Menu
 > レビュワー
 > タコ太(ぺいぺい) さんの口コミ一覧。33ページ目
タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1402
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546
>> カレンダー表示
>> 通常表示
641.  アンホーリー 忌まわしき聖地 《ネタバレ》 
正直なところ、キリスト教ベースの悪魔が登場するタイプのホラー作品は、個人的にあまり好むところではありませんが、本作については、TVドラマ「ウォーキングデッド」のジェフリー・ディーン・モーガンさんが主演ということもあって鑑賞しました。  物語的にはどことなく既視感の伴うものであって、特筆すべき斬新さや意外性は感じられませんでしたが、ジェフリーさんの確かな存在感、ヒロイン役のケイティ・アセルトンさんの愛くるしさに支えられて、丁寧に纏められたホラー作品に仕上がっていると思います。  ただ、よくよく考えてみると冒頭のジェフリーさん演じるフェンの蛮行によって悪霊(悪魔?)が解き放たれてしまった訳で、そんな罰当たりな行為さえなければ、犠牲者も出なければ束の間の奇跡に虚しく踊らされる者も居なかった訳で、そのくせフェンは結果的にはヒーローで善人みたくなってしまっていて、随分と身勝手なハッピーエンドであることは間違いありません。そのあたりが大きく減点要素です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-27 00:31:21)
642.  デッド・ウィッシュ 《ネタバレ》 
呪われた壺に願い事をすると、誰かの死をもってその願いが叶うという身勝手な展開。と言うか、勝手なのは壺であって願い主は別に誰かに死んで欲しい訳ではないので、壺と言うか壺に封じ込められている悪魔的な存在がそもそもの問題という訳です。  けれども、何せ登場人物が揃いも揃って感情移入出来ないタイプばかりなので、別段怖さを感じることもなく物語は進んで行きます。  原案・脚本は「ファイナル・デスティネーション」の脚本家ということで、とり憑かれたら「死」から逃れられないという趣旨は共通しているようです。ただし、本作では「死」と言っても自らの「死」ではなく他人の「死」。そのあたりも感情移入や怖さに繋がらない原因かもしれません。  7つの願いをしてしまうと魂を奪われるというルール。主人公は善意に基づいて期せずして達成してしまう訳ですが、魂を奪われると鏡の中の住人になってしまうというあたりは、途中何となくそんな風に鏡が描かれているように思えなくもないのですが、急にルールが追加されたみたいでしっくり来ませんでした。何かそのルールのベースになる伝説とかがあるのでしょうか?何となく無理やり感が伴う展開でした。  ちなみに、私の数え間違いでしょうか。最後の願いは8つ目に思えてしまいましたが、この際あまり関係ないのかも知れません。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-26 23:43:54)
643.  イグジスツ 遭遇 《ネタバレ》 
POVによって描かれる作品は数多かれど、元祖的なヒット作である「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の共同監督の1人であるエドゥアルド・サンチェス監督の作品ということで期待度高めで鑑賞しました。  全体を通してそれ程激しくない適度な緊張感。早々に登場するビッグフット(?)は、暴力的ではあるものの目を覆う様な惨劇には至らない。実に無難に纏められていて、決して退屈することはないと思います。  がしかし、例によって全く感情移入出来ない登場人物たち。危機管理能力もしくは生存本能の欠如。根拠もなく繰り返す「大丈夫だ!」の一言。決して勇敢とは言えない無謀な行動。イラつくばかりです。  そしてラストシーン。「挑発しなけらば襲って来ない」らしい相手に対して挑発しっぱなしで冒頭から死亡フラグ掲げっぱなしのお兄さんが、漸く挑発をやめて死を覚悟した途端に去って行く実に物分かりの良い怪物。あれ?子どもの仇はとらないの?あっけな過ぎるエンディング。  場面ごとの演出等は流石元祖POV!と言いたくなるものもありましたが、観終わってみると何も残らないような残念な作品でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-01-14 00:03:22)
644.  フェイシズ(2011) 《ネタバレ》 
