101. シービスケット
前半、ジェフ・ブリッジスとクリス・クーパーが焚火を囲んで話すシーンに自然と目頭が熱くなった。目で物語る演技をちゃんと見せてくれる。ジェフ・ブリッジスが『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』の頃と比べて肌ツヤはなくなったけど色気は落ちてなかったのが嬉しい。世界一煙草の似合う俳優だと思う。/ウィリアム・H・メイシーのラジオDJはよかった。本物のDJかと思っていたら『ウェルカムトゥコリンウッド』でマヌケな泥棒演じてたあの俳優だった。芸が広い。 7点(2004-10-14 23:44:24) |
102. タイタンズを忘れない
《ネタバレ》 一致団結と見せかけて合宿の後でまた問題が起こったり、決勝の直前にハプニングがあったりして常道なのに飽きさせない展開はうまいと思う。 7点(2004-10-08 22:14:06) |
103. ファインディング・ニモ
字幕と吹き替えで迷ってしまって、結局交互に切り替えながら見てた。 ディズニー映画で字幕だと味気ないし、吹き替えのノリさんの声は違和感があるし。吹き替えに、しかも主役にタレントを使うのはNGだと思う。でも、ストーリーは楽しめた。子持ちならもっと感動できたと思う。 7点(2004-09-04 22:50:29)(良:1票) |
104. キューティ・ブロンド
いちばんよかったのは、エルの人当たりの良さ。美容院の店員や恋敵にさえ 、分け隔てなくやさしくできる。そんなエルの心のでっかさが印象に残った。 7点(2004-08-31 11:21:54) |
105. トレーニング デイ
《ネタバレ》 最後までアロンゾはよくわからない男だった。 用意周到な割にはどうしようもなく短絡的面もあるし、アウトローな割りに胡散臭い偽善者の一面も見せる。 だけどこの煮え切らなさが妙にリアルだと思う。 並みの役者が演じてたら、わけのわからんうすっぺらな悪徳刑事にしかならなかったはずのキャラだろう。それがデンゼル・ワシントンが演じると、アロンゾに人の奥深さを感じてしまう。さすがだ。 [映画館(字幕)] 7点(2004-05-18 22:43:09) |
106. フェイス/オフ
確かに見応えはある。だけど違和感がある。 この題材に出演がトラヴォルタとニコラス・ケイジ。 ヒットは約束されたお膳立てにジョン・ウーのテイスト。 安くて旨い町の中華店のオヤジがなぜか、一等地で最高級の食材を使った料理を 作っている違和感に似ている。フォアグラにマヨネーズ。いや確かに旨いと思うけど・・。 [地上波(字幕)] 7点(2004-03-20 12:08:12) |
107. アマデウス ディレクターズカット
やつれた表情とは対照的に目だけは異様にぎらついたエイブラハムの表情はまさにオスカーを得るにふさわしい。冒頭の神父と老人との対話のシーンでこの映画が持つ、ただならぬ力を垣間見た気がした。この映画を見ながら天才と凡庸について考えさせられた。モーツアルトの自分の作品に対する絶対的な自信。これが天才たる所以なのかも知れない。 7点(2004-03-18 17:11:31) |
108. 許されざる者(1992)
許されざれなくもなくはない者。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-14 15:14:22) |
109. アベンジャーズ/エンドゲーム
引き分けでいいじゃん。 [DVD(字幕)] 6点(2020-07-19 06:16:16) |
110. テッド
《ネタバレ》 あくまで愛らしいクマのぬいぐるみはつかみでしかなく、中身はおそろしいほど馬鹿馬鹿しいマニアックな映画。タランティーノやエドガーライトのように好きな映画をパロディにして昇華させるならまだしも、この映画の場合、分かる人にだけ分かってほしい事をまんまぶっこんでみましたという感がある。自国のアメリカでさえネタの半分はすべってたらしいのにましてや日本でよく上映できたな。その愛らしいクマのぬいぐるみでさえ、わりと簡単にちぎられたり、中身の綿を見せたりするところから、これもう確信的で、クマの声を担当している監督にとってあくまでテッドは自分自身で、擬人的なギャップや友情シーンは映画の体裁を整えるためでしかないんだろうと思う。字幕を担当した町田さんによれば「くまもん」は当初「熊田曜子」だったが配給側に止められたらしい。熊田曜子のほうがこの映画らしくナンセンスで笑えたのに。 [DVD(吹替)] 6点(2014-02-03 19:43:49) |
