21. シャークネード<TVM>
《ネタバレ》 チェーンソーでサメを真っ二つ。 チェーンソー持って、サメのお口へダイビング。 サメのおなかから、チェーンソーぐりぐり~。 『そんな映像撮りたいっっ!』ってのが先にあって、ストーリーは後から付け足したんじゃなかろうか。 意外だったのはタイトルにもなってるシャークネードが発生するのって、結構後半になってからなんですね~。 それまではただのパニック映画。 いや、ただの、は言い過ぎかな。なにしろ、普通のパニック映画じゃありませんから。 丘の上にある住宅が、なぜか突然水浸し。密閉されているわけでもないのに。いったいどーゆー状況??もしかして知らん間に丘の上まで波がきたの~? と思いきや、外に出たら全然水はきていない・・・。車だって走れちゃう。・・・・なのに家は浸水・・。 いや、もう考えるのはよそう。こーゆー映画は考えたら負けです。 そーゆーわけのわからん奇想天外な物理法則さえ思い切って目をつぶれば、結構楽しいサメ映画だと思います。 特に、『車の周りをサメがうようよ泳いでいるよ~』のシーンは、絶対にありえないからこその面白さがありました。 サメが泳げるほどの水位まで水がきちゃったら、車は動かないはずなのに、『防水だから』の一言で片づけちゃう適当さ。嫌いじゃないです。 思っていたよりずっとパニックパニックしていたのはとても良かったです。 ちょいちょい挿入される人間ドラマが、映画のテンポを悪くしちゃっているのが実に惜しい。 [ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-25 02:47:06)(良:3票) |
22. シックスヘッド・ジョーズ<TVM>
《ネタバレ》 おお、これは・・・! 他の方が言及している点については、すべて至極ごもっともなわけですが。 個人的な好みから言えば、4作品の中で一番好きかもしれないです。 なんと言っても地上を歩くサメ!この映像が最高! CGは粗いものの、このチープな感じがなんか好き。なんだか一昔前の特撮者映画を思い出します。 サメは文字通りいろんなとこから顔出しますし、人間サイドもわりとがんばって戦う。 シンプルで良い。パニックものはこれで良い。 惜しむらくは、ビジュアル、性格ともに魅力的なキャラが1人もいないこと。 いや、唯一いたんです、ビジュアル最高の彼女が。 『めっちゃ良い娘いるじゃーん。』とテンション上がったのも束の間、あっと言う間にパクリですよ。 ああ、なんてもったいない・・・。 まあ彼女のぶんまでシックスヘッドジョーズが『あとは任せろ』と言わんばかりに頑張ってくれます。 とゆーことで、私は結構満足できちゃいました。 一昔前の特撮とか好きな人は、結構楽しめるんじゃないかな。 あ、それと音楽が4作品のなかで一番力入れていた感じ。 音楽良かったです。BGMの力で3割増しくらい盛り上がってた気がします。 BGMも大事ですね~。 [ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-17 12:05:54)(良:2票) |
23. ファイブヘッド・ジョーズ<TVM>
《ネタバレ》 (夏が来たからサメ映画見なきゃ・・・)という謎の衝動に駆られて鑑賞しました(笑) 前2作に比べると、『あれ?ちょっとだけCG良くなってない?』 なんだかファイブヘッド・ジョーズの質感を感じられるぐらいには、なめらかに動いているような気が・・・。 あくまで前2作に比べると、ですが。 ファイブヘッド・ジョーズに襲われるザトウクジラのシーンがなかなかの迫力でお気に入り。 でも見所はそこくらいかなー。 前2作に比べるとパニック感弱め。 早い段階でサメとの対決モードになっちゃって。 『こっから先は関係者以外立ち入り禁止』みたいになっちゃって。 もっと不特定多数が襲われてパニックになるのが、サメ映画の醍醐味だと思うんですけどねー。 で、対決の仕方ってのが、『イルカの鳴き声を使って入江に誘い込む』『爆弾でふっとばしてやるぜー』という超絶シンプルなもの。 