21. トランスアメリカ
久々に涙が出た。主役が本物の女性とは驚き。なんでこの演技で賞が取れないんだ?自分も居場所を探している人間なんで気持ちが痛いほどに伝わってきた。やさしい映画を作ってくれてどうも有難う。明日も頑張ります。エンディングの「ただの旅では終わらせない 私というパズルを完成させるため」という歌詞がとても印象的。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-31 03:50:35)(良:1票) |
22. 25時(2002)
《ネタバレ》 彼や友人達に同情する。後悔の無いように生きるってのは簡単じゃない。少女の笑顔、父の話、そして世界貿易センタービルの跡地は彼等の目にどう映ったのだろう?それらに未来を感じたのだろうか?とても疑問。もっと残酷に後悔や罪の根は深い気がした。目が哀しい説得力で溢れていた。ノートンはこんな役がよく似合う。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-18 11:30:59) |
23. トゥルー・ロマンス
《ネタバレ》 デニスホッパーがとにかく渋い。あんな親父に憧れる。木琴の音色をバックにアラバマの「わたしは100%尽くす女」のシーンも最高。エンディングも個人的に大好き。 ほんの少し中だるみを感じたので一点減点ですが、自分の趣味とことごとく合致した男臭い映画。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-13 06:18:38)(良:1票) |
24. スタンド・バイ・ミー
歌や本や映画は、年齢とともにその表情を変えていくものであり、誰もが知り、五割くらいの方がウェンズナイ~♪と口ずさんだであろう”スタンドバイミー”がついに沁みるようになってきたようだ。12歳の頃のように、いきなりシッペや肩パンを仕掛けてきたり、「あっちの竹やぶにエロ本あったぜっ!(歓喜の表情+ドヤ顔)」と無邪気に教えてくれるような友達は確かにもう出来ないかもしれない。時間はとうぜん巻き戻せない。戻れないからこそ、今いる人を出会いを大事にすることが出来たりもする。感受性や感動の心は削られていくが、それと引き換えの強さなら、僕はあんまりいらないな。難しくとも。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-05-21 09:52:40)(良:1票) |
25. スター・トレック(2009)
さすがJ・J・エイブラムス。タランティーノにも思うのですが、この人のエンターテイメント性には熱い信念を感じる。凄い人です。しばし現実を離れ、異次元にワープしました。むちゃくちゃ面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-14 05:02:23) |
26. レスラー
こんな生き方に憧れちゃーいけないんだろうな。僕の理性は「やめておけ」って言うんだけど、心の底のどうにもならないところで「ありだろ」って感じてる。あらゆる岐路の果てに”孤独”が待っているとしてもただその道を行くしかなかった。壊れかけの心臓を胸に、磨耗しきった身体で戦い続ける、心優しくも馬鹿な男の物語。愛する妻や子供に囲まれた生活は夢のまた夢。羨ましくはないはずなのに、胸を打つ。ブルース・スプリングスティーンは脚本読んでから曲を作ったらしいけど、彼もきっとしびれたんじゃないかな。そうでなければあんないい曲は産まれないはず。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-24 07:55:44) |
27. ハッピー フィート
観終わった後に残るこの気持ちを、うちの愛犬であるノンをさらに可愛がるという行為に転化しようと思います。まずは、そばにいる言葉を持たない動物の声を聞こうかと。同じ2006年に上映された大作「パイレーツオブカリビアン」よりもずっとずっと良い映画です。音楽とダンスも好みで、タップダンスってそれだけで見ると意外と退屈だったりするんですけど、ノリがよく選曲の光る音楽との融合によりその退屈さは微塵もありません。そしてあろうことかペンギンが生存と存在をかけて歌い踊るのです。異次元のハイクラスなミュージカルへとこの映画は昇華したと思います。凄い映画です。マスコミや人の意見は往々にしてあてになりません。ましてや”偽善”という定義が曖昧な言葉で簡単に片付けてしまえるような陳腐な映画では断じてない、と言い切れます。ブルーレイで観るべきでした。買いにいこうかな。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2009-12-23 17:26:47)(良:1票) |
28. ニューオーリンズ・トライアル
途中のダスティン・ホフマンとレイチェル・ワイズがカフェで交渉するシーンが好きです。結末を知ってから観るのと知らないで観るのとでは印象が大違い。観直してみたんですが、レイチェル・ワイズ良い演技してます。良いシーンです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-08 10:08:50) |
29. 許されざる者(1992)