相貌失認をモチーフにしたミステリーということで、どんな仕掛けを用意してくれるのか期待していたのですが、肝心のストーリーがいまひとつ盛り上がらず拍子抜けの感があります。早々に真犯人も浮かび上がってしまいますし。(実に解り易い)  ヒロインが顔の識別が出来ずに苦しむ様は、ビジュアル的にはかなり丁寧に造り込んでありますが、故意なのかどうか分かりませんが結構似ているタイプの役者さんをキャスティングしているので紛らわしい。折角の映像的造り込みがイマイチ生きていないような気がします。  ヒロインと担当刑事のロマンスもいけませんね。運命の人だから識別出来るみたいな設定は、折角の緊迫したミステリーを安っぽくしているような。だいたいからして懲戒処分モノの行動ですよ。更に、ラストの対決シーン、そして大ラスの子ども生まれましたシーンも、何だか予定調和に徹してしまった感がします。  相貌失認をビジュアル化する段階で製作陣は力尽きてしまったのか。魅力的な設定をもっと生かして欲しかったと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-12-25 22:55:07)
645.  ダークスカイズ 《ネタバレ》 
屋敷に潜む悪霊との闘いのストーリーかと思いきや、まさかまさかのエイリアンによる誘拐事件を描いたSFスリラーだったとは。  種明かしされてしまうと、何やら使い古された古典的なエイリアンもの。子役を含めた登場人物の緊張感のある演技や、何者かが侵入することへの恐怖感の演出には惹きつけられるものがあって決して面白くないとは言いませんが、結局エイリアンということになると何でもあり的になってしまって肩透かしな感じは否めません。  エイリアンたちの目的は何だったのでしょうか?何故この一家を選び、何故回りくどいアプローチを仕掛けながら子ども一人を攫っていったのでしょうか?只管謎です。  そこそこスピーディな展開で中だるみすることなく楽しませてくれはするのですが、エイリアン登場の必然性と言う部分での説得力が感じられず、エイリアンものであることが確定する前の段階で、いや確定した後もかな、いくつか挿し込まれるエピソードも、作品のテーマとは関係なかったりするのでかえって物語の流れが途切れがちになってしまってます。  何か煮え切らない思いが拭い去れず、5点献上に留めます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-14 00:21:48)
646.  スリープレス それは、眠ると憑いてくる。(2016) 《ネタバレ》 
キリスト教世界では悪魔によるものという考え方があり、日本では「金縛り」と呼ばれ、やはり霊的な原因によるものという考え方がある所謂「悪夢」。ところ変われば解釈も変わるといったところでしょうか。  アリスは、幼い頃に夢遊病の弟を目の前で失ってしまい、弟の最後の言葉は彼女に救いを求めるものでした。その体験がトラウマ的に脳裏から離れないがために、彼女は今の職業を選んだのでしょうけれど、自らが克服出来ずにいるのに人様を治療するというのには土台無理があると思います。  患者の切実な訴えに極力科学的・医学的に対処しようとして深みに嵌ってしまう。そんな彼女の行動にはイマイチ感情移入出来ないままにストーリーは進行。結局、患者を救えないどころか自らも悪夢の世界から抜け出せなくなってしまいました。というお話ですね。  一見、患者の一家は救われたかのように描かれていますが、その表情は何か沈んでいるようにも見えます。それが演出通りだとするならば、アリスもモーガン家も救われないまま。つまりは悪魔側の全面勝利ということなのでしょうか?  全体を通して緊迫感があり無駄に残酷描写もないので(アルフィーは可哀そ過ぎますが)、スプラッター系NGの私としては惹きつけられる作品ではありましたが、観終わってみると何か救いようのなさの中に徒労感だけが残る作品でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-11-22 00:53:00)
647.  ライフ・アフター・ベス 《ネタバレ》 
最初から最後までイライラさせられた作品。  最初のうちは主人公の行動・言動にイライラ、その兄の行動・言動にもイライラ。両親の行動・言動にもイライラ。そして、恋人が復活した後にはそのイライラは更にパワーアップ。登場人物の殆ど全てがイライラの対象。ただし、それだけイライラさせられてもストーリーは意外とシンプルで解り易い。  ただ、肝心なことだけれど彼女って一般的に理解されているゾンビじゃないような?普通に暮らせちゃってますから。それでも、死んでるんだから時とともに劣化していくわけで、ゾンビ映画としては初出ではないものの挑戦的なアプローチとも言えるかも。観終わった後であーでもないこーでもないと語り合える要素はあります。  決して心に残ると言うようなタイプの作品ではありませんが、面白くないと言い切れるものでもなく、やや標準を超えた5点を献上します。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-10-08 00:04:45)
648.  アド・アストラ 《ネタバレ》 