シンプル・イズ・ベスト。わかりやすくて良いです。 そう、わかりやすくて良いはずの作戦なのに、今何やっているのか全然わからないのです。 見せ方へたか。 低予算なB級映画であっても、もっとわかりやすく作れたはず。 その結果、前2作に比べると後半が一番退屈というあってはならない事態に。 だってずっとレーダーばかり見ているんだもの。 『何かおかしい。』『何か変だ』って、不安をあおって、期待させておきながら、そっから話全然ふくらまないの。 なんなの、いったい? それから、せっかくおいしいところに5つ目の頭出したんだから、使おーよ、それー。 [DVD(字幕)] 4点(2024-06-16 02:56:47)(良:1票) |
24. トリプルヘッド・ジョーズ<OV>
《ネタバレ》 な、なんてこった・・・・・! まさか、・・・まさか、・・・・誰も脱がないなんて・・・ いったい何を考えているんだ・・・ とまあ、それはさておき。今回最大の見どころは、なんといってもダニー・トレホVSサメ。 サメと戦うダニー・トレホを見られるのは、この作品ぐらいではないでしょうか。 サメの首をでかいナイフで切り落としちゃうダニー・トレホ。 その直後に食べられちゃうダニー・トレホ。 いやー、作り手のみなさん、よくわかってらっしゃいますね~。ダニー・トレホの正しい使い方! ちなみに、オープニングはともかくとして、前半すごく真面目です。 チョーB級映画なのに、A級っぽい雰囲気作ろうと必死です。 でも研究所が襲われたあたりから次第にボロが出始めて、本来の自分を取りもどしはじめます。 『はっ!そうだ・・・オレはB級映画だった・・・。何をかっこつけていたんだ・・・』 そこからは、後半、そして終盤になるにつれ、登場人物達の知能指数は急下降。見事なまでに下がっていきます。 なにせ誰も本気で生き残ろうなんて考えていません。(多分) 『さて、どうサメに喰われてやろうか?』みんなそればっかり考えています。(多分) だから前半は退屈ですが、後半はもっと退屈です。 でも、こーゆーバカ映画が作り出す退屈な雰囲気、結構好きなんです。 前半を我慢すれば、中盤以降はきっとあなたが見たいものを見せてくれる、そんな映画です。 [DVD(字幕)] 6点(2024-06-07 22:45:51)(良:1票) |
25. ダブルヘッド・ジョーズ<OV>
《ネタバレ》 超粗いCG。超大根な役者。超どうでもいいストーリー。 全く意味がわからない行動の数々に、パツパツ水着のお姉ちゃんたち。 これぞB級。これぞエンターテイメント。 アラしかないから、アラ探しする気すら失せるクオリティ。 なぜダブルヘッドなのか。そんな説明は一切なし。潔し。 ダブルヘッドジョーズがとにかく人を襲う。 そうです、それで良いんです。これぞお気楽B級映画です。 『島が沈んでしまったー。』と騒いでいる人たちの背後に、陸地や岩場が見えたって気にしない。 B級サメ映画を楽しもう。その気持ちが本物だったら、そんな岩場は見えなくなりますから~。 全体のおよそ9割はしょぼしょぼですが、そんななか時折良いシーンが紛れ込んでたりするから侮れません。 ボートに乗っていた男2人が、海に浮かんでいる何かを見つけて近づいていくときの緊張感はなかなか良いものでしたよ。 よく頑張りました。 終盤のチャペル内での攻防も、ビジュアル的になかなか頑張っていたのではないでしょうか。 『サメ映画を撮るぞ!』という気概が伝わってきます。 [DVD(字幕)] 5点(2024-06-07 02:03:52)(良:1票) |
26. ザ・フラッシュ
