1041. ディープ・インパクト(1998)
人間のドラマ性を重視した彗星衝突を軸としたオムニバス的なストーリー展開は感動を誘い、同時期に公開された「アルマゲドン」よりは遥かに優れた映画に仕上がっている。しかしながら、題材のわりにはもうひとつ盛り上がりがなかったことも確かだ。基本的には、三様の人間ドラマを軸に構成されているわけだが、それぞれが散発的で一つの映画としてはまとまりがなかったように感じた。タイトルに対して、ストーリーにインパクトが無かったことが残念だ。 6点(2003-11-11 15:28:24) |
1042. スフィア
スフィアという未知物に対して精神的なアプローチは、非常に興味深く、映画的な面白さに溢れていたと思う。ただ細部がいまひとつ徹底されていないことが、テーマのわりに地味な印象の映画になってしまった要因ではないかと思う。3人のスター俳優のキャラクターや全体的なストーリーは独創的で良かっただけに、ディティールのきめ細かさの無さが惜しいところだ。 [映画館(字幕)] 6点(2003-11-08 23:48:38) |
1043. G.I.ジェーン
ただひたすら女性海兵隊員のデミ・ムーアがしごかれまくるというストーリー展開は、ある意味かなりマニアックである。文字通り体を張ったデミ・ムーアの熱演はインパクトがあり評価に値するが、女優として魅力的ではなかった。「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセンが鬼上官役で存在感を見せている。 6点(2003-11-02 19:35:57) |
1044. ブレーキ・ダウン
日常のふとした破綻による誰しもに起こりうる恐怖が実に巧く描かれている。スピルバーグの「激突!」にヒントを得ていることは明らかだが、より迫った人間の醜悪さを表現している分、今作の方が恐怖感は大きい。 [映画館(字幕)] 6点(2003-10-31 21:15:53) |
1045. 世にも不思議なアメージング・ストーリー
オムニバスで気軽に観れるスタイルがそれぞれの作風にあっていて良かった。特に一話目のクライマックスは、アメリカらしいファンタジー性を見せてくれて、子供心にとても楽しかった。 6点(2003-10-31 12:48:31) |
1046. JM
あまり売れなかったけど、非常に可能性のある作品だったと思うし、事実面白かったと思う。全体的な演出がチープすぎたのが敗因かもしれない。しかし、登場人物のキャラクターや、ストーリーの核は斬新と言えるものだった。敵役にビートたけしを配したあたり、かなりセンスの先見性を感じるのは私だけか?今公開すれば、もっと売れた映画かもしれない。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-31 11:55:39) |
1047. アルカトラズからの脱出
他の有名な脱獄映画に比べると、全体的に派手さはないが、だからこそ生まれたリアリティは秀逸で緊迫感はあった。地道にコツコツと脱獄を図るストイックな主人公は、クリント・イーズトウッドにはハマリ役で巧い演技だった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2003-10-30 17:15:27) |
1048. 陽のあたる教室
非常に感動的な話ではあるが、映画としてはインパクトに欠ける。この手の映画にインパクトなど必要ないと言えるかもしれないが、やはり映画にするにはするだけの見応えは必要だと思う。これくらいであればテレビドラマで充分事足りるものではないか。 6点(2003-10-30 16:55:51)(良:1票) |
1049. 大逆転(1983)
エディ・マーフィ、ダン・エイクロイド、ジェイミー・リー・カーティスと、笑いをとらせたらハリウッドトップクラスの3人の掛け合いは、流石に可笑しい。テンポ良い展開によるストーリーも爽快で後味が良い。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-30 16:41:44) |
1050. ケープ・フィアー
盲目的に危険物ロバート・デ・ニーロに惹かれるジュリエット・ルイス演じる少女が危なっかしくて見ていられない。モンスターばりに一家族を恐怖に陥れるデ・ニーロのインパクトは強烈。さすがは盟友マーティン・スコセッシ、デ・ニーロの本質的な巧さを引き出す手腕に長けている。 6点(2003-10-30 16:30:31) |
1051. ニック・オブ・タイム
あまりに普通のキャラクターに、この主人公は本当にジョニー・デップかと思う。確かに個性が無かった分、デップが出演する意味はなかったかもしれない。しかし、映画的には時間制限を全面に押し出した緊迫感のあるサスペンスに仕上がっていると思う。全体的にB級テイストであるが、下手にきっちり作るよりは味わいがあったと思う。 6点(2003-10-29 14:19:53) |
1052. プレデター2
前作とは一新したスタイルは、続編にありがちな二番煎じ感がなく良かったと思う。前作のジャングルから都会に舞台を移すことで、姿が見えないというプレデターのキャラクターがより生かされ、恐怖感という点では広がりが出ている。前作は謎の多いまま死んでしまったプレデターだが、今作でいくつかの謎が明かされるのも興味深い。 6点(2003-10-28 14:43:09) |
1053. トイ・ストーリー
今や当たり前のように作られているフルCGのアニメーションは、クオリティも高く革新的であった。しかし、個人的にはやはりディズニー映画といえば古典的なアニメーションに愛着があるので、作品に深みは感じなかった。技術の高さは嫌というほど分かるが、内容は子供向けという域を出ていないと思う。 6点(2003-10-28 10:26:40) |
1054. ボルケーノ
パニック災害映画の王道という展開で、ストーリー的にはありがちと言えるものだが、最低限楽しめるだけのクオリティは保っている。溶岩のCGは非常に熱そうで良いできだったと思う。 6点(2003-10-28 10:20:27) |
1055. マーヴェリック
珍しくコメディ映画に出演しているジョディ・フォスターが可愛らしく魅力的だった。3人の登場人物による騙し合いが最後の最後まで痛快だった。「娯楽映画」という言葉がぴったりな映画だった。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-28 09:58:29) |
1056. アライバル-侵略者-
ビデオ映画並のB級っぽさはあるが、映画全体の出来は悪くなかった。むしろある種のチープさがストーリーに合っていたように思う。あまり大作には出演できないチャーリー・シーンであるが、こういった雰囲気の作風にマッチするキャラクターも俳優として重要なものだと思う。 6点(2003-10-28 01:10:39) |
1057. 花嫁はエイリアン
やはり、本質的によく出来た映画というものは、有名でなくても、ヒット作でなくても、観た人の心に強く残るものだということを実感させる映画だったと思う。キャスティング的にはスターが顔を揃えているが、ほとんど名の知られていないこの作品は、小気味いいキャラクターとストーリー展開で、不思議なインパクトを残すB級映画の秀作である。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-26 14:33:13) |
1058. コンタクト
斬新な宇宙人との接触方法は興味深かった。ゼメキス作品にしては、全体的に色のトーンが低く、寒々しい感じは主人公の心理が反映されているようで良かったと思う。思わず笑うしかない日本の描写がなければ、もっと崇高なイメージの映画になっていただけに残念。 [映画館(字幕)] 6点(2003-10-25 13:21:16) |
1059. 乱気流/タービュランス
全然期待していなかった分、意外に見応えがあり満足度は高かった。こういう映画は多発されているけど、何か一つ秀でたものがあれば、それなりに面白くなる種類の映画だと思う。今作の場合はやはり、悪役のレイ・リオッタの異常ぶりが加点部分だった。 6点(2003-10-23 16:34:24) |
1060. インナースペース
名作「ミクロの決死圏」と比べてしまうと、やはり今作の安っぽさは否めないが、それなりに楽しめるエンターテイメントには仕上がっていると思う。 6点(2003-10-23 11:25:29) |