テーマそのものは決して批判すべきものではないと思うのですが、何せ宇宙での様々な事柄が非現実的過ぎ。宇宙工学等々に関しては全くの門外漢ですが、いくらなんでもやり過ぎなのでは?寧ろアニメだったら良かったかも知れないです。もっと受け止めやすい表現が可能だったのではと思えてしまいます。実写だからこその「んな訳ないだろ!」感がハンパない。詳細は皆さんが既に書いてらっしゃる通りです。  そのことがあるので、本来のテーマがすんなり入って来ない感じがします。主人公の行動についつい否定的になってしまう。つまりは感情移入出来ないのです。説明不足ということも言えるかもしれません。  キャスティングが違って予算もうんと少なかったら、どうにもならないB級以下作品になっていたでしょう。でも、ある意味その方が割り切れて楽しめたかもしれません。  名優を揃え予算も潤沢だからこそ、よろしくない部分ばかりが浮き立ってしまったのかなと思えてしまう、何とも勿体ない作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-26 00:34:28)
649.  オキュラス/怨霊鏡 《ネタバレ》 
呪われたアンティークの鏡。それは手にした者の心を歪ませやがて死へと追い込んで行く。というストーリー自体には特に目新しさを感じませんが、過去と現在を同じタッチで描きつつ交錯、或いは混同させるという演出は面白いと感じました。  子どもの頃に両親を死に追いやられ、しかも母は父に、父は弟に殺させるという惨い仕打ちを受けたケイリーが、必ずいつか「鏡」の秘密を暴きこの世から葬り去ることを決意して生きていくという設定は十分に理解できます。  医療施設で長期にわたるカウンセリングを受けたティムが忌まわしい事件を合理的に解釈しようとする姿と、全ては鏡のせいだと断定し、異様なまでに執着するケイリーの姿を対比すると、実はカウンセリングが必要だったのは姉の方で、鏡は彼女の心を捉えたまま敢えて自由に生かしておき、復讐のために帰ってきたところを改めて死に追いやり、ティムには改めて汚名を着せ苦しみを与え続けるという「鏡」の意志を感じてしまいます。  なんだか作品解説みたいになってしまいましたが、要するにストーリー自体は非常に解り易く、意外性やどんでん返しは無いと言って良い内容であり、時間軸が交錯して行く中で観客が混乱していくという演出上の試みが中心になっている作品のように思えました。  ちなみに題名はラテン語の「眼」あるいは「丸窓」ですね。鏡に憑りついている悪霊(鏡の犠牲者であり死して後も魂を捉えられている者たち?)の「眼」がまさにそのように表現されていますが、そのことの意味するところは全く語られていないのは何故なのでしょうか?解らず仕舞いでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-21 11:38:05)
650.  ディープ・インフェルノ 《ネタバレ》 
南北アメリカ大陸を西側に沿って縦断できないのは、パナマの森に立ち入ることが出来ないから。そこはチュパカブラが住む森であって、人の侵入を許さないからだ。面白い見解です。  そんなパナマに遊びに行くまるっきり考えなし風の男子3人と少しはまともな女子2人。この段階で死亡フラグが見え隠れ。  男子たちの行動言動の殆ど全てが身勝手ないい加減さ。現地の彼女も反抗期なのか何なのか、兄貴分の言い付けに反した自暴自棄とも思える行動でアメリカ人グループを巻き添えに。  ツッコミどころがほぼ全編に散りばめられているので、ついつい声に出してツッコんでしまいます。やることなすこと「それ、違うだろ!」みたいな行動ばかり。ジャングルの中で女の子を気遣うことなく闇雲に全力疾走したりとか、わざわざ単独行動に走るとか。劇場未公開のようですが、こりゃ映画館で観たら客席中からツッコミが入りまくって場内が賑やかになりそうです。  ただし、SNSと顔認証の効果で若者たちの窮地が全世界に短時間で拡散し、武装警官の突入やら報道ヘリの捜索活動やら一気に加速してあっと言う間に解決、というアイディアは、このタイプのホラーでは新しいですね。通常だったら誰も立ち入らない深い森の中でクリーチャーに襲われたら、救援も呼べないし救助隊も即座には動けないから絶体絶命。全滅か超ラッキーな女子が独りだけ助かるといった結末になりがちかも。  あれよあれよという間に、事態が急進してややハッピーエンドで一件落着というのは意外でした。  ちなみに、現地の青年が叔父さんに助けを求めなくとも情報拡散の効果で武装警察が即座に行動したこととか、必死に報道ヘリに救助を求めて犠牲を増やさずとも捜索隊がほぼ同時に発見して救助したこととか(ヘリのマスコミが救助より撮影を優先したことの是非はありますけれど)、結構無駄な行動が積み重ねられているのは、むしろ現実的なのかもしれません。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-08-04 23:30:43)
651.  ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 《ネタバレ》 