《ネタバレ》 タイムトラベルに走っちゃったか~。 しかもがっつりパラレルワールド。いや、マルチユニバースというんですか?嫌いなんですよね~。後半はもうワケわかめ状態。 序盤はめっちゃ良かったのに。 赤ちゃん助けるとこ、めっちゃワクワクして、めっちゃ大笑いしたのに。 ずっとその路線で良かったのに、 過去のある1点を変えてしまうと、過去も未来も全部変わって、まったく別の世界ができてしまう。 じゃあ今までとは全く違う世界での出来事を延々と見せられるわけですよね? いや、気分乗らんわ~。そこで何をどう頑張っても、自分の元いた世界での問題は何も解決しないわけだし。 映画のほとんどが別世界での物語。しかもその世界では、スーパーガールとバットマンが、何をどうやっても殺されちゃうバッドエンドばかり。ご丁寧にふたりがやられちゃうところを何回も見せてくださる。いやいや、望んでねーよ、そんなこと。 スカッと爽快なヒーローものを見たかったのに、なんかもう暗い。 最初が暗くて、だんだん明るくなっていくなら良い。 この映画逆なんだもん。 ジャスティスリーグでは良いキャラしていたフラッシュ。もっと彼の良さを堪能できるようなヒーローエンターテイメントを期待していました。がっかりです。 もっとわかりやすく楽しい話にしてくれたらいいのに。 しかも今回の失敗がしっかり骨身に染みておきながら、ラストでまた同じ間違いを繰り返すなんて、何考えてるの。 トマト缶ひとつで世界がひとつできて、しかもその世界は破滅しちゃうような世界だったんだから、何もいじくりまわしちゃダメだってわかったんでしょ。 ほら、ブルース・ウェインがジョージ・クルーニーになっちゃったじゃん。 どーすんのよ、これ。 もう過去も未来も行くの禁止。 以上。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-04 02:42:31)(良:1票) |
27. シャザム!~神々の怒り~
《ネタバレ》 前作とは違い、最初からみんなで協力。反省会や作戦会議だってしちゃう。仲が良くてなにより。 みんなそろって変身するシーンは否が応にもテンション上がります。 橋の崩落から人々を救うシャザムチーム。テンポもサクサクいいかんじ。オープニングは最高。 今回の相手は神。 まあ、これだけチートなパワーをもつのが6人もいるんじゃ、神くらい出てこないと勝負にならないから、それはいいんだけどサ。 早々に不意打ちでパワー奪っちゃうのは、盛り下がるわー。 みんなスーパーパワー持っているのに、ドラゴンみたいなのが出てきただけで逃げ腰になっちゃってう~ん。 それなのに、スーパーパワー失って、生身の人間に戻った後は、ユニコーン手なずけて、モンスターたちと戦っちゃう。 ・・・・生身の人間のときのほうが勇敢になっとるがな。そんなことあります? カリプソが黄金のリンゴを植えて、怪物がいっぱい出てきたときはミョーにテンション上がっちゃいました。こーゆーノリがもっとほしかったかな。 で、戦いがいがありそうなクリーチャーがたくさん出てきたのに、主人公以外みんなパワー奪われちゃってるのもったいない! こーゆーところでこそ、チームバトルで大暴れさせて、もうひとカタルシスほしかったところです。 正直ラストは、カリプソと主人公のワンパターンなタイマンをダラダラ見せられて、飽きちゃいました。 盛り上げようとして、ちょっと長めのタメを入れてみたり、お涙ねらいの会話シーン入れてみたり。 いやいや、今バトル中ですよ~。 終盤になるにつれ、どんどんテンポが悪くなる。 DC映画の悪いとこ出てるわ~。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-03 00:51:46)(良:1票) |
28. ワンダーウーマン 1984
《ネタバレ》 もっとわかりやすく『悪者』VS『ヒーロー』で良いのに。 全然カタルシスを感じられないヒーローもの。 こんなに長尺なのに、見所少ない。 結局、ショッピングモールで小悪党捕まえるオープニングが一番面白かった。そーゆーのもっとたくさん見たかった。 そして今回の目玉商品、『願いをかなえる石』。 なーんてルールが曖昧なんでしょう。ふわっとしすぎ。 『願いをかなえる代わりに、代償を支払う』 たったそれだけのルールなのに、何の代償払ったかわかりにくすぎ。 ワンダーウーマンが代償に力を失ったっていうんだったら、もっとはっきり一般人くらいにしてもらわないと。突然力を失って、呆然とする表情の一つでも見せてもらわないと。 