネロとは60年代からのパートナー?お二人の間には息子もいるわけで、2006年に正式に入籍したとか。なんだか二人の入籍記念の作品みたいにも思えるんですが、とにかくイタリア、トスカーナ地方の風景が素晴らしいですね。  チャーリーとはラストでそうなるだろうなと予想はできたので、ヴィクターの立ち位置が気になって気になって、どう決着つけるのかしらと。レストラン開店と料理への拘りに神経がいっちゃってはいたけど、まったく嫌な奴じゃないし。 しかしガエル・ガルシア・ベルナルがなんでヴィクターやってんだろうとそれがいちばん気になったかな? ソフィがクレアに書いた手紙が素晴らしかったです。それをラスト近く結婚式で公開するっていうのが良い演出ですね。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-18 17:43:34)
289.  SHE SAID/シー・セッド その名を暴け 《ネタバレ》 
これ観てたら「大統領の陰謀」をふっと思い出しました。 映画が好きな人ならたいてい知っている「ミラマックス」とハーヴェイ・ワインスタイン。 ここでの私の「キャスト・スタッフ別レビュー統計」で試しに製作総指揮を見てみたらハーヴェイ・ワインスタインは2位で 「ミラマックス」は製作で6位にランキングしてます。 一時期観る映画の最初に「MIRAMAX」と出る作品がほんとに多かった。アカデミー賞作品賞の常連みたいな感じ。 そしてワインスタイン本人をネットの画像で見た時に映画に出てくるマフィアの幹部とかギャングのボスみたいな風貌にちょっと驚いたのを憶えている、 特に目が怖いというか、イヤな感じ。 本人役で出演しているアシュレイ・ジャッドが実名を出すことを決意するシーンは迫力があります。 制作会社は「PLAN B」なんですね、でも賞レースにまったく絡んでないのよね。 FOXテレビの「スキャンダル」より見応えはあるし、キャリー・マリガンとゾーイ・カザンの二人の人物の描き方に好感が持てました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-07 12:49:31)
290.  ワイルドライフ 《ネタバレ》 
ポール・ダノの初監督作品なんですね、共同脚本のゾーイ・カザンはプライベートでもパートナーであり エリア・カザンの孫だということです。そして初監督作品とは思えないほどのクオリティ、なんかすごいぞ。  夫婦が中心なのかと思ったらそうじゃなく息子のジョーですね、息子からの視点という具合で演じたエド・オクセンボールドがどことなく 佇まいというか雰囲気というかポール・ダノなんです。 えーはっきり申しまして私の価値観ではこの両親はダメです、ジェリーは自己評価だけは高い、それもあって仕事が長続きしない人。 仕事が変わる度に一家で引っ越す羽目になり、その都度行く先が田舎になっていくんですね。モンタナのド田舎に来てまたしても失業。 山火事の消火を手伝うと出かけるんですが、その映像はないしどれほどのことをしたのかは不明。  ジャネットは夫が山火事に出かけ不在になったことでタガが外れたのか、それまでくすぶっていたものが一気に流れ出たようになり、 化粧が濃くなりあっというまに浮気する。あの旦那なので経済的にも安心できる男が現れればフラッとなるのはわかる。 しかし多感な年齢の息子を同席させたり自宅に入れるとか、そういうことをする女は同情も共感も無しです。  山火事から帰ってきたら森林局に採用してもらえるから引っ越しだと当然のように言うジェリー、 行き先はロッキー山脈の東だという、それ山岳地帯になるんじゃないですかね。  そんな両親なのに、やはり息子は親のことを嫌いにはなれないんだなあ。どこかで期待する気持ちがあるんだと思います。 この夫婦はもう元のさやに納まることはないと思います、こんな生活は耐えられないと奥さんが出て行ったら終わりです。 教師の仕事に戻り、髪型も着てるものも変わってたしね。 3人で並んで記念写真を撮るラスト、また家族3人で穏やかに暮らしたいというジョーの願いが込められているようで、もう健気すぎて泣けた。 エンディングの曲がしっとり映画の余韻を持たせてくれて良いんです。 この映画の時代は60年代なんですが、でも古い昔の話ってことではないと思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-04 19:42:06)
291.  インテリア 《ネタバレ》 