「呪怨」のテイストを受け継いだ鉄板的幽霊屋敷怨霊憑りつかれ系ホラーですね。  脚本が清水崇氏ということで、短めの尺ながら丁寧にコンパクトに「呪怨」の世界を描き込んでいると思います。  が、しかし、ビジュアル的には見応えを感じるものの、全編を通じてほぼお約束どおり、意外性のない展開になっています。先読みが出来てしまうので、恐怖描写によるショックや驚きが感じられません。  4つの関連するストーリーが時間軸を入れ替えながら展開していくあたりは、綺麗に纏まっていてオリジナル「呪怨」を髣髴させられるのですが、意外性のなさが足を引っ張ってしまっているような気がします。  ハリウッド版「呪怨」シリーズのリブート作品という位置付けのようですが、「リメイク」ではなくて「リブート」ならではの新たなエッセンスが欲しかったところです。  それにしても、日本の怨霊がなんで海を渡って付いて来てしまったのでしょう?冒頭に出て来る日本の家屋に憑いている怨霊だったら、足を踏み入れた者に付いて行くのではなくその場で憑りついて帰国させないんじゃないかなぁ?怨霊が海外出張して他国で営業して販路拡大ですか?なんだかなぁ…。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-07-02 00:45:49)
652.  クレイジーズ 42日後 《ネタバレ》 
邦題の「42日後」に何となく既視感を覚えつつ観始めると、何やらチープな雰囲気のオープニングタイトルとそれに続く若干のサービスカット。そして事態が始まった後の主人公の妙に速やかな現状把握ぶりと唐突なパニック状態。もしやトンデモ映画か?!と思いつつ観進めると、決して斬新ではないストーリーながら、これから一体どう展開していくのかという期待感もあり結構作品世界に入り込めました。  冒頭のシーンが中盤で登場しますが、勿論そのままお亡くなりと言う訳もなく、寧ろそこからが「Alone」からの脱出。殆どアパート内で物語が進むのでスケール感はいまひとつながら、適度な緊張感をもって楽しめました。  そして突然のドナルド・サザーランドさん登場!ささっと登場し、お約束通りの展開で退場。語る言葉には重いものがありますが、作品全体の中での重要性を思えば、何だか勿体ないような…。御本人は納得して受けたキャスティングなのでしょうか?  途中、唐突に登場し(目の前に住んでるんだから元々知らなかったの?彼女の方はチェックしてたのに)、主人公を「Alone」から解放してくれるエヴァ。命からがら合流した二人がこれからどうなって行くのか?続編はないでしょうけれど、ウィルス蔓延による世界崩壊とまではなっていないようですし、お先真っ暗という結末ではありません。人は皆一人では生きていけないのだよ、ということなのですね。  ちなみに、Netflixオリジナルの韓国映画で「#生きている」という作品が本作と同一年に公開されていて、同一脚本で製作されているとの情報があります。そちらの作品は未見ですが、ネットでいろいろ読んでみると確かにほぼ同内容のようであり、本作について数多くの酷評が見受けられますね。  リメイクなのかとか同時製作なのかとか、事の経緯を知らないのでここではノーコメントにしておきます。   (追記)それにしても何と言う国内版DVDのジャケ写!いや、ジャケ写どころか書かれているコピーが概ね中身と違う!ジャケ買いしたら怒りそうです。更に下の方(帯?)に描かれている絵が本作と関係ないだけではなく類似邦題の別作品と酷似!配給元もDVD販売元も違うのにこれって大丈夫?他人事ながら心配になるレベルです。そもそも、邦題からして既視感×2ですしね。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-06-23 22:31:53)
653.  必殺!恐竜神父 《ネタバレ》 
確かにヒドイ。さりとて酷評出来ない。なんともアザトイ作品ですね。  ここまで確信犯的にヒドサを真面目にヒドク作られてしまうと、最早降参です。この作品のヒドイ部分をヒドイと論じること自体が製作者の意図にハマってしまっている訳で、その悪ノリぶりを楽しむことこそが本作の正しい(?)鑑賞方法なのでしょう。  ですから、それがダメというならば観ない方が良いでしょうし、それがウェルカムということであれば徹底的に小ネタを楽しむのが正解ですね。  例えば恐竜の着ぐるみ。着用可能な巨大なぬいぐるみと言った方が解りやすいかもしれません。獰猛とか狂暴とか強大とかには全く通じないデザインと質感。勿論、そんなものであっても製作費は結構かかりますから、もともと少ない製作費のうちの結構な割合をそこに注ぎ込んでる訳で、決して開き直りではなく意図してあの恐竜を製作してるところだけでも十分に本気度が窺えます。  爆破シーンに予算は使わず説明書きで終わらせてしまうとか、どんなシーンであろうと近所の同じ空き地でとしか思えない場所でのロケとか、キッチリ低予算を管理して作り込みつつそれを逆手にとって笑いに繋げています。  古き良き時代のB級感をモチーフに、如何にも映画好きな悪戯っ子が製作したという感がありありと出ていますね。  観る者を完全に選ぶこの作品。嫌いじゃないけれどアザトサもちょっとばかり鼻につき、ここは5点にしておくのがいいかもしれません。  ちなみに、原題は恐竜のヴェロキラプトルの前半分とスペイン語のパスター(牧師)による造語ですね。これを「恐竜牧師」ならぬ「恐竜神父」としてしまう配給会社さんの発想は謎です。「必殺!」というのは、忍者が出て来てアクションがカンフー風だからなのかな?