バーバラにいたっては、『優しい心』とか、それが代償になるってなんかずるくない? マックスパパは、みんなの願いをかなえまくって、結局何がしたかったのかわからずじまいなんですが。 こんな消化不良感の残るヒーローものはいやだ~。 多少ストーリーが稚拙でも、ワンダーウーマンが活躍する姿が見られるならそれでOKなのに、そーゆーシーンが後半になるにつれ激減。とゆーか皆無。もしくは活躍しそうな場面でも、パワーとられちゃってるから苦戦しまくってしょぼい。 最後はどうパニックを収束させるのだろうかと思ったら、全世界の人に願いを取り消させる力技。 え?どうするのかって? それは人の良心に訴えかけるのですよ。 ほら、ごらんなさい、どっかの中東のテロリストだって改心してるじゃないですか。 ・・・・・・って、そんなわけないでしょーーー。 開いた口が塞がらないとは、まさにこのこと。この脚本書いた人だれー。 全世界の人たちがそーゆー人たちなら、世界はもっと平和です。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-01 02:28:47)(良:2票) |
29. プーと大人になった僕
《ネタバレ》 前半は退屈。 中盤はイライラ。 終盤、マデリンとプーさんたちが書類を届けに行くとこだけ面白かったかな。 そもそもストーリーが嫌いです。 『家庭と仕事、どっちが大事なの?』みたいな質問を本気でするな。家庭が大事だから仕事をするのです。 『自分のしたいことをしている人間』が、『自分がしたいことを我慢して家族や従業員のために頑張っている人間』を非難するんじゃないよ。あまつさえそれを正論のように語り、美談に仕立て上げる。嫌いだわー。そーゆーの。 クリストファー・ロビンも、『仕事のことは僕が間違っていた。』って、べつに何も間違っちゃいないよ。胸を張って仕事しなさいよ。 唯一『えっ?』って思ったのは、プーのお世話をしちゃったことかな。 その時間が取れるのであれば、家族との時間だって作れたでしょ、とは思いました。 この映画が一番まずかったのは、クリストファー・ロビンをあまりに責任のある役職に就かせてしまったことでしょう。 だから家族やプーさんの言うことが、現実の見えていない絵空事にしか聞こえないのです。 ただ、プーさんたちがマデリンと一緒にロンドンに来てから、しゃべるぬいぐるみたちにいちいち周りが驚くのは面白かったです。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2024-05-26 02:11:47)(良:1票) |
30. ゲッタウェイ スーパースネーク
《ネタバレ》 90分ずーっとカーチェイス。ひたすらパトカーとの鬼ごっこ 似たようなクラッシュシーンを見せられて、さすがに飽きます。 まるで腕のない芸人が、なんの知恵も絞らずに、同じフレーズを何十回と繰り返しているよう。 さすがにもう少し変化や抑揚が欲しくなります。 車やカーチェイスが好きな人には、それでも良いのでしょうけど・・・そうでない私には、ひたすら退屈な時間でした。 こんな役だと、イーサン・ホークの良さも十分に出ていたとは言い難い。 少女とのバディ形式で話が進んでいくのは良かったと思います。 ただ、犯人が少女にしかできない何か重大な役目を与えるのかと思ったら、結局何もなし。じゃあなぜ少女を同乗させたの?そんな感じでストーリーは穴だらけ。 それに妻を人質にとられていたとはいえ、これだけ町中を破壊して、パトカーをクラッシュさせまくった主人公が無罪放免にはならないでしょ。 逆襲に転じてからはまたちょっと面白くなりましたが、最後はやっぱりカーチェイス。 遂に黒幕を捕まえた!・・・と思ったら、捕まえていない・・・。 そんで、こんだけ好き勝手やっといて、『君のファンだよ。』ってなめとんかい。 『君の味方だよ』みたいな顔しやがって~。今更味方ヅラすんな~。イライラ。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-05-23 02:37:13) |
