861. ケープ・フィアー
《ネタバレ》 ○一体何が言いたいのかという主張に一貫性はあまり感じられなかったのが残念。最後はサスペンスアクションになってしまった。○バーナード・ハーマンのスコアを使ったということで、サスペンスに映える曲調は流石であった。○結局のところ、復讐する男デ・ニーロという彼頼みの映画になってしまった感はある。当時絶賛されていたというジュリエット・ルイスだが、それほどかなぁというのが正直な感想だ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-01 19:58:13) |
862. 北北西に進路を取れ
《ネタバレ》 ○ヒッチコック映画を何本か観れば、この映画がどんな結末を迎えるのか分かってしまうのではないか。主人公の男が訳も分からぬまま事件に巻き込まれ、途中から出てくる金髪美女が助けてくれるというお決まりの展開である。○各シーンの繋ぎが構成上不自然に見える。○いつものヒッチコック作品と比べるとコメディは控えめだったな。 [DVD(字幕)] 4点(2010-01-01 19:41:05) |
863. 黄色いリボン
《ネタバレ》 ○良くも悪くもジョン・ウェインの映画。監督が誰とかそんなに関係ない。葛藤こそ描かれているが、上手くいくのが見え見えだ。○いろんな意味で失礼に当たるかもしれないが、昔版スタローンと言っても過言ではない。○一方で、耳に残りやすい音楽は爽やかでだった。 [DVD(字幕)] 4点(2010-01-01 11:51:57) |
864. コーチ・カーター
《ネタバレ》 ○どこまでが実話なのか分からないが、生徒の親や地域の人々が悪役過ぎる。コーチが主役と言う観点ならベタな話だった。○サミュエル・L・ジャクソンはさすがという印象。他の生徒たちも悪くなかった。○他のレビュワーも指摘しているが、何度か画面に映っているアジア系が一切触れられていないのがもの凄く気になった。○長さもそんなに感じず観られたが、その面白さは一回で十分であった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-01 10:58:34) |
865. パブリック・エネミーズ
《ネタバレ》 ○1930年代アメリカ舞台のギャング映画を僕の好きなマイケル・マン監督が撮るという事で期待したが、それほどでもなかった。○マン監督の前作「マイアミ・バイス」と同じくはっきりとしたヒロインが出てきたが、マン監督の映画の出来は女性がスポットを浴びるか否かに懸かっている気がする。○ジョニー・デップ演ずるジョン・デリンジャーは案外存在感が薄かった。ビリーとの恋愛描写にしても、パーヴィスとの駆け引きも印象に残らない程度のものだった。○ちょい役の出演者が多いため、終盤は何人か誰それ状態だった。○銃撃戦はマン監督らしい相変わらずの出来栄え。ただ、時代の流れはジェイソンボーンシリーズに始まる手持ちカメラによる手振れ。使い方が中途半端だった気がする。 [映画館(字幕)] 4点(2009-12-22 09:46:32) |
866. ジャスティス(1979)
《ネタバレ》 ○正義と言う大枠ではあるが、何に主題を置きたいのか見えづらい作品だった。○相棒の話や、無実の罪で捕まった男の話、同業界の彼女、そして主題であったはずの権力と正義の間に立たされる主人公…エピソードを詰め込みすぎた。その割りに何が言いたいのか分からないヘリコプターのシーンはあるし。でも2時間以内という上映時間。○主要キャスト3人はさすがの存在感。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 23:36:20) |
867. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 ○「M:I-2」がトム・クルーズのPVなら今作はプラピ&アンジーのPVだな。それでもやはり彼らはスターだと認識させられる。○ストーリーにまるでドキドキ感がなく、どんどんジョン・ウーの映画みたいに見えてきた。○「ボーン・アイデンティティー」で評価を高めたダグ・リーマンだが、アクションシーン他、シーン毎のアレンジがあまりなく陳腐な印象。テンポが良いのが救い。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 23:32:12) |
868. アビス/完全版
《ネタバレ》 ○完全版ということで少々長いが、昔にテレビで観た通常版よりかは作品に深みがある。○通常版でも感じたことだが、終盤は「2001年宇宙の旅」を意識したのだろうか。○ドラマこそもう一つなんだが、それぞれのキャラがしっかりしている。○エド・ハリスのファンには彼が主役とはたまらないだろう。マイケル・ビーンも以前にはない極太なキャラを見事に演じている。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 23:28:40) |
869. ボーン・コレクター
《ネタバレ》 ○非常に後味の悪い映画。セルマを殺すなんて許せなかった。○効果的な伏線もなく、辛うじて覚えている程度の人間が犯人で、動機があからさまにとって付けてあり、接着部分があまりにも不自然。○デンゼル・ワシントンは動きまわろうが、じっとしていようがさすが。存在感を存分に見せ付けている。○アンジェリーナ・ジョリーは意図的なキャスティングにしても飾りのような存在でしかなかった。 [DVD(字幕)] 3点(2009-11-29 23:23:34) |
