821. アウトロー(1976)
インパクトのあるソンドラ・ロックの白いお尻!んーでもボディダブルってヤツかも~。ってそんなトコばっかりしっかり覚えてる自分が情けない・・・。イーストウッドのガンマン、っていうのは、もう鬼に金棒、安心安全な世界なのですが、それゆえ、えーと「アウトロー」のイーストウッドは・・・?という感じで、この映画独自のイーストウッドの印象が薄い気が。普通に面白い西部劇だった、というところにとどまっております。 6点(2003-11-25 14:22:27) |
822. アウトランド
真空中で「もばぁ~!」と膨張死しちゃう映像がインパクトありますが、映画はフツーに楽しいSF西部劇映画。カッコ良さとは無縁の、無骨なデザインに囲まれた世界に展開する対決物語にハラハラドキドキ。まー、最強の敵との一大対決!という訳にはいかず、決死の覚悟のワリには・・・という感じではありましたけど。 6点(2003-11-25 14:07:18) |
823. 愛と喝采の日々
《ネタバレ》 シャーリー・マクレーンとアン・バンクロフトの格闘シーン! バレエシーンで鏡に映る、布を被せて一生懸命隠してあるカメラ! と、今となってはヘンなところばかりが記憶に残る映画です。恋を選んだ女と、夢を選んだ女が、意地になって一人の娘を「こっちへおいで~」とひっぱりっこしたら、その娘はどっちもさらっと両立してみせるのでした、というシンプルな物語を、なんだか過剰な量のドラマで描いた感じがしました。映像が綺麗な映画でしたけどね。 [映画館(字幕)] 6点(2003-11-25 12:53:23) |
824. アイズ ワイド シャット
後年のキューブリックは、自分の才能と自分が撮りたい素材とが一致していなかったんじゃないかな、と思います。この映画、キューブリックでなければ、といったものではない気がしますし、むしろキューブリックらしさがジャマをしちゃってる映画なんじゃないの?とも思ってしまいます。この題材ならば、もっと猥雑に、俗っぽく描いた方が効果的だったのでは?と。でも、キューブリックのセンスが、それを許す訳もなく・・・。そうそう、仮面が象徴するものがシンプル過ぎて、もっと裏の裏の裏くらいまで考えてみようとして挫折・・・。 6点(2003-11-25 12:44:57)(良:1票) |
825. アイス・エイジ
《ネタバレ》 今はもう、この世界からいなくなってしまった動物達の物語。クセのあるデザインには、ちょっと馴染むのに時間がかかりましたが、ディズニーともドリームワークスとも違う、シンプルなタッチもこれはこれでいい感じ、と思いました。舞台やキャラクターが限定されていて、広がりをあまり感じさせないのは惜しいのですが、時代を軽やかに跳躍してみせる、でも物語にはちっとも絡まない「ヤツ」が最高で、「ヤツ」の姿を見るだけでも価値ありな映画でしょう。 [映画館(吹替)] 6点(2003-11-25 12:37:51) |
826. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 これからクライマックス突入、と思った、その瞬間、映画は突如、怒涛のハッピーエンドに。「ええ~?」って感じでした。ダコタちゃんにゃ泣かされましたけど。彼女のプロモーション映画&ショーン・ペンの多彩さを見せる映画として見れば、なかなかいいカンジ。現実として捉えた時に、じゃ、どうするの?という問題に対して、明確な答えが出せている映画、そうはないのも事実ですしね・・・。 6点(2003-11-25 12:03:37) |
827. スター・ウォーズ
当時、東洋一だったというシネラマスクリーンの、そのいちばん前のど真ん中に座って見たんです。1年以上待ちに待った宇宙大冒険活劇。見終わって、「え?」という感じ。チープでした。カット割り細かすぎでちっともしっかり見たいところが見えませんでした。結構グロでした。お姫様が美人じゃありませんでした。「なんで?」と自分の目が信じられなくて、そのままその日は4回続けて見たのですが、やっぱり、自分が期待していたモノとは大きくかけ離れていました。でも、その後、LDで見ると結構面白くて、何度も何度も繰り返し見ました。ただし、最後のデススター攻略部分ばっかり。公開までジラし過ぎて公開時には、既に旬を過ぎちゃってた、というのが当時の印象でした。 6点(2003-11-25 10:14:16) |