31. ザ・ホスト 美しき侵略者
《ネタバレ》 今から侵略されるのではなく、すでに地球の大部分が侵略された状態からスタート。スタート地点は思っていたのとだいぶ違いました。 よくある寄生型宇宙人。 普通と違うのが平和主義。 『あなたたち人間のためなのよ~。』『悪いようにはしないから~』って近づいてきます。 寄生されると人格が失われます。運がよければ、人格や意識が残ります。ですが自分の体を動かすことはもはやできません。頭のなかで文句を言うことはできます。 ・・・・どこが平和主義者やねん。立派な侵略じゃんねぇ・・・。 わずかながら生き残っている地球人。身を寄せ合って生きています。ちょっとディストピアな雰囲気です。 こちらのジャンルには入っていませんが、サスペンス要素ありありです。 この作品が他の類似作品と違うのは、サスペンスをメインにはしなかったことでしょう。 そのため中盤は若干の中だるみを起こして退屈に感じる場面も。 そのぶん、終盤はサスペンス的にもドラマとしても、見ごたえのあるエンタメ作品へと昇華されていきます。 主人公はメラニーと、そのメラニーに寄生した宇宙生物ワンダラー。 このワンダラーが、人間たちとの交流のなかで、考え方や価値観を変化させていくわけです。 遂には、寄生している宇宙生物を人間から取り出す方法を教えてくれます。 時間はかかりそうですが、一番平和な解決方法を教えてくれるので、すっきりします。 更にたたみかけるように、もう一筋の希望を残す終わり方。 こーゆー作品にしては後味の良さが好印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-22 03:05:52) |
32. あなたにも書ける恋愛小説
《ネタバレ》 個人的に思い出深い作品。で、大好きなラブコメ。・・・だったはずなんですが、こちらでの評価が思ったより低くてあれれ? 確認の意味も込めて、妻と再鑑賞。 ・・・いやいや、やっぱ面白かったですよ。 私が知る限り、ケイト・ハドソンが一番かわいく撮れているんじゃないかな。 タイプした原稿を雨の中水溜まりに落としちゃうケイト・ハドソン。翌日、そのことを泣きながら白状するシーンが最高におかしくてキュート。一番お気に入りのシーンです。 『借金返してほしいなら、パソコン壊しちゃダメでしょ。』とか、細かいところで気になるところはあります。 が、そんなことがどーでもよくなるくらい、2人があーでもない、こーでもないって言いながら小説を仕上げていくのが微笑ましい。 もはや、2人の合作と言っても過言でないくらい、ケイト・ハドソンが口出してます。 結構あっさり借金の問題が片付いちゃうラスト。 散々ひっぱっといて、ちょっと物足りなさも感じちゃうくらいですが、2人の恋の行方がメインのストーリーなのでこれで良かったのかな。 まったくひねりのないラブコメですが、2人のやりとりとケイト・ハドソンの笑顔に凄く幸せな気分になれる良作です。 [DVD(字幕)] 8点(2024-05-20 00:21:52) |
33. ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
《ネタバレ》 あらら、評価低いですねー。 超人ぞろいのなか、一般人代表で頑張るキャラは好きなんですけど。 思ってたよりアクション多め。テンポも良い。 警察署内での大立ち回りなんか最高。カラフルな煙幕弾やら、いろんなタイプの弾撃ちまくって楽しい。 ラストはラストで、キラーボイスの歌姫やらハントレスやらとチームを組んで、もう一盛りあがり。 遊園地でのバトルってのがまた良い。 『毒を以って毒を制す』的なストーリーは好き。燃える。 ただ今作に限って言うと、ハーレイ・クイーンの毒気はちょっと足りなかった気も。 見た目やアクションが派手で奇抜、っていうだけにとどまってしまったかもしれないです。 もっと意地悪に相手を出し抜くとか、ハーレイ・クインならではのウリみたいなものが欲しかった気はしますね。 ただ、ずっと飽きずに見られたし、エンタメアクションとしては及第点だと思います。 ハーレイ・クインを除く3人で最後はチームを組んでいましたが、なんとなくそれにはハーレイ・クインも参加してほしかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-20 00:05:01) |