93分で終わってくれてよかった。 いつものアレン作品のような軽快でおしゃれな音楽は無し、会話も笑いも無し。 ヨーロッパの、静かだけど描いてることはきっついという家族や夫婦問題の映画のようです。  まずオープニングあたり、母親イヴが次女のジョーイの家へ花瓶を持って訪ねるシーンがこの一族の紹介というか、どういうタイプなのかがよくわかるという秀逸なシーンでした。 イヴが手掛けた自宅や別宅のインテリアは、今だと断捨離ブームといっしょによく聞くようになったミニマムとかミニマルとかそんな感じで、 とにかくシンプルでおしゃれです。しかし「寒そうな家」これが私の最初の感想で、なんでもそうだけど手掛けた人の人となりが作品に反映されるっていうのは間違いないと思います。 娘たちは生まれた時から母親のイヴと成長してるので、なんだかんだ言っても自分の思い通りにしてしまう母親に慣れてるとこがあるけれど 旦那さんたちには耐えがたいことですよね、当たり前です。 とにかく自己主張が強いとこも母親譲りで、長女がいちばん母親の影響が強く下へ行くほど緩和される、 というか要領がよくなっていくといった方がいいかな?三女はいつも家族からいちばん遠くにいる。たまに帰ってきて愛想よく振る舞う。 誰かが何か言うたびに誰かが傷ついている一家「だったらその強い口調でガンガン、ズケズケ物言うのやめろよ」とずっと思ってました。 完璧を求める、芸術家になりたい一家の悲劇。いち早くここから逃げ出した人の勝ちってかんじです。 崩壊した家族がすごくわかりやすく描かれています。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-03 12:37:46)
292.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 
GUCCIのお家騒動で暗殺にまで及ぶんですが、全体的にゆったり話が進んでいく。 背景や室内が美しくアートな画になってるとこがリドリー・スコットらしいなと。かつてリドリー・スコットのイギリスの自宅でハウスキーパーをしていた人の書籍を読んだことがあるんですが、彼は家中のドアノブなどの真鍮が常にピカピカに磨かれていないと気に入らないようなことが書いてあったと記憶してます。「ブラック・レイン」の撮影で来日した時に関係者から記念のお土産にもらった博多人形は納戸みたいなとこにそのまんま放り込まれていたそうな。  映画なんですが、アル・パチーノとジェレミー・アイアンズが遂に兄弟役で出演とか、ジャレッド・レトの怪演に、ふてぶてしくてどんなに着飾っても品のなさと生活臭が漂う感じでどこにでもいるイタリア系のおばちゃんみたいになってるレディ・ガガとか俳優たちを見るのがたのしい。ガガ様は意外と小柄だということもわかりました。  私が唯一買う海外ブランド品はフレグランスなんですが、20年以上前に専門店で見つけて即買いしたのがGUCCIのENVYで、HNにも使ってる。 映画を観てわかったんですが、トム・フォードがGUCCIで手掛けたフレグランスなんですね。ちょうど発売された頃だったんだ。 10年ちょっと前くらいから店頭では見かけなくなってほどなく製造中止、廃盤になったことを知りました。なんで廃盤?10年以上愛用しててかなり落胆。 最後に購入したものはいつものように使えなくて半分ほど残ってるけど、時間が経ちすぎてるから香りが変わっちゃったかも。 今、GUCCIに期待することはただひとつ、ENVYを復活してほしいってことです。まぁ無理だろうなぁ。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-02 20:14:13)
293.  スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ 《ネタバレ》 
政治を扱った映画はよくわからないところが必ずあるんですが、この作品はシンプルな上にいい具合にサスペンスフルでもあり、最後まで混乱することもなく面白く観ました。 ジョージ・クルーニーはこういうテーマを扱っても変に通ぶったとこも感じないし、オリヴァー・ストーンみたいにならないのが好感持てます。スティーヴンの解雇の経緯やモリスのスキャンダル内容、結構こういうのが現実なのかもね。  内容が手堅ければキャストも手堅い。フィリップ・シーモア・ホフマンはわりと抑えた演技なんですが、お腹はどうしようが抑えきれないという、すごい腹してるわぁ。 選挙事務所の雑用係みたいな女の子役ぽくない女優だなあと思ったら。。。なるほどだからああいうタイプなのね、あの女優さんてマリリン・マンソンとすったもんだあった人じゃないですかね。うん、手堅いですね。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-02 00:52:58)
294.  ザ・ドライバー 《ネタバレ》 