828. ガンシャイ(2000)
《ネタバレ》 私は意外と好き。あんな屈強なボディ持ったリーアム・ニーソンが精神的によわよわ~、お腹ピー、って、なんかバリバリ共感しちゃいます。ポスターやプログラムでは一人で映ってるサンドラが、実はあまり大きな役じゃなくって、インチキ!って感じではありましたが、クライマックスでの、よわよわ仲間大活躍に、「おおっ!ツボにキタ!」って感じでした。 6点(2003-11-23 23:14:51) |
829. エアポート’77/バミューダからの脱出
一般の旅客機じゃなくて、個人所有の専用機、という設定がちょっと退屈。お金持ちのジャンボが~!って言っても、あんまり同情できないものね。でも、密閉された閉鎖空間のイヤ~な感じというのはよく出てますし、ヘンに色んなスペクタクル要素を盛り込まず、脱出、救助だけに絞っている分、じっくり楽しめました。最近の映画、色々サービスたっぷりに盛り込み過ぎるから、どんどんウソっぽくなるんですよね。まあ、着水時の衝撃にジャンボがあんなにしっかりと耐えられるのか?という疑問は残りますけれど。 6点(2003-11-23 19:42:29) |
830. ジョーズ'87/復讐篇
《ネタバレ》 あれれ「3」と話が繋がってない。パラレルワールド状態です。「3」はなかった事にしてちょーだいね、ってコト?しかも、今回の鮫、追いかけてきちゃうの。遠く離れた海でも。もはや鮫じゃなく、怨霊。まあ、そのワリには簡単に死にますけど。だけど、日本公開版の、ぐさーっていうラストはともかく、アメリカ公開版の、意味も判らず突如爆発(しかも「1」の映像使いまわし)に、アメリカの観客は納得できたのかなぁ?と、そんなこんな、ケチを付けつつも、そこそこの点数を付けたのは、「1」の世界から時が流れ、20年後のアミティが、署長夫人が描かれるところに、ちょっと感傷気味になっちゃったから。シリーズをずっとリアルタイムで追ってきた身にとっては、この映画、感慨深い(だけど悲しい)到達点でした。 6点(2003-11-23 15:21:42) |
831. チキンラン
長編な分だけ、「ウォレスとグルミット」に比べると密度がなくなっちゃったような感じでした。クレイアニメという特殊な映像表現は、見た目のインパクトが重要ですから、あんまり長いと、見ている方は「それが当たり前」って感じに慣れていっちゃうんじゃないでしょうか。だから、その驚きが消える前にスッパリ終わらせるか、さもなきゃアニメの技術以上に楽しませる物語を用意するか。この映画は、物語の飛躍がもう少し必要だったんじゃないかな、と思いました。 6点(2003-11-23 13:34:44) |
832. アパッチ砦・ブロンクス
《ネタバレ》 ラストのニューマンの跳躍ストップモーションは凄いですねぇ。でも、中身は「おまわりさんはつらいよ」な、かなり地味な映画。夢物語ではなくて、現実に向き合っている分、見ているこちらも重苦しい気分になってしまって、終わってああスッキリ、という訳にはいかない感じで。ニューマンには英雄でいて欲しいな、なんて思ったり。 6点(2003-11-22 23:51:13) |
833. カラーパープル(1985)
映画を見た時、めちゃくちゃ泣けた記憶はあるのに、すっごいいい映画だと思ったのに、今印象に残っているのはコスモス畑の中を駆けてたり、コスモス畑の中で「せっせっせ」をしてたりと、まー、断片的映像ばっかりだったりして。今振り返ってみれば、スピルバーグには不向きな題材だったのでしょうね。いい映画、で流されちゃいけない筈の物語、上手くまとめてナンボの映画じゃない筈だったのですから。 6点(2003-11-22 21:28:55) |
834. 地上より永遠に(1953)