34. プロジェクト・アルマナック
《ネタバレ》 結構サスペンス色強めです。 流行りのPOV方式のモキュメンタリーな雰囲気の作品。 当然BGMなどはありません。 このリアルな質感、嫌いではないです。 主人公のデヴィッドも含め、基本的にやばいやつは出てきません。こーゆータイプの映画は暴走する人が一人くらいいそうですが、今作では主人公がちょっとやらかしちゃうくらいです。 基本みんなまとも。どちらかと言えば頭が良いひとたち。 そんな頭が良くて、オタク気質な3人がタイムマシンを作っちゃうお話。 スクールカーストでいけば、おそらく底辺にいる人たちなんだろうなぁ。 その3人のなかでも、主人公は割とイケメン。その妹も明るくて美人。ヒロインよりも妹のほうがかわいいくらいです。妹は撮影係なので、他の人に比べると露出控えめなのがもったいない。 そんな3人がタイムマシンを作っちゃったことで、学園のマドンナと仲良くなっていくのもお約束ながら楽しい。青春ものは嫌いではないので、前半から中盤までは楽しく見られました。 過去に戻れたらやってみたい。ちっちゃなことからおっきなことまで、結構幅広くやってくれたのは楽しい。 雲行きが怪しくなってくる後半。 過去を改変したことで、現在に影響が出始めます。 もちろん悪い影響が。バスケ部が廃部になったり。飛行機が墜落したり。 いわゆるバタフライ効果が出始めるのです。 このころから主人公のルール破り、スタンドプレーも出始めて、状況は悪くなる一方。 1人でタイムトラベルしちゃうから、現在に戻ってきた主人公は結果はわかってもそのプロセスがわかりません。 原因を突き止めようと焦りますが、当然うまくいきません。 この最後のたたみかけが、エンターテイメントを重視したためか、雑で分かりにくくて説明不足で不親切。 父親とのやりとりの結果、結局どうなったのか私の頭では??? 最後もうすこしわかりやすい着地点がほしかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-13 03:25:45) |
35. L.A. ギャング ストーリー
《ネタバレ》 マフィア映画にしては人物の描き方が浅く、ドラマが盛り上がりません。 仲間を1人、また1人と集めていくシーンは好きですけどね。祭りや遠足の前のワクワク感に似ている。 一筋縄ではいかない面子をそろえて、いったいいどんな凄いことをやってくれるのだろうと楽しみで仕方がない。 ところが蓋を開けてみたら、コーエンのカジノや麻薬を積んだ車を襲うだけ。 まあ、最初はそこから始めるのだろうと思ってみていたら、終始そんな感じ。なんと芸がない。 なのでアクションは夜のシーン多め。 暗いうえにみな同じファッション。 誰がどこにいて、誰が誰撃ってんのかわかりづらいです。 わかりづらいから、見せ場であるドンパチシーンもいまいち盛り上がりません。 ※例外はあります。靴磨きの少年が巻き添えで撃たれてしまうシーンは緊迫感もあり良かった。だから今後の復讐劇に期待を寄せたのですが、それを超えるものは後半ほとんど出てきませんでした。 盗聴器を発見された途端、主人公たちの素性が一気にばれる理屈もよくわかりません。 エマ・ストーンは大好きな女優さんですが、正直この映画ではいてもいなくても良い程度の役回り。 軍隊あがりの歴戦の猛者オマラ。 投げナイフの達人コールマン。 天才ガンマンのマックス。 有能な人物を集め、個性豊かなはずなのに、それにしては盛り上がらなかった不思議な作品です。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-05-12 17:12:33)(良:2票) |
36. シャザム!