ライアン・ゴズリングの「ドライヴ」を観てから気になって、今度こそちゃんと観ようと試しに探してみたらU-NEXTに見放題であるじゃないですか、ちょっとびっくりしました。そういえば結構前になるけど洋画専門チャンネルでも放送していて「なんで今コレ?」と思ったけど「ドライヴ」の影響もあるのかな?  観始めればあちこち見覚えのあるシーンがあって、ラストの駅のシーンも確かに記憶に残ってました。 こういうカーチェイスは好きです、カット割りがやたら多くて目が回る、結局どうなってるのかよくわからんということもないし、無駄に関係ない車や物を破壊しないし動きが滑らかで見やすいです。ふっと力が抜けるようなラストのオチもいいですね。 アジャーニはさっと消えちゃうし、ほんとしたたかな女よね。 表情ひとつ変えないで運転してるライアン・オニールが良いです、運転してるとこだけかっこいい。 イザベル・アジャーニがやんなっちゃうくらい美しい、観終わってみればいちばんよく喋ってたブルース・ダーンがいちばん印象に残る結果に。 タランティーノ作品にも何本か出演してるし今も現役なんですよねぇ、ローラ・ダーンのお父さんなんだなぁ、なんか凄い。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-30 23:55:54)
295.  ブルーに生まれついて
チェット・ベイカーのことはよく知らないです、とにかくワケありでクセがあってちょっと厄介なイーサン・ホークが観たかったんです。 厄介さはちょっとどころじゃなかったんですが。 とある解説によれば、コレ相当美談にしてるみたいです。これで美談なのかとびっくりですわ。 チェット・ベイカーてジャンキーなだけじゃなくて結構イヤな奴だわ~~ まるっと伝記映画のソレという感じはしなかったです、個人的にはクールな映画だなと。 トランペットを吹くイーサン・ホークは流石にサマになっててかっこいいです、猛特訓したのかしらね。 希望通りのイーサン・ホークが観られて満足、だから1点プラスです。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-01-19 15:49:27)
296.  リトル・シングス 《ネタバレ》 
これ、デンゼル・ワシントンとフレディ・マーキュリー役でオスカーまで受賞したラミ・マレックなのに日本では劇場未公開なんですね。 「なんで?」と思いながら鑑賞。見終わって理由はわかったような気がする。 ディーコンの過去を絡めながらも猟奇的な連続殺人犯を仕留めて二人の警察官が笑顔で握手して別れるというすっきり完結という内容じゃないんですよね。 かなり不条理でいやな終わり方ですね。あの人ジャレッド・レトだったんだ。半端ないインパクトでした、さすがだわ。 映画としては完成度は高いと思うけどやっぱりモヤモヤするし、あれでその後何事もなかったように生きていけるとも思えず、 あれは「小さなこと」じゃないしあんな秘密を抱えてたらそれこそ身を滅ぼしそうだわ、負の連鎖じゃないですかね。 こういうことが警察内部にあっても不思議じゃないってことなのかな?闇から闇へ葬られた事件は知らないだけっていうのは実際わりとあるんだろうな。知りたくない、知らない方がいいってことに思えた。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-18 11:42:25)
297.  ビューティフル・ボーイ(2018) 《ネタバレ》 
私自身男女ひとりずつふたりの子を育てました、難病とか非行とか人生がひっくり返るようなことはありませんでしたが、それでもやっぱり大変でした。可愛いとか愛情だけで子は育たない、親の責任とか忍耐とか可否の境界線を見極めるとか子どもに対してじゃなく自分自身と常に葛藤していたように思います。特にオオゴトがなくてもいろいろとあるのに薬物依存なんて自分がどうなるか想像もできないし自信ももちろんありません。その道の専門家に任せるしかないってことになるかな、やっぱり。 現在はその子どもらが親になる年代になりまして、あー順送りなんだわ~と客観視できる立場になったわけです。  オープニングのクレジットで「PLAN B」と出まして、コレってブラピの制作会社ですよね、テーマがしっかりしてる作品を手掛けてる印象があります。 父と息子のそれぞれの手記がもとになっているらしいですが、はっきりと父親主体の部分が多いように思います。 幼い頃のことを回想するシーンが度々出てくるんですが、幼い息子をロスに住む母親の所へひとりで飛行機に乗せて行かせるっていうのがちょっと理解できなかった、なぜ一緒に行かないの?