21. 輝く夜明けに向かって
アパルトヘイト終焉の時期を丁寧に描いた作品。アパルトヘイトそのものは何ら擁護のしようもない歴史の汚点だけど、主人公とティム・ロビンスの二人を安易に善と悪として単純に描いてない辺りは手堅い作り。歴史の勉強しときましょう。 [映画館(字幕)] 6点(2007-07-18 22:50:06) |
22. ママの遺したラヴソング
スカーレット・ヨハンソン、18歳って設定はちょっと苦しい。まだまだ若い人ではあるけれど、少女って感じでは無いので(バーバーとかゴーストワールドの頃なら兎も角)。トラヴォルタの方も役者としての幅を広げるために今までとちょっと違うイメージの役をやってみました感が強くて、ミスキャスト感が漂う。話のほうも微妙です。 [映画館(字幕)] 3点(2007-07-18 22:38:13)(良:1票) |
23. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 「武士道トハ死ヌ事トミツケタリ」を本気で描いた作品。原作のミラーは日本文化の影響を受けてる人なので、本当にこれは「武士道」そのものでしょう。アメコミと日本の漫画、西洋精神と東洋精神、映画とコミック、そういうもののハイブリッドがこの作品の本質ではないかと。映像革新という煽り文句はスタイリッシュな映像美のみを指しているだけではない。混血であるが故の最先端、これはまさしく「新種」と言えるのではなかろうか? [映画館(字幕)] 8点(2007-06-11 02:23:37)(良:1票) |
24. スネーク・フライト
《ネタバレ》 ネタがネタだけに「セルラー」程には気軽に楽しめない。はは、私蛇とか苦手です、はい。けれどアリかナシかで言えば、こういう作品はこういう作品で絶対「アリ」でしょう。おバカだな~って笑って許せちゃいます。 [DVD(字幕)] 4点(2007-06-11 02:08:29) |
25. 今宵、フィッツジェラルド劇場で
人生の終わりに涙はいらない。しんみりするより笑顔でサヨナラしようぜ、とでも言いた気な作品でした。職人芸的な小粋さが心に沁みる。素敵な作品をありがとう。アルトマンに哀悼の意と精一杯の笑顔を贈ろう。 [映画館(字幕)] 6点(2007-06-11 01:59:16) |
26. 主人公は僕だった
《ネタバレ》 決して高尚で立派な作品では無いかもしれない。でもこんな作品でも人に感動を与えたり、時にはそれによって救われる人だって居る。誰も見向きもしないけれど、その人にとってはかけがえの無い価値を持つものって誰にでもきっとあるはず。それでいいじゃないの?とこの作品は声高らかに主張する。参りました。その通りだと思います。何気に秀作。 [映画館(字幕)] 8点(2007-06-04 21:18:07) |
27. オール・ザ・キングスメン(2006)
《ネタバレ》 原作、49年版共に未見。当初は正義の志を立てるも、次第に権力に溺れて行き・・・というのは何時の時代、どの国の政治化家にも通じるものなのかなと思う。そんな部分でリメイクする価値もあるかとは思うが、面白い作品かどうかはまた別のお話。ジュード・ロウも頑張ってはいるものの、やはりショーン・ペンの為の作品かなと。 [映画館(字幕)] 5点(2007-06-04 21:00:15) |
28. リーピング
《ネタバレ》 中身はB級なのに結構金かかってるな~という印象。こういうのは逆にもっとチープで良いんじゃないかとも思う。「オーメン」「エクソシスト」「テキサスチェーンソー」「ローズマリーの赤ちゃん」辺りに近い部分もあって、それなりには楽しめるが、目新しさは無い。 [映画館(字幕)] 5点(2007-05-31 22:33:56) |
29. イカとクジラ
《ネタバレ》 「イカとクジラ」あの像は高尚な芸術なのか、それもとただの奇妙なオブジェなのか、それは誰にもわからない。高尚そうに見えてバカっぽいもの。あるいはその曖昧さ、それこそがこの作品のカラーなのでしょう。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-13 13:29:08) |
30. 君とボクの虹色の世界
非常に独創性が溢れるオリジナリティーの高い逸品。不器用な人たちが繰り広げる、不器用な日常のひとコマが鮮やかに描き出される。路線としては「アメリ」なんかにも近いのだが、アメリからファンタジー色を抜いた感じ。アメリほど可愛くは無い。けれどそこがまた愛らしく感じてしまうという不思議な作品。 [映画館(字幕)] 8点(2007-05-13 13:18:58) |
31. セプテンバー・テープ
《ネタバレ》 「ブレアウィッチ」そのままなフェイクドキュメンタリー。この監督がどういう意図でこの作品を作ったのかはわかりませんが、もし話題性のみを狙って作っただけなのならば、あまりに不謹慎じゃないでしょうか? [DVD(字幕)] 1点(2007-05-13 13:06:08) |
32. スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
《ネタバレ》 ベン・アフレックの捨てキャラっぷりが泣ける。ドンパチやってるシーンは面白いけど、そこに到るまでが長いし退屈。登場人物多いですけど、その中でも女二人組みの暗殺者がカッコよかった。 [映画館(字幕)] 5点(2007-05-13 12:57:52) |
33. バベル
モロッコ→メキシコ→アメリカ(人)→日本の順番で変化している舞台背景や人物設定に注目したい。人の有様とはこういうものだというのを見せて、バベルの末裔の我々人間はどこへ行こうとしているのか?を問いかけているのだと思う。言いたい事はわかるのだけど、あまりに高い所から見下ろしているもんだから、なかなか伝わるものもストレートには伝わってこないのが難点か。わかってくれ!だけでなく、わかってもらうための努力も必要かと。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-02 22:10:06) |
34. ハンニバル・ライジング
もしこれに「ハンニバル」って名前がついてなかったら、勘違い日本感を笑い飛ばすだけのただのB級でしかないんじゃないかと。キャラクターありきで観ればそこそこは楽しめましたが、全体的にはやっぱり微妙。 [映画館(字幕)] 5点(2007-04-26 22:08:56) |
35. ボビー
ロバート・F・ケネディー(ボビー)の事をよく知らない私はこの作品の本質みたいな所を理解しにくい。本当に当時のアメリカがこんな風にボビーに期待を寄せていたのか、それとも単純にこの監督の思い入れのなせる事なのかを判断しかねる。とは言え、いわゆるグランドホテル形式なので、こんなに登場人物が居れば観る人によってそれぞれひっかかる部分はあるんじゃないかと。私は厨房の人たち、雑誌記者、偽装結婚辺りの部分が印象に残りました。 [映画館(字幕)] 6点(2007-04-16 22:45:42) |
36. カンバセーションズ
デパルマもビックリな全編デュアルフレーム。しかも終始ほぼ二人の会話劇のみなので、実験作的な色合いも強いが、ただの実験作に留まらない魅力のある作品。心理戦のような大人の会話がなかなかに楽しい。「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」っていう作品コピーも秀逸。情けないけれど、男ってやっぱこういうもんだよな~と同性の私も思わず同意してしまいました。 [映画館(字幕)] 8点(2007-04-16 22:13:12) |
37. ボーン・スプレマシー
監督が違うので、やはり前作とはちょっと別な色でしたね。作りが手堅いというか、マジメな人なのかなと思った。派手なアクションというより、硬派なドラマを目指した感じがする。シリーズ物として今回はジェイソン・ボーンってキャラクターを明確にしたという所かな。次回もありそうですし。 [映画館(字幕)] 6点(2005-04-03 21:01:17) |
38. オーシャンズ12
前回は泥棒映画で今回は詐欺映画。そこの所で頭を切り替えてないと、ちょっと観てる方は感覚がずれる。11の方はまだ万人が楽しめる作風でしたけど、今回は人を選ぶ感じ。名作とは言いがたいけど、たまにはこんな緩い作風も面白いなと思った。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-03 20:52:02)(良:1票) |
39. シャドウ・オブ・ヴァンパイア
《ネタバレ》 デフォーの怪演は見ごたえ十分。本物の吸血鬼よりもマルコヴィッチ演じる監督の方がもっとアブナイ人でしたってオチはおかしくて好きだけど、全体的には微妙な出来。「吸血鬼ノスフェラトゥ」は観てないですが、今回のマルコヴィッチ見てると、エド・ウッドみたいな人だなと思った。きっと本家が好きな人から言わせれば冒涜なんだろうけど(笑) [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-03 20:41:11) |
40. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
無難に面白かったし、笑えるシーンも満載でそれなりには満足。前作よりさらに体重増加なレニーは凄いと思うけど、やっぱ2作目だけあって前作ほどのインパクトが無いのは残念。悪夢に出そうな前作のバニーちゃんとか、下着姿で街中を全力疾走したような前作で印象に残るシーンを超える場面が無かったかな~。 [映画館(字幕)] 5点(2005-04-03 20:30:40) |