《ネタバレ》 H→ヘラクレスの剛力 A→アキレスの勇気 S→ソロモンの知恵 ・・・・ん?・・・ソロモンの知恵? ・・・どうやら知恵の継承だけは失敗したようだ・・・ 子供のときより、大人の姿になったときのほうが明らかに知力が低下している主人公。ひ、ヒーローなのにそれでいいのか。 しかも中盤、フレディと仲違いしてからは、知力どころかモラルまで低下しちゃって、すげーヤなやつに。 フレディと二人でいろいろ実験したり、深夜の公園やコンビニで人助けをするところなんかは楽しかったんですけどねー。 強盗に銃を返して、『撃ってみて』なんて無邪気に言うシーンなんか好きなんですけどねー。 ちょっと中盤の主人公、あんま良いイメージ持てないなぁ。だからあんま楽しくない。むしろちょっとイライラしちゃう。 そして性格の悪い時間が長い。さっさと正義に目覚めてよ、ヒーロー。って思いながらずっと見てました。 やっぱ応援する気が失せるヒーローはだめですよ。 でもお母さんに会ったあと、グループホームのみんなを助けるために立ち上がってからは、またちょっと盛り返します。 ヒーローっぽくなってきます。 更には、他の子供たちもみんなヒーローに。 これは気分がアガります。 7つの大罪と子供ヒーローたちとのバトル。ちょっとコミカルな感じなのがまた楽しい。 主人公がちょっと難ありな性格ではありましたが、そのぶん義妹のダーラが魅力爆発の超キュートな女の子だったので、そこもまた良し。 スーパーパワーを手にしても、サンタのおじさんに目をキラキラさせながら『ダーラは良い子だよ』って言うシーン最高に好きです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-05 22:52:42) |
37. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
《ネタバレ》 自分から見たわけではなく、妻から誘われてアマゾンプレミアムで一緒に鑑賞。 とゆーことで予備知識なし、期待なし。 ところが、映画が始まってしばらくし、キノコ王国にやってきたあたりからいろんな思い出がフラッシュバック。 特に効果音が最高です。ゲームの効果音が、BGMが、随所にちりばめられている本作。めっちゃマリオしたくなります。 更にはドンキーコングやマリオカートも登場。れ、レインボーロードだ~。これは世代にはたまらないですね~。 ファミコン、スーファミ世代にはぐっとくるものがあります。 ピーチ姫のキャラだけ、ゲームやってたときのイメージとだいぶ違っちゃってましたが。 ファミコンやってたときは、ただただ助けてもらうだけだったお姫様。映画ではマリオ以上に戦うお姫様。これも時代ですかね~。 なんか昨今のDisneyプリンセスと同じ現象がここでも~。 マリオがキノコ王国にやってきたとき、『タイルどうやって宙に浮いているの~』『これどーゆー構造なの~』とか、いちいち突っ込むところ面白い。クッパの弾き語りも最高。爆笑というより、クスクス笑いがたくさんある感じ。 ファイアフラワーやアイスフラワー、たぬきマリオなんかが活躍してくれたのも嬉しい。 猫マリオはやったことないからちょっとわかんなかったけど・・・。 マリオカートではバナナしかけたり、甲羅投げたりと、お約束的みどころがたくさん。 ストーリーが面白いとか、そーゆータイプの映画ではありませんが、ここまでゲームの世界を再現してくれたら満足です。 トゲゾーやメット、ハンマーマリオやじゅげむも見たいものです。 次作ではいろんなマリオが見られるかなぁ。今から楽しみです。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-03 22:43:02)(良:1票) |
38. レザーフェイス―悪魔のいけにえ
《ネタバレ》 『悪魔のいけにえ』のつもりで見ると、『あれ?なんか違うじゃん。』ってなるかもしれません。 でもサスペンスホラーとしてみると、かなりよくできた良作だと思いますよ。 タイトルもう少しわかりやすくしたら、また違ったかも。『悪魔のいけにえビギニング~そして伝説へ…~』とかだったらわかりやすい。くそダサいうえにパクリですが。 短めの尺に見所たくさんつめこんで、ホラーファンにはサービス満点。テンポ、スピード感も丁度良い。最後まで見ると、やりきれないドラマ性まで感じられちゃう。ヒーローがダークサイドに堕ちるまでの悲しい物語? とにかく狂人しか出てきません。唯一まともそうだった保安官ですら、ソーヤーママと金で裏取引。