イーストウッドって歳とってもかっこいい人ですね。「ぬ~」っと酒場に現れたときは鳥肌もんの渋さでしたよ。主役を堂々と張れる役者なんだな~。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-27 08:09:40) |
30. 最高の人生の見つけ方(2007)
人生はやっぱり家族なんだろうか?役者っていいな~。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-16 08:06:44) |
31. NEXT-ネクスト-
面白かった。たまにニコラス・ケイジがかっこよく見えるんだよな~。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-15 06:53:21) |
32. クローバーフィールド/HAKAISHA
あ~面白かった。上質なVFXを堪能させていただきました。ハリウッドが本気で娯楽に徹した作品なんだろうけど、なんとなく9.11を少し思い出したりもしちゃいました。女優も綺麗な人が多かった。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-06 06:39:38) |
33. アメリカン・ギャングスター
七十年代の黒いNYを、存分に堪能させていただきました。雑多な雰囲気、衣装、生き様、心情。どれもカッコ良過ぎ。この骨太な男臭い映画にファッションなんて全く関係無いはずなのだが、やけにみんなきまってたな?スタイリストも相当な気合を入れて臨んだと思われる。しかし、いくら強固な結束の為とは言え、実の家族を巻き込んで麻薬商売をするかね?その点に於いて、終始、嫌悪感があった。まあ、どちらの側の家族もばらばらになるってのはこのジャンルのお話だとよくあること。やっぱり何で飯を喰うかってことは大事なんだな。出所してから今現在はどうしているのだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-27 12:38:45) |
34. ノーカントリー
《ネタバレ》 コーエン兄弟らしい作品。独特な静寂と間がほんとたまらない。シガー怖すぎだけど、画面に映ると目が釘付けになる。癖になる気持ち悪さで、今までに類を見ない存在感。ベトナム帰還兵のルウェリンも良い勝負したんだけどな~。でも彼やウディ・ハレルソンをあっさり殺すところがコーエン映画というところか。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-16 17:51:46) |
35. トレーニング デイ
悪役よりも英雄的なデンゼル・ワシントンが好きなんだけど、観ていてしっかりむかついちゃいました。やっぱ上手いんだろうな。連続した緊張感がかなり心地良かった。何気にイーサンにデンゼルの役をやらせても面白そう。僕の中でイーサン・ホークという人は、ゲイリー・オールドマンを超える逸材と踏んでる。まあやらないだろうけど、常に期待してる。こんなにもいかれた悪党がはまりそうな役者もいないんだけどな。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-12 06:02:52) |
36. プラトーン
戦場の疑似体験度でいえば、これ以降のいくつかの作品にはさすがに劣るのだが、エリアスの「俺たちの国は横暴の限りを尽くしてきた。そろそろ俺たちに罰があたるころだ」の台詞が胸に残る。米映画でこの台詞はかなり貴重。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-15 16:14:33) |
37. バベル
この監督のファンであるということを再確認。いつでも人間が痛々しく生々しい。不幸も死も身近にあるんだと教わる。人間、身勝手に生きちゃいけないよな。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-08 16:50:39) |
38. ゴッドファーザー PART Ⅲ
ファミリーの為に生きたマイケルの慟哭が意味深い。結局、因果な商売だね。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-08 04:49:35) |
39. ゴッドファーザー PART Ⅱ
デニーロが本物の若き日のビトに思えた。マイケルはいつでも苦しそうだから、ビトが成り上がっていく様のほうが観ていて好きだ。まあ当然か。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-08 04:27:41) |
40. パフューム/ある人殺しの物語
脚本が良い意味でぶっ飛んでる。ラストは全く予想出来なかった。難しい「匂い」の表現を上手く作り出していたと思う。こんなに映っている物の匂いを嗅いでみたいと思った作品は他に無いや。美術も素晴らしくリアリティがあったな~。僕はいいものを観たという印象があるが、人には勧めることが出来ない強烈な偏愛映画。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-16 16:05:16)(良:1票) |