てことはあの年齢ですでに実の母親から離され、そして父親は再婚し弟と妹が次々と生まれたわけね。 このへんですかね、ニックが自分をさらけ出せる居場所は家にも父にも母にもなかったのかもしれません。遊び半分で父親とマリファナを吸った時が、もしかしたらニックにとって最高に幸福だったのかもしれないと思ったり。 なんていうか、通常幼児期に育つ精神的な何かがニックにはスポっと抜けてるような気はしました。 それまで静かに見守っているという感じの控え目な継母のカレンが車で追いかけるシーンは意外だったなぁ。初めて感情が出たというか、あれは怒りだったんですかね、実父はもう追いかける気力も無くなってるようでしたね。 解説ではニックは8年間クリーンな状態だという、継続してほしいですね。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-08-04 14:58:07)
298.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
聴覚障がい者の両親と息子と唯一健聴者の娘の4人家族のそれぞれの自立を描いてると感じました。 高校生のルビーにとっては荷が重いと最初からハラハラする。両親は通訳としてのルビーの存在が当たり前になってしまい、ルビーが不在の場合の対応が全く用意されてない、そして監視員によって警備隊が呼ばれてしまうのね。 けれど、コンサートに出かけ音は聞こえないけれど周囲の人々の反応でルビーの歌唱は人に感動を与えるんだと知る両親。無音になるシーンにはハッとさせられます。 オーディションでピアノ伴奏を買って出た先生はワザと間違えて最初からやり直すようにする、この先生が色物的な存在で良いキャラクターでした。 ルビーを演じた女優さんは子役でいろいろ出てるみたいだけどたぶん初見かな?品が良くてきれいな子なんですが、この作品ではどこか野暮ったい雰囲気になってるのがいいですね、いつも無造作に髪を束ねているとこなんか特にいいです。だからコンサートやオーディションで髪をおろした時に女の子らしさ、美しさが際立つ。 マイルズ役の子は、ひと目で「あーあの子だ」とわかりました。ジョン・カーニーの「シング・ストリート 未来へのうた」のコナーなのよ。6~7年前とあまり変わらず、二十歳過ぎてると思うけど相変わらずの美少年振りでした。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-29 11:59:40)
299.  ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 
普通に面白かったです。ロケーションがよいですね、ベニスが素敵です。 キャストも豪華なんですが、私としてはなんでマーク・ウォールバーグなんだろうと。 「ブギーナイツ」で知った俳優さんで、アレはかなりハマってたと思います。なんとなく生活臭が漂っていてクールで垢抜けてるとはあんまり感じないんですよね。 オーシャンズのブラピ、イーサン・ハント、ジェイソン・ボーンなどとどうしても比べてしまう。 でも映画としては引けは取ってないとは思います、カーアクションは見応えあるし、話も入り組んでなくて拗らせすぎずわかりやすい。 雪山で祝杯してるシーンでノートンの不穏な表情が何度かアップになって「ん?」と感じまして、そして執拗に撃ちまくる極悪非道ぶりなんですが、みんなが欲しがってたモノをマネして全部揃えてあるとこに実は小物っていうのがわかるという悪役もいいですね、ノートンが見事にハマってました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-27 11:02:31)
300.  シンデレラ(2015) 《ネタバレ》 
「ダンボ」の翌日にこれも放送されました、監督はケネス・ブラナーじゃないですか!キャストもなんとも豪華で迷わず鑑賞。 シェイクスピア俳優ブラナーですからこの手の作品はお得意だと思うし、やっぱり品が良くて映像が美しい、 カボチャの馬車もガラスの靴も美しい。動物たちも悪目立ちすることなく違和感なし。 リリー・ジェームズは可愛らしく時代物、コスチューム物がぴったりで、継母役のケイト・ブランシェットが大公相手に取引したり、 伸び伸びと、ノリノリで魔女より魔女らしく悪役をやってるのが非常に心地よいです。 子供の頃から知っている童話が大人向けに実写映画化されるのは好ましい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-24 22:37:33)
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