「パール・ハーバー」の元ネタみたいな映画ですが、数億倍マシな映画となっております。単純に人が死んで悲しいとか、誰それが悪いとかじゃなくって、戦争を背景に、様々な人の様々な感情が生み出す悲劇を描いています。でもラストシーンは、「男ってバカ」って結論に達したような・・・。 6点(2003-11-22 21:19:29) |
835. 9時から5時まで
今の時代でもそのまんま通用しちゃう映画です。万国共通のネタなのでしょう、上司に恵まれないOLの話、って。あんなことしてみたい!というフラストレーションを解消してくれる映画。単純に笑わせてくれます。まあ、あの上司の結末は、ちょっと可哀想でしたけどね。 6点(2003-11-22 20:42:10) |
836. ゴースト&ダークネス
宣伝だとまるで未開の地に鉄道を敷く苦労物語、みたいに思えるのに、実際の中身は「ジョーズ」の流れを汲む映画でした。宣伝ミス?「ジョーズ」タイプとしては良く出来てる方、って感じで楽しめました。もう少しライオンが怪物っぽさ爆発!(全長8メートルのライオンとか、口が裂けてて牙が100本くらい並んでるとか)な方がいいんだけどな、とも思いましたが、実話の映画化ですから、そうもいかないんでしょうね。 6点(2003-11-22 16:31:25) |
837. 狼たちの午後
笑えるけど悲しい映画。ダメなヤツは何をやってもダメ、みたいな。共感を得られても、それは名誉なんかじゃなくって、同情だったり。後半、かなりダレた展開だった気もしますが、まあ、娯楽映画フォーマットの映画じゃないですし。音楽もなしにプッツリ終わるエンディングが印象的でした。 6点(2003-11-22 14:55:15) |
838. A.I.
《ネタバレ》 映画は最初に人間の視点でロボットを見ています。デイヴィッドにも作られたモノゆえの違和感があります。しかし、映画が進むうちに、段々とロボットの視点に移行している事に気付きます。観客は人工知能の心に移ろいゆき、そして最後には、ロボットの視点で作られた人間を見る事になる・・・。この流れのために、映画はシンメトリーの構造を成しています。冒頭の作られたアンドロイドはラストの作られた母親に繋がり、コールドスリープ状態の「本当の息子」は、2000年凍りついたデイヴィッドに繋がり、溺れる息子は海に身を投じるデイヴィッドに繋がり、と。そこから見えてくるのは不確かな人間の心。ちょっとした情報の入力で揺らぎ、移ろいゆく、愛の普遍性に投げかけられた疑問。人類が滅亡する事で、デイヴィッドの人間としてのアイディンティティーが認められるという皮肉な展開も含めて、スピルバーグらしからぬ毒をたっぷり含んだ映画となりましたが、残念ながら視覚から得られる映像的刺激に乏しく(なんて俗っぽい美術デザイン!)、退屈さはいかんともしがたいのでした。 6点(2003-11-22 00:08:48) |
839. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 これって、アンフェアな映画じゃないかなぁ。まるで、真剣勝負してる最中に後ろからハリセンで叩かれるドリフのコントのような。延々とウソの映像見せられて「わーい騙されてやんの」って言われてもねぇ。「ナイル殺人事件」みたいに、いろんな映像を見せて、さて、ウソはどれ?っていうのならともかくねぇ。面白かったけれど、なんか技法に釈然としないわだかまりが残っちゃいました。 6点(2003-11-21 23:25:26)(良:2票) |
840. 風と共に去りぬ
初めて映画館で見た時、感動的な大作だと思いました。ちょっとヒネた頃テレビで見た時、これはコメディか?と思いました。今になってDVDで見ると、これだけの映像、撮るの大変だっただろうなぁ、とか、後編は脚本が整理されてないなぁ、とか、技術面ばっかり見てしまって。映画史に残る金字塔である事に異論はありませんけれど、今の時代に、この映画を他の映画と同様に語ってしまうと、どうしても評価が辛くなっちゃうのも事実かと思います。 6点(2003-11-21 21:36:45) |