111. ザ・タウン
ベン・アフレックは「ヒート」に影響を受けたというが、かすかな物音を聞いて仕事を辞めるデニーロの何を見ていたのか。「美学」も「漢」も「プロフェッショナル」も感じられない。世を憂れるベン・アフレックが腐女子の歓心を誘うだけ。ただそれでも一定水準の作品に仕上がっているのは編集の力だ。編集者を調べれば「マグノリア」や「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を担当していて納得。映画は引き算の芸術というがさもありなん。 [地上波(字幕)] 6点(2013-05-25 01:53:50) |
112. レスラー
《ネタバレ》 この手の映画は復活劇のカタルシスがないと自業自得という身も蓋もない教訓しか残らない。現実にはありえそうもないハッピーエンドか、身も蓋もないリアリティか、ハリウッドかヨーロッパか。もちろん前者でしょ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-29 19:37:07) |
113. 閉ざされた森
一言で言うと「ちょ、ちょ待てよ」 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-06 22:04:04) |
114. アポカリプト
《ネタバレ》 子供の数がステータスなんだなとか、道化を作ることで人をまとめている親父やるなとか、これから始まるだろう壮大なスペクタルを期待した。おかしいと思い始めたのはやたら長い連行シーン。主人公が逃げだした時点で時間がすでに3分の2を経過したとき、これは壮大な雰囲気を匂わしただけの『走れメロス』と気づいた。妻子を森へ逃がさず、分かりやすい穴の中へ隠したのも納得。本筋で肩透かしをくらいながらもディティールは凝っている。売れなかったばあさんの哀愁とか、扇動者は日蝕に気づいているふしとか、いいもん食ってそうなデブのガキとか。生贄シーンより水の中の出産のほうがなによりのインパクトがあった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-16 22:23:59)(良:1票) |
115. アパートの鍵貸します
10年前に初めてみたときはハートフルコメディの印象だったはずが、今はブラックユーモアにあふれた印象に変わっている。思うに当時はクラシック感とビリーワイルダーの付加価値に魅入っていた。今ではワン・オブ・ゼムとして、要は悪いことをしたければ偉くなってからやれ(バレずに)っていう、本質的な腹黒さを描いた作品のひとつになった。まぁ結局自分の見たいようにしか見れないんだな。英語のニュアンスが分かればまた印象も違ってくるだろうし、小津を英語字幕でみているようなもんだから。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-13 13:53:17)(良:1票) |
116. 落下の王国
鉄橋で蒸気を噴出する機関車を見上げるオープニングシーンは、この映画を借りて良かったと思わせるのに充分だった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-05-06 11:45:05) |
117. インテリア
《ネタバレ》 才能はなくても表現の術を知る長女。直感力はあっても表現の術を知らない次女。売れない女優ながらも自分と折り合っている三女。そして、完璧でなければ死を選ぶ芸術家の母。最も悲劇なのは次女で、怖いのは自分が何者か知らないこと。 [DVD(字幕)] 6点(2009-04-15 23:46:08) |
118. ショート・カッツ
省略の芸術に足し算を試みたが何も起こらなかったところか。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-22 19:42:48) |
119. ザ・プレイヤー
これが本当なら映画になるね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-16 00:26:20) |
120. バベル
銃は銃でしかない。 [DVD(邦画)] 6点(2008-06-11 01:11:16) |