挙句に豚のエサにされちゃって。 ジェドはジャクソンなのかバドなのかっていうのを曖昧にしているのも面白い。それくらいバドの存在感が際立っています。 この映画が面白いのは、加害者が被害者に、被害者が加害者に、コロコロ攻守交替するところでしょう。 まずはマッド・ドクター。次がアイザックとサイコパス彼女。主導権を握る人間がどんどん変わっていくわけです。 そしてその2人を殺っちゃうのがバドってのも面白い。バドが凶行に及ぶときの演出はラスボス感漂わせていて、完全にミスリードを狙っています。 終盤になるとハートマン保安官が娘を殺された復讐を果たそうとめちゃくちゃします。 もう殺人鬼たちのバトルロワイアル状態。『毒を以って毒を制す』のノリが好きな人ははまるはず。 こんななかにほうりこまれた一般人代表のナース、リジー。 最後は自分をずっと守ってくれたナイト様からのまさかの首チョンパ。合掌。 個人的には大好きなノリで、ホラーのなかではなかなかの力作で傑作です。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-05-02 15:05:48) |
39. フォーエバー・パージ
《ネタバレ》 「ゾンビの出ないゾンビ映画」とは言いえて妙ですね~。まさにそんな雰囲気の映画です。 パージが始まる前の独特の緊張感健在です。パージファンとしては、この雰囲気が感じられるだけでも嬉しくなります。 そしていよいよパージが始まってからの惨劇・・・・が起きない。 まさかの、何も起こらず終了のサイレン。これは今までになかったパターン。ちょっと意外。 ところがところが、パージは終わったはずなのに、街には何やら不穏な空気が・・・。 パージが終わったはずなのに、いったい何が起ころうとしているの~?という不謹慎なワクワクが止まらない。この辺までは良かったのですよ。 問題はこっから。 「フォーエバー・パージ」ってそーゆー意味かーい。 てっきり、廃止になったパージが復活して、『パージは、永遠に不滅です!』みたいな意味かと思ったら、全然違う。 いや、それはど~なの~?あのルールありきでやるからスリリングなんじゃないの~? 法治国家の法がなくなる恐怖。昨日まで家族だったり隣人だったりした人の内に秘めたる狂気。 そーいったものを見せてくれるのが、このシリーズの醍醐味だったように思うのですが~。 ほらほら、警察や軍が鎮圧に動き出しちゃってるじゃない。 「もし現代で内戦が起こったら?」のサバイバルアクションになっちゃいましたね~。 それはそれで、この映画よくできていますので、最後まで楽しんで見られるのですが。 パージ的サスペンス、パージ的風情を求めると、裏切られちゃうかもしれないですね。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-26 14:53:19)(良:1票) |
40. アクアマン
《ネタバレ》 最初のうちは良かったんですが、アトランティス?の世界に入ってからがちょっと中だるみしてしまいました。 海中の都市が出てきた瞬間は感動するんですけどね。 映像美だけで長時間ごり押しされちゃうと、飽きちゃう。 バトルシーンが思ったよりよくできてて、どのシーンも面白い。スピーディだし、テンポが良い。立体的で、攻撃のバリエーションも豊富。 特に中盤、ブラックマンタがオームの精鋭たちと襲ってくるシーンはお気に入りです。 逆に、ほんとは一番の見せ場になるべきアーサーと弟の対決はいまいち盛りあがりに欠ける気が・・・。 中盤と終盤で2回も対決シーンがあるんですけど、見ごたえがちょっと・・。 メラのような能力は映像映えするんですけどね。ひたすら矛でカンカンカンカンするだけじゃねぇ・・・。 アーサーが伝説のトライデントを手にしてからはもうひと盛りあがり。 海の生き物を統率して攻勢を仕掛けるラストシーンの迫力は最高。 更にはトライデントを守っていた伝説の怪物やら、海溝王国の怪物トレンチたちまで従えちゃっているのはアツすぎます。 ただ結局はトライデントの力におんぶに抱っこな感じがしないでもない。 アーサーが何かに覚醒したり、努力したりってゆうのも少し欲しかった。 幼少期に師匠から教えてもらった技を最後に披露していましたけどね。それだけじゃあ物足りないのですよ。 ビーストテイマーの能力をもう少し要所要所で発揮して、アクアマンならではの魅力を見せてほしかったかな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-04-21 23:20:24) |