[インターネット(字幕)] 5点(2022-04-20 11:17:52)(良:1票)
654.  ザ・フォッグ(2005) 《ネタバレ》 
原作は随分と昔に鑑賞してこちらのサイトにはレビューを書いていないため、リメイク版で初レビューです。 と言っても、原作とプロットは酷似しているものの別モノと捉えても良いのでは?と思えるストーリーですね。登場人物の設定やキャラクターも似て非なる?いや大分違うといった感じ。なので、リメイク版と意識しないでの感想です。  結論から言えば、ホラー作品としては思いのほか楽しめましたが、何にしても登場人物のキャラがいただけない。ニックは真面目に働く遊漁船の船長、とは言えずチャラくて女にだらしない青年、エリザベスは如何にもホラー映画のヒロインといったお約束だらけの思考・行動にまみれた危機管理能力ゼロの女子、スティービーは愛息の世話を親戚に任せっきりでやはり危機管理能力低過ぎ。その他の登場人物もことごとく感情移入出来ない人物ばかり。これじゃ百年越しの恨みで怨霊に取り殺されても仕方ないや、と思えてしまいます。  この設定なら良作になりそうなんですけどね。残念。原作はどうだったかな?見直してみた方がいいかも。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-12 11:57:02)
655.  ゾンビ津波 《ネタバレ》 
津波に乗って、てか巻き込まれてゾンビが浜に押し寄せるというのはなかなかのインパクト。邦題もトンデモ感がありながらもマッチしてますね。ゾンビの常識となっている「頭を撃てば無力化」が否定され、電気ショックで無力化というのもオリジナリティを感じます。 が、そこまで。全体の流れは怪物系ホラーのお決まりパターン。幸せ感に満ちた登場人物がいきなり犠牲になり、平穏な世の中が一気に地獄化。主人公は仲間を失いながらも決定的な対応策を見つけてバケモノ退治。沢山犠牲が出たにも拘らず、生き残った主人公たちは何事もなかったかの如く幸せそうな笑顔に包まれる。てな感じ。実にオーソドックスな展開ですね。 ですが細部はかなり雑。あんな小さな沈没船のどこにあれだけ大量のゾンビが居たの?浜におびき寄せて電気ショックで退治するにしても、島中に散らばったゾンビがあれっぱかしで全部の訳ないし。あの爆薬の量からすると、島の形が変わるくらいの威力じゃん?海に飛び込んだ女の子が無事の訳ないし。そして、総じてゾンビの量的表現がバラバラで、もっと居るんじゃね?と感じてしまいます。 ゾンビ映画は余程のことがない限りそこそこ楽しめてしまうもの。嫌いじゃない限り。なので決してつまらなくはないのだけれど、物足りなさに包まれたまま終わってしまうのは何だかなぁ。「シャークネード」よ今一度!との思いがつのるばかり。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-02-02 21:24:25)
656.  ゾンビーバー 《ネタバレ》 
ストーリーは極めてシンプル。汚染物質で狂暴かつゾンビ化したビーバーが人間を襲い、襲われた人間も狂暴なゾンビーバー化してしまうというお話し。邦題の「ゾンビーバー」はまさかの原題どおり。  そこに何やかやと肉付けしている訳なのですが、いきなりセミヌード大放出というサービスぶり。そして、どう考えても死亡フラグ第1号間違いなしと言った風情の彼女なのに、だんだんとまともなことを言い出してとうとうラストシーンまで生き残りかけるというのは見事に裏切られました。  皆さんご指摘のとおり、この御時勢にぬいぐるみにちょっと小細工しただけのゾンビーバーと、軽くメイクしてマウスピース付けた感じのゾンビーバー化人間は、確信犯的な演出。冒頭に登場し事件のきっかけを作る運送屋さんがラストも締めてくれたり、お約束的NGシーン集が付いてたり、やっぱり純粋にコメディ作品なのかな?キモイことはあっても決して恐くはないです。  ゾンビ作品として諸手を挙げて称賛出来ないまでも、コメディ作品として笑えてしまったこともあり、悩んだ末に5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-17 16:05:51)