870. ミニミニ大作戦(2003)
《ネタバレ》 ○リメイクだが、大枠しか倣っていない本作だが、オリジナルに軍配。○やはり裏切りが取って付けた感があり、ラストもうーんと言う感じ。○シャーリーズ・セロンはこの手の映画にもってこいの美人。マーク・ウォールバーグはやはり主役ではないなと感じた。エドワード・ノートンは役が「スコア」と被った。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 17:41:22) |
871. さよならゲーム
《ネタバレ》 ○変に栄光とか感動を描いていないのは良い。○スーザン・サランドンの役どころと恋愛要素がいまいち掴めなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 17:37:52) |
872. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 ○定番のスポコン映画。対立構造といい、展開といいかなりベタ。メインのストーリーに入っていくまでがちょっと長い。○バート・レイノルズは適役。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 17:07:30) |
873. マルコヴィッチの穴
《ネタバレ》 ○生と死を暗示するオープニングから出てくるエピソードたちを集約しながらマルコヴィッチの穴へと進んでいくプロットは面白い。○ちょっとした思いつきなのかもしれないが、マルコヴィッチ本人が穴に入った時のマルコヴィッチだらけのレストランはわろた。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 16:50:25) |
874. ラウンダーズ
《ネタバレ》 ○なんか何が言いたいのかよく分からない映画だった。単に自業自得のような気が…○相変わらずエドワード・ノートンの芸達者振りには唸らされる。はっきり言って、当時のマット・デイモンでは太刀打ちできないレベルだ。訳の分からんロシア人を演じているジョン・マルコヴィッチもさすがだが。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 12:10:06) |
875. ザ・シークレット・サービス
《ネタバレ》 ○器用貧乏のイメージのあるペーターセン監督の娯楽作。やはり娯楽作と言うことであちこち手を出したら並の娯楽作になってしまったと言う感じだ。○イーストウッドとマルコヴィッチの一対一だけで良いのに、存在感のない相棒に取って付けた恋愛要素。終盤の盛り上げこそなかなかだが。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 11:54:27) |
876. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
《ネタバレ》 ○大自然を存分に映した映像の割りに、ドラマの部分が結構薄っぺらい印象だった。○人はすぐに死ぬし、心はすぐに移り変わるし、付いていけなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 11:44:33) |
877. クール・ランニング
《ネタバレ》 ○手堅くまとめられたスポコンコメディ。○ド素人はこんなにすぐにボブスレーが上達するわけないという突っ込みは入れてはいけないみたいだ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-04 19:25:26) |
878. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 ○2回目の鑑賞。最初に観た時はそれほど感じなかったが、素晴らしいラブストーリーだった。○以前までイーストウッド主演に無理のある作品が続いたが、これは良い。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-02 15:29:21) |
879. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 ○中盤までの展開はなかなか良かった。イーストウッドらしく不条理な社会への反骨が見て取れる。○宇宙へ行ってからの展開がいまいち。やはり俺たち老人の方が凄いって言う描写がこれと言ってあまりなかった。○どの俳優もまだまだやれる。そう思うとこの映画の意味も出てくる。これからも頑張ってもらいたい。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-02 13:20:47) |
880. ブロンコ・ビリー
《ネタバレ》 ○この手の映画を監督・主演となると多少の胡散臭さはあるが、良質のドラマ・コメディになっていると思う。○各々の設定やシチュエーションが深い。○イーストウッドはアメリカ映画界から西部劇を消したくなかったんだろう。普通の西部劇とは違ったアプローチが良い。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-02 12:49:30) |