657.  ホワイトアウト(2009) 《ネタバレ》 
冒頭の50年前の旧ソ連軍機墜落事故から、同機が積んでいた何かとんでもなく貴重、あるいは高価なものを巡り、宝探しのようなストーリーが展開されるのかと思いきや、意外とシンプルにサクサクと展開。南極基地という閉鎖空間のお話しであり、職員の殆どが避難してしまって登場人物も激減してしまう中、犯人候補が少な過ぎてミステリーとしての楽しさも激減。もう少し大勢でお宝を奪い合うとか、ひねって欲しかったというのが正直なところです。まさに可もなく不可もなく。決してつまらなくはないので5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-07-24 22:43:58)
658.  ポラロイド 《ネタバレ》 
そのカメラで写されると謎の死を遂げる、という設定は何となく既視感を否めないものの、ポラロイドカメラならではの、画像がその場で、しかも徐々に現れるという特性によって表現する恐怖は新鮮かな。呪われた写真を処分しようにも、燃やそうとすると被写体である友人まで燃えてしまうとか、細部までいろいろと拘りを感じる作品ではあります。同監督が制作しスペインの映画祭で好評を博したという元ネタの短編は未見ですが、そちらの方も観てみたいという気持ちが起きました。短編でメインテーマを凝縮した方が恐ろしさが増すような気がします。この長編の方は、ヒロインのキャラクター設定とか、友人たちとの人間関係とか、ありがちな感情移入不能な登場人物たちの無謀な行動パターンとか、短編作品に長編化するために肉付けを重ねていったのかなと感じてしまう部分もあり、今一つのめり込むことが出来なかったというのが正直な感想です。個人的には、久々にXファイルのスキナーFBI副長官ことミッチ・ピレッジに出会えたのが一番嬉しかったかも。残念な退場の仕方でしたが…。迷いに迷って5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-06-24 22:51:54)
659.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 
映像的にはいつもながらの迫力満点さ。でも、そこまでかな。決して退屈はしないんですよ。でも、殆ど感情移入できない。人間の登場人物にはね。ストーリーとしては特に斬新な部分はなく、展開は予定調和の嵐。これは最早「ジュラシックパーク」とは別物と割り切るべきです。前作もそういう意味では同じですが。ただ、マルコム先生のスピーチが今の時代を映しているかのように感じられ、妙にラストを締めてくれていたのが印象的でした。
[地上波(吹替)] 5点(2020-07-25 18:26:14)
660.  シンクロナイズドモンスター 《ネタバレ》 
酷評するには勿体なく、絶賛するには物足りな過ぎる。一体何なんでしょ、この作品? アイディアは面白いです。確かに最初にオチを思いついちゃったのかもしれない。でも、純粋SFとかパニックとかにするには薄い。じゃ、ヒューマンとかラブコメとかブラック要素とかどう?なんて考えてるうちにてんこ盛りになり、どっちを向いたら良いのか判らない作品に落ち着いたという感じか。いや、それじゃ落ち着いちゃいないか?それぞれの側面から切り分けてみれば、そんなにつまらないわけでもないのだけれど… ただ、メインとなっているモンスターとのシンクロエピソード。あっちの国に行って逆転というアイディアは意外性もあって良かったけど、そもそも幼少の頃の雷で何故こんな事態を招いたのか?何故に韓国?もしかして、シンクロの大元は2人の持ってる精神的なというか感情の発する強大なエネルギー?だったらまさかのミュータント?などなど、突っ込みどころを論じ合って楽しめる作品かも。 評価が難し過ぎて5点献上です。(暫定的かも)
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-08-28 10:07:19)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS